QC活動が実現する『従業員が自ら問題を解決していく組織』とは?

QC活動が実現する従業員が自ら問題を解決していく組織とは?

これまでQC活動の進め方として
問題解決の『型』:QCストーリー
問題解決ツール:QC7つ道具
の進め方と使い方について
説明を重ねてまいりました

そうしてようやくQC活動としての
全容の解説は終わったのですが
それらの型と道具を活用して結局
どんな組織をつくっていくのか?

自分たちが実現すべきゴールは
どんなところなのか?は
ちゃんと確認しておきたいですよね

そのため今回はQC活動を通じて
実現していく職場とはどんなものか?
について改めてお話します

目次

自然に任せればヒトは働く?働かない?

あなたの職場は厳しい職場ですか
それとも規制のないぬるま湯ですか

従業員は等しからぬ人間であるため
多種多様な価値観の方々が
あなたの職場にも集まっています

そうすると同じ職場にいても
仕事に対する姿勢には
必ずバラツキがあるものです

そんな中、事業運営側から見てみると
働く従業員は以下の2つの見解に
分かれます

人間は自然に任せてれば

見解1:一生懸命働くものである
見解2:必ず悪事を働くものである

見解1を性善説
見解2を性悪説 と呼びます

上記のヒトの見方によって
職場の管理体制は変わります

例えば前者であれば、
権限を与えて自由に活躍機会を
提供することでパフォーマンスは
上がっていきます

一方で後者であれば
ルールや罰則を作って徹底させるよう
常にモニタリングしていく体制が
求められることは想像できますよね

しかし実際には前者でも後者でもなく
『性弱説』が人間の本質なんです

ヒトは弱いから誘惑に負けてします

だから性善説寄りに自らが積極的に
事業拡大に貢献しようと
行動を起こしていただくための
さまざまな環境を準備していくことが
管理側には求められるのです

我々が持つ2つの使命と大きな課題

事業運営を進めていくということは
世間の皆さま対して
『価値』を生み出して提供し
その対価を頂戴することがひとつ

そしてその『価値』を作り出すための
経費を圧縮することで『利益』を得て
それを未来の価値をつくるのに使う

つまり
◯ 価値提供(=売上伸長)
◯ 利益創出(=経費圧縮)
の2つの使命を背負うことになります

この2つの使命を果たすのは
経営者でも中間管理職でもない
一般従業員の働きなんです

それを語らない経営者がいて
それを伝えない中間管理職がいて
それを知らない従業員がいて
それぞれがそれぞれの権利を主張して
いったい何の団体だかわけわかんなく
なっている職場を多く見ます

誰が悪いわけでもなく全員が
ただ本質から目を背けているだけです

そのことが
時代がこれだけ変化しているのに
まだ職場を変わるきっかけが見えない
最大の原因となっています

これは大きな課題ですよね

そのため。。。

このQC活動を導入することで
それらの本質から目を離さないように
することがまず最初の対策となります

ではこのQC活動を導入していくことで
どんな職場に変わっていくのかを
お話していきましょう

QC活動が実現する組織とは?

QC活動は自らテーマを設定します

このテーマを設定するためには
現在の組織がおかれている現状
そして本来どうあるべきなのか

つまり職場のあるべき姿を
捉えようとしすることで
お客さまを、市場と、世の中の本質を
しっかり捉えようとします

そのことで問題を見つけるチカラを
養っていくことになるんです

そんなチカラを付けながら
設定したテーマを追いかけるために
現状を分析してゴールを設定
そして要因を分析して対策を施す

つまりQC活動の型と道具を駆使して
問題を自ら解決しようとします

さらにはその結果を検証しながら
標準化と管理の定着を図ります

そしてそれを何度も振り返りながら
活動の反省と対策を加えて
報告資料を作成して発表するんです

これのサイクルを何回も繰り返すと
問題解決のサイクルを
自らまわせるようになってきます

そして同時並行的に
多くのチームが問題を解決するため
改善を量産できる職場に変ります

さらにはチームメンバーが毎回
変わっていくために
実力を付けていく従業員が
どんどんと増えていくことになります

おわかりでしょうか?

このQC活動を全社展開することで
多くのチームが自ら改善を進めながら
たくさんの仲間を頼りがいのある
リーダーに育ててくれるのです

問題解決のプロフェッショナル集団

それがこのQC活動を展開することで
実現できる組織の姿なのでです

QC活動が実現する従業員が自ら問題を解決していく組織とは?まとめ

従業員一人ひとりがよってたかって
自ら問題を解決していく職場

そして誰かが問題を解決してくれると
一部の役職を頼っている職場

どちらの職場が有利でしょうか?
どちらの職場が楽しそうですか?
どちらの職場が正しいのでしょうか?

みんなできれば良い仕事をして
できれば自分もたくさん役に立てて
できれば多くの給料をもらいたいと
本当のところは考えているはずです

ずるく楽してお金になる仕事なんて
どこかおかしいと誰もが知っています

だからこそ正しい努力をして
全従業員でお客さまの役に立って
堂々と利益と給料を上げること以外
道は残っていないと考えて
QC活動をおすすめしています

それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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