QC活動は無駄で意味がない?QC活動の問題点と正面から向き合おう!

QC活動は無駄で無意味?QC活動の問題点と正面から向き合おう!

QC活動は時間の無駄で無意味である!
そう本気で思っているヒトもいます

実際に過去は盛んに実施されていた
QC活動も現在ではわずかだと思います

では本当にQC活動に取り組むことは
時間の無駄で無意味なのか?

今回はこういったQC活動の問題点と
正面から向き合うことで
キレイ事ではない実活動へと
進化していただくことを狙います

この記事を読み終えるまでの3分程度
しばらくお付き合いください♪

 

目次

QC活動が無駄で無意味と言われる理由

大まかに説明するなら理由は
以下の3つを挙げることができます

【QC活動が無駄で無意味な理由】
理由1:自主的な活動になってない
理由2:活動目的を見失っている
理由3:活動が形骸化している

この表現だけでは分からないため
それぞれ詳しく説明を加えていきましょう

 

理由1:自主的な活動になってない

このQC活動のいいところは
自ら職場を良くしていく面白さが
あげられます

でも実際に多くの職場では
上司がクチを挟んでくることが
多くなっています

まずテーマ設定について相談に行くと
『今回はこれに取り組んで欲しい』
指定されることがあるのです

なぜかというとQC活動で
チームが賞賛を浴びれば浴びるほど
その上長の評価が上がる要因に
なるからです

そのため解決して欲しいテーマ
そしてその解決方法を指定することも
往々にして発生します

自主的活動であるにも関わらずです

 

そのためチームメンバーに
自主性が育つことはなく
言いなりになるイエスマンの
評価が高くなります

こうなると要領の良い人間がさらに
うまく立ち回ることを学習する組織に
なっていきます

ま、それでお客さまに提供する価値が
高まっていけるのでしょうか?

こういったところが
時間の無駄で無意味だと言われる
理由の1つ目です

 

理由2:活動目的を見失っている

QC活動はあくまで自主的に活動して
そして自ら問題を解決するツールを
使いこなしていくことが目的です

そのことによって個人的、組織的な
問題解決能力を高めることが
期待されているわけです

変化速度が尋常ではない現代の環境で
安定して価値を提供し続けるためには
必要不可欠な組織能力と言えます

 

しかしこれを一部の管理職や
経営者の都合を優先したために
労働時間にカウントしないスタイルが
一般化してしまって
コストのかからない人材育成制度だと
大きな社会問題となりました

これは完全に素晴らしい活動目的を
見失ったために生まれた悲劇です

短期的利益追求目的にすり替わって
労働者側に負担を強いる活動だと
レッテルが貼られたわけです

こうして多くの企業はQC活動を
やめてしまった経緯があります

コストがかかるなら意味がないと
仕方がないから育成はあきらめようと

すべてはヒトによって
事業は運営されているというのにです

これが2つ目の理由です

 

理由3:活動が形骸化している

QC活動は活動報告が前提になります

それぞれの活動を総まとめすることで
次期活動の改善点を見つけるためです

しかしここで問題が発生します

発表のパフォーマンスを追求して
データの改ざんや虚偽を盛り込んだ
発表内容にするチームが出てきます

この発表内容を誰も検証しないのです

そのため活動そのものは形骸化し
発表内容がフィクションになります

もうこうなったら従業員側は
興ざめですよ、苦笑

 

QC活動に意味がなくなっている職場で起こっていること

これまで説明してきたような
状況が起こっている職場では
なにがお客さまのためか
誰のための活動だか、仕事だか
わかんなくなっていきます

迷路に迷い込むよう会社が仕向けて
いるのに等しい状態になります

 

これ、正直言って過去
悪巧みがすぎる頭のいいヒトが集う
大企業で多く起こった事件なんです

『白い巨塔』ではないですが
巧妙な駆け引きの派閥争いの世界
大きな組織の中の不毛なやりとり

そりゃ、時間の無駄だし
意味もないですよね、苦笑

 

でも安心してください
我々は違います

小さな組織、特に小規模事業なら
そんなバカバカしいことが起きにくい
構造を持っています

我々は問題に対して正面から
バカ正直に向き合っていけば
いいと思うんです

真面目に課題にがっりつ向き合い
真の目的を追求すればいいんです

そういう意味でこのQC活動は
中小企業向けの活動だと思うんです

いまこそ取り組むべき活動だと
個人的には感じているため
こうやってその素晴らしさを
お伝えしています

 

QC活動は無駄で無意味?QC活動の問題点と正面から向き合おうまとめ

役職者のためでもなく
経営者のためでもない

お客さまへの提供価値を最大化して
そのための経費を最小化する
そんなミッションを積極的に取り組む

そんな事業という
生活を豊かにする職場で
どんどんと活躍できる仲間を
増やしていきたいじゃないですか

だからこそとことんクソ真面目に
とことん一所懸命に向き合う仕組みを
設置していただくことを願っています

 

 

それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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