このIoT改善事例シリーズをはじめて
早いものでもう7回目になるんですね
今回は元々は電子部品製造業だったが
下請脱却を目指し業態転換した会社が
IoTの仕組みを自社開発して
さらに事業拡大を進めた事例です
それではそんな改善を図った企業を
早速紹介していきましょう
IoT改善事例⑦の企業概要
資本金:8000万円
従業員:370名
創業年:1946年(73年間)
事業概要:機器の修理等のサポートサービス
当社は73年前、横河電機㈱の
下請会社として創業し、当時は
工業計測器用アンプ及び電子計測器
また電話交換機の設計・製造・販売を
行っていました
そして2002年に自社製品に加え
医療機器修理業をスタート
現在では多様な機器メーカの製品や
サポート対応期限が切れた機器でも
修理や再設計を行うことを強みとした
機器修理等の支援サービスを
展開しています
どの機器メーカの機器修理でも
手がけることをモットーとしており
また24時間365日対応が可能な
サポートセンターを設置しているなど
顧客視点での事業展開が強みです
そんな当社が総力を挙げて
IoT機器を自社開発して
さらにサービス業への業態転換を
強めていった改善事例です!
それでは経緯を説明していきましょう
IoT改善の経緯
当社はこれまで設備屋として
工業計測器用アンプ及び電子計測器
また電話交換機の設計・製造・販売を
手がけてきました
ところが時代の変化は加速していて
ただの設備屋では生き残りが困難で
保守などサービス業への転換を
考えるようになりました
そこで目をつけた流れが
グローバル化の進展でした
もうすでにものづくり企業にとって
グローバル化は避けては通れません
ところが中小ものづくり企業は
先行投資を積極的に行える余力もなく
海外に拠点を設置することを
簡単に進められる企業も少ないです
そのため当社では、日本にいながら
グローバル化に取り組めるような
そんな支援機能がITを活用することで
実現できないか?と検討を開始
結果的に海外の協力企業の工場を
遠隔監視ニーズをみつけたのです!
当社が自社開発したIoTの仕組み
そこで、国内、海外問わず
遠隔の機器の状態を監視する
リモート監視システムを自社開発
メーカを問わず様々なセンサを
取り付けられるようにしたため
お客さまが求めるデータの
取得・管理ができる仕様としました
また、遠隔監視だけでなく
監視・保守・駆けつけといった
当社の強みを追加することで
機器のデータ管理から保守までを
統合的にサポートするようにしました
つまり設備屋さんがIoTを活用して
保守サービス業への業態転換を
図れたわけです
すごいことですよね!
当社が自社開発したIoTの仕組み活用によるメリット
それでは当社が自社開発した
IoTの仕組み活用によるメリットを
改めて整理していきましょう
メリット2:双方向の対応が可能
メリット3:主要事業の付加価値向上
もう少し詳しく解説を加えます
メリット1:汎用性のあるシステム
今回のIoTの仕組みは
は自社開発したシステムであるため
自社で自在にカスタマイズが可能で
顧客の要望に沿った仕組みを
正確に構築することができます
また取り付けるセンサの自由に選択し
様々なメーカの製品に対応できるので
顧客が求めるデータ取得が可能です
これらは自社開発の強みですよね
これが1つ目のメリットです
メリット2:双方向の対応が可能
2つ目のメリットは
リモートで得られたデータを蓄積して
分析して今後に活かすだけでなく
積極的にデータを参照しながら
リモートにある機器を制御することで
双方向の対応が可能となります
つまり遠隔監視だけでなく
遠隔操作の機能も付け加えることが
できるということです
これも機能的には大きなメリットです
メリット3:主要事業の付加価値向上
この仕組みを新たに商品化したことで
既存事業の新規顧客を獲得のための
良いきっかけとなっています
つまり主要事業の付加価値向上に
寄与できているということです
まだまだ展開は広がりそうですよね
IoT改善事例①マニュアル作成ツールの活用で作業を標準化まとめ
遠隔地にある機器の状態を
監視するリモート監視システムを開発
そのリモート監視システムを
新たな付加価値として提供することで
既存事業の新規顧客獲得につなげる
そういった既存事業と新規事業の
相乗効果を計算しながら考える
なかなか戦略的な展開ですよね
さて、もしこの事例を真似るなら
あなたの事業はどう展開しますか?
いつでもあなたのご相談を
お待ちしています
それでは今日はここまで
今後とも宜しくお付き合いください☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
すべては御社の発展のために
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