IE手法とは何か?作業時間を徹底削減する改善手法

IE手法とは何か?作業時間を徹底削減する改善手法

IE手法とは?

それはIE手法とは何か?を知っている方でも
ひと言では表現し難いと思います

このイメージを捉えていただくこと

まずはそれが重要かと考え
解説を進めて参ります

目次

IE手法とは?

IEとは、Industrial Engineeringの略
直訳すれば産業工学

正式な定義は以下のとおり

IE(Industrial Engineering)は、人・材料・設備・エネルギーの統合された諸システムを設計し、改善し、定着化することを対象とするものである。
 統合された諸システムを設計し、改善および定着化する場合に生ずる結果を明示し、評価するために、工学上の分析や設計原則と技法、ならびに数学、自然科学、社会科学などにおける専門知識や技法などを適用する。

英訳なので複雑な表現となっていますが

要するに、いわゆる製造現場における
最適な生産システムの設計、改善、構築

これらを進めるための体系や手法です

もっと簡単に表現するなら
『作業改善の進め方』です

なので言ってみれば
皆さんの職場でも少なからず
このIE手法を取り入れているはずです

いや、IE手法を取り入れていない職場は
ないと言えます

それを改めて体系的に理解することで
さらなる職場の進化を目指します

IE手法の歴史

IE手法の歴史は古く、
英国で産業革命の時代にて
採算性の高い生産システムの研究が
始まったことに始まります

その代表的な手法として有名なのが

各動作にかかる標準的作業時間を
設定して管理する「時間研究」

そしてそれを応用して
個々の動作を観察・分析し
作業目的に照らして無駄な動作を排除し
最適な動作を追求する「動作研究」

の2つの体系が生まれました。

現在では行動科学、システム工学など
さまざまな要素を取り込んだ結果

メソッドエンジニアリング(方法工学)

ワークメジャメント(作業測定)

の2つの活動を柱とする経営管理体系と
発展をとげています

IE手法の2つの活動

さてその経営管理体系とは
どのようなものか?

2つの活動の柱を説明していきます

メソッドエンジニアリング(方法工学)について

まずはひとつめはこちら

メソッドエンジニアリングとは?
作業方法について調査分析し最もよい方法
(最小の努力で最大効率の作業方法)
すなわちあるべき姿を設計・改善すること

今やっている作業
今やっている製造の仕方 が
本当に今一番いい状態なのかどうかを
きちっと考えてよりよい状態を目指していく

その状態というのは
どんなものなのか?というのを
つくり上げるのが

理想的なカタチとして
ゴール設定することが
この領域の目指すところです

ワークメジャメント(作業測定)について

それともうひとつは
皆さまが職場で既に
取り組まれていることです

ワークメジャメントとは?
標準作業を決め、標準時間を設定し、
それを活用することによって
管理目標を達成すること

もともとメソッドエンジニアリングで
良い方法をいくら考案しても
それが現場に定着しなければ
やはり効果は出にくいのです

そのためワークメジャメントの領域は
とても重要な役割を担っています

いまどういう状態であるか?を
きちっと測定をして
それをあるべき姿に近づけていく
その活動を作業測定と呼びます

その時に大切になるのが標準時間

これがないと良い状態か、悪い状態か
評価ができません

そのためきちっと標準時間を決めて
測定をして管理していくのが
このワークメジャメントです

IE手法とは?まとめ

いかがだったでしょうか?

つまりIE手法とは
この2つの活動を柱として
いろんな方法を駆使して
進めていく改善ノウハウなのです

ぜひこのサイトで
一緒に学んでまいりましょう!

一方でIE手法を進めていくのは
必ず1人でなく複数人で進めていくことに
なるはずです

つまりチームワークが大切です

ぜひ職場の一体感を得られるような
活動に結びつけていただければ幸いです

それでは今日はここまで
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
ありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

目次