IE手法の関わらずムダ削減のためには
物と情報の流れを把握することが
とても大切です
つまり、まずは現状を正しく把握する
具体的には三現主義に基づいて
物と情報の流れ図にまとめます
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それらをまとめる時の重要ポイントを
しっかりとお伝えしていきます
ただし今回は物と情報の流れ図の
具体的な書き方よりも
書く際に注意するポイントについて
理解を深めていただくべく努めます
物と情報の流れのポイントについて
物と情報の流れを押さえるための
大切なポイントは以下のとおりです
POINT2:生産資源を見える化する
POINT3:物流経路を見える化する
POINT4:情報伝達手段を見える化する
これらをしっかりと押さえることで
改善効果が大きく変わります
そのためこの4大ポイントについて
もう少し詳しくお話しましょう
工程を見える化する
まず大切なのは前工程、後工程も含めて
○ 物が滞留する箇所
○ 工程間の速度の違い
○ 距離によるリードタイム
の3項目を明確にすることです
一般的には仕入先、自社生産拠点や
顧客を含めて整理して
自社生産拠点内の各工程間を
しっかり図式化していきます
よくある例として
組立工程は60秒のタクトタイムだが
前工程のタクトタイムが90秒になると
後工程の速度に前工程が
追いつかないことになります
そういったアンバランスな状況って
改善していく必要がありますよね
なぜならば全体のパフォーマンスが
高まっていかないからです
他にもある工程から二つの組立工程に
モノを供給する流れになっていると
さらに組立工程よりも短いサイクルで
ものを作れなくなっていきます
通常はこのようなことに対応するため
前工程後に仕掛品の在庫を持って
対応しようとします
そのためその在庫を保つために
前工程は月次で立てた計画で生産して
生産精度が悪化して過不足が生じます
そうなると徐々に現実とズレていって
必要なものが足りなくなったり
不要なものを作ったりしてしまうため
結果的に日中にその不要品を生産し
足りないものを残業でカバーしたりと
非効率的な状態になったりします
これこそ悪循環!
それを避けるためしっかり現状の
『物が滞留する箇所』』
『工程間の速度の違い』
『距離によるリードタイム』の
3項目を把握してください
これが1つ目のポイント
生産資源を見える化する
2つ目のポイントは
工程のライン、設備、人などの
物理的な生産資源を明らかにします
組立工程であれば3つのラインがあり
それぞれのラインでは何人配置か?
設備工程の場合は設備台数を
またその配置人員数把握します
そうすると自社生産拠点内の工程の
制約条件や前後の工程とのバランスが
見えてくるようになります
物流経路を見える化する
現代のものづくりでは海外から
材料や物資を調達して加工し
海外へ輸出することも少なくないです
そのため部品調達の時に船で運んだり
自社から顧客に納品する際にも
外部倉庫経由で運んだりします
つまり自社内で生産するよりも
運搬や他にかかる時間が長くなります
そのためいくら自社内を効率化しても
部品の調達に船で数週間かかったり
製品の輸送に車を乗り継いで
何日もかかったりするようであれば
そこに問題発生の機会が多くなります
その部分もしっかりチェックして
表現しておくことが必要です
これが現状をしっかり把握するための
3つ目のポイントです
情報伝達手段を見える化する
最後の4つ目のポイントは
情報の流れを明確にする時には
システムを利用しているのであれば
どのシステムをどのように
活用しているかを具体的に表現します
またヒトの手による情報伝達の場合は
どの頻度でどういった方法で
情報伝達しているかを明確にします
よくあるパターンは
月次の生産計画は生産管理部門により
システムで現場に指示しているのだが
日々の生産順序は現場のリーダーが
生産計画表とは別に着工指示資料を
作成して生産しているケースです
ここまで細かいになりますと
現場担当者からヒアリングしただけで
把握できないことが多く
現場の生産実績報告などと突き合わせて
データで検証していきます
こんな小さなことも明らかにしないと
改善が進まない原因が後から発覚する
そんな事例が後を立たないのが現状です
物と情報の流れの4大ポイント押さえて三現主義を徹底するまとめ
物と情報の流れ図をいかに
定量的かつ精密に表現できるかで
この後のムダ削減の成果がしっかり
生み出せるかどうかにかかわります
何週間もかけて綿密に書くより
数日の調査で確認・検証しながら
ブラッシュアップを繰り返す方法が
もっとも効率的となります
急がば回れですよね!
ぜひまずはあなたの職場の見える化を
しっかり進めていただければ幸いです
それでは今日はここまでです
今後とも宜しくお付き合いください☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために