QC活動とは?QC活動の理念と基本をしっかり押さえて改善効果を高める

QC活動とは?QC活動の理念と基本をしっかり押さえて改善効果を高める

QC活動をはじめてスタートする方も
もうQC活動は十分慣れたと思う方も
さらに理解を深めて押さえて欲しい
ポイントがあります

今回はそんなQC活動の基本を
改めてお伝えすることで改善効果の
最大化を図る

今回はそんなお話を進めてまいります

 

目次

QC活動の基本

QC活動の基本は1970年に発刊された
QC活動のバイブル『QCサークル綱領』
によって示されています

【QCサークル活動とは】
QCサークル活動とは、同じ職場内で品質管理活動を自主的に行う小グループのことである。
この小グループは、全社的品質管理活動の一環として、自己啓発・相互啓発を行ない、QC手法を活用して職場の管理・改善を継続的に全員参加で行なう。

この1つひとつの言葉の意味や
実際にできているかどうかも含めて
QC活動の検討する場などで
メンバーと一緒に再確認する機会は
かならず必要になってきます

会社によってはこの定義を無視して
ただの改善活動をQC活動と呼んでいる
職場も少なくなりません

これらQC活動の基本を把握するため
QCチームリーダーやメンバー向けに
QC教育を計画・実施するなどで
正しく理解してもらうことが大切です

 

QC活動の歴史

戦後の日本の高度経済成長期を
支えた日本製造業の品質は
高い評価を受けるようになり
現在もそのブランド力は
健在と言えるでしょう

その品質管理の高さを評価されたのが
このQC活動によるところが大きいと
言われています

そもそもQC活動は品質管理の専門誌
による企画から始まったものでした

『品質管理』という専門誌があり
その姉妹誌『現場とQC』が発刊された
のがきっかけでした

現場で取り組める品質管理の教育が
主な目的です

 

QC活動の基本理念

QC活動の基本理念は以下のとおり

【QC活動の基本理念】
理念1:企業の体質改善・発展に寄与する
理念2:人間性を尊重して生きがいのある明るい職場をつくる
理念3:人間の能力を発揮し、無限の可能性を引き出す力を発揮し、無限の可能性を引き出す

これらについてもう少し詳しく
お話していきましょう

 

理念1:企業の体質改善・発展に寄与する

QC活動は参加者自らが企業の体質改善
事業の発展に寄与することが理念の
1つ目です

参加者の自発的活動が促されることで
仕事上での視野が広がるようになり
経営的な考え方でモノを捉えて実行し
上長や仲間にも建設的な意見が言える

そんな従業員がどんどん増えてくれば
組織体質もどんどん改善されて
会社は確実に進化していきます

 

理念2:人間性を尊重して生きがいのある明るい職場をつくる

現代の働き方は従業員がいきいきと
仕事を楽しんでいくスタイルが
求められています

1日24Hr、フルタイムが8Hrなら
1/3を職場で過ごしています

それが暗い職場だったり
他の従業員と話もせずに
賃金のためにいやいや作業を
やっている毎日だったら
たまったもんじゃないな、と
思うわけです

そのためQC活動ではグループ活動で
みんなで楽しく話し合って
お互いの能力を発揮すると同時に
良いところも悪いところも把握し
相手の立場に立って考えることで
職場の人間関係がよくなって
職場がどんどん明るくなります

 

理念3:人間の能力を発揮し、無限の可能性を引き出す

ヒトの能力は計り知れません

QC活動を通じて自己啓発や相互啓発が
行われることによってヒトのチカラは
どんどんと開発されていくものです

上長がある担当者の活動発表を聴いて
『こんなに喋れるとは知らなかった』
という感想が出るなど急に頭角を
あらわす方がいらっしゃるのは
別に珍しいことではありません

QC活動によって潜在能力が
磨かれていきます

 

QC活動とは?QC活動の理念と基本をしっかり押さえて改善効果を高めるまとめ

さてQC活動の理念と基本についての
ニュアンスをご理解いただいた
でしょうか?

これらの重要項目をアセスメントと
してチェックリストを作成して
自己診断してみてください

そうするとQC活動の理念の理解が
活動を進めるによって深まっているか
QC活動の基本を把握しながら
活動ができているか、など
定量化して進めていくことができます

ぜひ理念と基本の状態を見える化して
ポイントをしっかりと押さえることで
改善効果を高めていただければと
そう考えます

 

 

それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

目次