IE手法活用による生産性向上とは? 〜小売・サービス業編〜

小売・サービス業における生産性向上とIE手法

これまでは主に
製造業をターゲットにして
IE手法の活用事例を
紹介してまいりました

IE手法って製造業には適用できるけど
それ以外の業種には適用できないの?

そう思われるかもしれません

そんなことは無いです!

IE手法の考え方や
分析手法、改善ツールは
それ以外の業種でも活用できます!

今回から『小売・サービス業』を
ターゲットにIE手法の活用方法や
問題解決や改善活動の進め方について
説明してまいります

しばらくお付き合いくださいませ

 

小売・サービス業における生産性向上とは

そもそも『小売・サービス業』における
生産性とは何なのでしょう?

定義については、経済産業省が
『中小サービス事業者の
生産性向上のためのガイドライン』
の中で次のように定めています。

中小企業385万社の約8割を占める
サービス事業者が
生産性の向上に取り組めるよう
生産性の向上を
「付加価値向上」

「効率の向上」
の2つに大別しています

その上で、
「付加価値向上」
を実現する手法として、8項目を
「効率の向上」
を実現する手法として、2項目を
提示しています

IE手法はどこで活用できるか
と言いますと
「効率の向上」
を実現する手法2項目の内の
「サービス提供プロセスの改善」
の項目において特に活用できます

では具体的にどのように活用できるのか
一緒に考えてまいりましょう!

 

改善の必然性とIE手法の関係

IE手法は「効率の向上」を
実現する手法2項目の内の
「サービス提供プロセスの改善」
の項目において特に活用できます
と説明いたしました

そもそもサービス提供プロセスを
改善する必然性とは何なのでしょう?

 

小売・サービス業が抱える問題

多くの小売・サービス業ではこのような
悩みを抱えているのではないでしょうか?

  • 売上を出しても会社の利益が
    一向に上がらない
  • 労働時間が長く賃金を上げられないため
    従業員集まらない
  • せっかく人材を採用しても定着しない

 

小売・サービス業は、現場でサービスを提供する
「人」が付加価値の源泉です

従員員の質が低ければ
経営にとって大きなマイナスとなるので
雇用を維持する人件費や
人を育てる教育費を
安易に削減することはできません

 

付加価値の源泉である
「人」の質を高め
質を高めた「人」を
定着化させるには
従業員満足にも顧客満足にも
つながらない現場作業は
全くもってムダです

ですので、そのようなムダな
プロセスや時間は
削減する必要があります

そして、削減したことで
創出した時間を
従業員満足や顧客満足に
つながる施策に投入することで
付加価値を向上出来ます!

 

サービス提供プロセスを改善する必然性

先ほど説明いたしました
「サービスの生産性向上」
で言いますと
「付加価値の向上」の8項目を
実践するのもまた従業員です

そのための従業員を増やせないと
「付加価値の向上」ができないか
と言われると、そんなことはなく
「効率の向上」で創出した時間により
実現する、というイメージを
持っていただくと
分かりやすいのではないでしょうか?

そして、これこそが
サービス提供プロセスを改善する
必然性なのです!

では、IE手法との関係は
どのようなものなのでしょう?

 

サービス提供プロセスの改善への方向性

従業員満足にも顧客満足にも
つながらない現場作業は
全くもってムダで
そのようなムダなプロセスや時間は
削減する必要があると
説明いたしました

いわゆるムダとりです

そのためには、まずプロセス把握して
どのようなプロセスにどれくらい
時間を費やしているのか分析して
そのプロセスの付加価値が低い作業は
取り除く

そうです!
IE手法を用いたムダとり
そのものですね!

 

小売・サービス業におけるムダとりの進め方

ムダとりを進める上では
科学的・工学的なアプローチが重要です

なぜ、科学的・工学的なアプローチが
重要かと言いますと
ムダ取りにより生産性や品質が向上すると
顧客が増えて提供しなければならない
規模も増えます

そうしますと
サービスの提供方法も複雑なものとなり
勘や経験だけでは対応に限界があり
生産性や品質が低下します

ですので、ムダ取りを進めるには
客観的で再現性のある
科学的・工学的なアプローチが
とても有効な選択肢となるのです

その科学的・工学的なアプローチの
代表がIE手法なのです!

 

 

それでは今日はここまで
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

システムエンジニアを経て、自動車部品メーカで生産管理・業務改善を経験。その後、総合電機メーカで現場改善に従事。最近はIoT導入に携わり、IE手法との融合を目指す。現場改善と業務改善は両輪!がモットーの現場大好き人間!

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