IE手法の本を紹介!手法解説や改善事例で理解を進める

IE手法の本を紹介!手法解説や改善事例で理解を進める

実はIE手法の本は以外と多くありません

ただでさえ学習手段の選択肢が少ない上に
専門の本も少ないのは本当に残念です
  
  

しかししっかり基本の理解を進めるには
多くの視点を取り入れるのではなく
優秀な本を何度も何度も読み返すカタチを
ぜひ優先させてください

空手のカタのように
バッターの素振りにように
楽器の反復練習のように

まずは寸分違わずトレースできてこそ
他への応用が可能となるのと同じで
自らの基礎固めを進めるべきです
  
  

そんなIE手法の学習を進めるのに最適な
本をいくつか紹介して参りましょう!
  
  

 

目次

IE手法の本を紹介①『IEの基礎』By 藤田 彰久

最初に紹介する本は
『IEの基礎』By 藤田 彰久 です

IE手法の本を紹介!手法解説や改善事例で理解を進める
【目次】
工程分析
連合作業分析
動作研究
PTS法
時間研究
稼働分析
ワーク・サンプリング法
標準時間
プラント・レイアウトとマテリアル・ハンドリング
経済性評価
改善(問題解決)へのアプローチ

実はこのIE手法の本の初版は1978年1月で
現在の『新版』が1997年6月ととても
古い書籍になります

しかしIE手法を初めて学習する方にとって
とても丁寧な解説がなされているため
非常にわかりやすくなっています

IE手法では青本(あおぼん)と呼ばれ
昔から絶賛されている定番の入門書です
  
  

ただし、やはり古い書籍であるため
参考文献もとても古くて見つけられないため
記載内容以上に知識を追いかけることは困難

それでもやはり現場レベルの解説は
どのIE手法の本を読むより素晴らしく
改善事例の理解度が高まる書籍です
  
  

この本の理解を深めることによって
現状の見える化で問題が浮き彫りになり
その解決方法までもがはっきりすることも
  
  

さらに各手法がある特定の職場の改善用だと
誤解されることも珍しくありませんが
この本の理解が進めば基本を逃すことも
少なくなると想像できます

なぜならどのプロセスがどれだけ重要か
自然に理解が進むように
記述されているからです
  
  

まずはこの書籍から読んで見てください
  
  

 

IE手法の本を紹介②『儲かる「IE七つ道具」の活用術』By藤井 春雄

次に紹介する本は
『儲かる「IE七つ道具」の活用術』By藤井春雄 です

IE手法の本を紹介!手法解説や改善事例で理解を進める
【目次】
第1章 会社の「あるべき姿」と方向性
1-1 会社組織体の目指すところ
1-2 わが国競争力の低下と比例した改善提案件数の大幅減少
1-3 改善の課題(ムダ)の発見
1-4 現場改善と改善へのアプローチ
第2章 IE七つ道具で“改善に気づく人づくり”
2-1 改善のできる人づくり
2-2 IE七つ道具でムダ発見
2-3 改善に強い人づくりと気づき
第3章 改善事例
3-1 個別会社事例
3-2 PQCDSMEとムダからみた25の事例

この本は先程の古い本とは逆で
初版が2015年5月と比較的新しい本です
  
  

実はこの本の著者:藤井春雄氏は
ものづくり企業の改善指導のエキスパート

そのためあらゆる現場を知り尽くしており
その事例の多さは群を抜いています
  
  

上記の目次では第3章 改善事例では
なんと31もの事例が紹介されているため
圧倒的なリアリティが詰まっています
  
  

様々な業種の様々な課題を
どのような手法を活用して
どのように改善していったのか?

手っ取り早く多くの改善事例を
研究したい場合はこの本がお勧めです
  
  

ただし事例の数は多いものの
それぞれの情報量は必要最小限です

そのため想像で読み解く必要があり
ある程度の現場イメージがなければ
応用は難しいと考えます
  
  

そのため、同書の前編でもある
『よくわかる「IE七つ道具」の本』
セットで読むとさらに理解しやすいかと
  
  

 

IE手法の本を紹介!まとめ

まずはIE手法を学習をスタートするのに
最適な2冊の本を紹介しました
  
  

とは言っても読んでも現場は改善しません
 

やはり実践がなにより重要です

そういう意味では、本を購入して
ひとつひとつ試していって
自身の改善の経験則としていく
  

そんな学習へとぜひ、つなげてください
  
  
  
   
  
  
それでは今回はここまでとなります
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

目次