3s活動は無駄?目的の勘違いが生む誤解とその払拭方法について

IE手法7つ道具④動作分析(作業分析)PTS法のMTM法とWF法の違い編

3s活動の理解が進む初期段階において
おおよそ2割程度の割合で
反対の意見を持つヒトが
現れるのは普通のことです

『3s活動なんてやっても無駄だ!』
『意味のないことに付き合えない』
『もっと優先すべきことがある』
など、これまでの価値観を壊せない
そんなやっかいなヒトが必ず現れます

いえいえウチは全員が納得している!

そうなることが理想的ではあるけれど
実は表に出ていないだけで
水面下で放出して伝染しているなら
後に結構深刻な事態に
なる可能性もあります

そんな時にはいったい
どのように取組めばよいか?
何に気を付ければよいか?
払拭するにはどんな対応がよいか?

今回はそんなお話を進めてまいります

 

目次

3s活動は無駄!だと叫ぶヒトの特徴

実はその方は悪いヒトではないのです

むしろ良いヒトが多いです

『3s活動は無駄!』

こういった意見を持つヒトは
3s活動を推進する側にとって
なくてはならないヒトです

なぜなら、誰もが主張したい意見を
代弁してくれているからです

 

よく考えてみるとそうなんですねよ

多くの職場は今
パッと生まれたのではなく
以前から仕事場として定着してきた
ところがほとんどではないでしょうか

だとすると、これまでの間
大切にしてきたこと
優先してきたこと
重視してきこと が
すでに存在しているはずです

何かトラブルが起きてやり方を決めた
先輩方から受け継いできた伝統がある
これまでずっと心に置いてきたこと

その根底に根付いたカタチを
崩すことに抵抗している

 

だからいくら良いことだと思っても
新しい文化を『無駄だ!』と批判して
これまでの美学を貫こうとしている

何故みんなすぐ言うことをきくのかと
誰も言わないなら自分が言わなきゃと
これまで一緒に守ってきたじゃないかと
そう思っているとてもやさしい方です

なんだかありがたい存在ですよ
じーんと来るくらい温かいお話です

でもそれって3s活動を推進する側の
仕事が足りてないだけなんですよね

それはいったい
どういうことでしょうか?

 

目的の勘違いが生む誤解の正体とは?

未来を決める我々の行動として
2つの考えるべき方向存在しています

それは。。。
『守ること』『捨てること』です

これまで大切にしてきたことは
とても大事なことなのはわかります

しかし一方では、
一部を変えようと考えるヒトと
まったく変えずに守ろうというヒトと
2方向に分かれるはずです

前者はいいですよね
我々の発信を快く受けてめてくれます
しかし後者はどうでしょうか?
『新しくこうやります!』だけでは
納得しがたいものがあります

だって必死で守ってきたモノです
簡単に変えることは難しいですよ

つまり、どちらも職場は良くしたい
そう思っているのに
『良い職場』の定義の勘違いが
起こっていることによって
お互いの誤解が生まれているのです

これまでみんなで守ってきたことを
心の底から守ってきたことを
簡単に壊そうとしている

彼らは最大級のアラームを
鳴らしてくれているのです

さてでは、こういった時には
どう立ち振る舞えばよいのでしょうか

 

勘違いを払拭できる方法について

やはり議論を尽くす以外ありません

職場の中だけではなく
市場環境やお客さまの環境変化
そしてそれに応えていく重要性
そのために我々も少しずつ
変わっていく必要性があるのだと

まずはその状況を共有したうえで
どんな職場を目指すのか?を
一緒に考えてみてください

つまり、理想的な職場イメージを
あーだ、こーだと具体的に組み上げる

その過程でその方の妥協のない視点や
単純な疑問も含めて考えていけば
必ず素晴らしい未来像が描けます

ゴールを描けばやるべきことが
はっきりすると同時に
捨てることもはっきりします

そうなればもう彼らは逆に
誰よりも頼りになる存在と
なっているはずです

だって職場を守ろうと
体をはるヒトです

心底、納得をいただけるのであれば
こんどは3s活動の推進に対して
体をはってくれるはずですから

 

3s活動は無駄?目的の勘違いが生む誤解とその払拭方法についてまとめ

3s活動にはっきりと意見を言う方は
言えない方の意見の代弁者

これを味方につければ
その推進力は数倍に跳ね上がります

ぜひ、全社一丸となる活動へと
進化させることで、強い職場づくりを
進めていただけることを祈念します

 

それでは今日はここまで
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては企業発展のために
すべてはみんなの笑顔と元気のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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