IE手法を現場の皆さまと一緒に改善を
進めていく時に必ずと言っていいほど
活動を批判する方が現れます
IE手法に本当に意味があるのか?
やるだけ時間の無駄じゃないのか?
他にやるべきことがないのか?
ほとんどの場合
我々のような支援者側に
伝わることはありませんが
職場の中では深刻な問題に
なり勝ちです
ではなぜそう言う意見がでるのか?
職場でいったい何が起こっているの?
そんな場合はどうすればよいのか?
今回はそういった問題について
お話していくこととします
IE手法に意味がある?時間の無駄?
IE手法は時間的な無駄を見える化して
生産性向上のために一つひとつ丁寧に
改善を施していくための分析手法です
これそのものに意味がないとは
誰もが考えないとは思います
しかし実際にはそれを否定する方々が
一定数あらわれることは確かなのです
それはなぜでしょうか?
IE手法の導入される職場の特徴と雰囲気
IE手法の批判派とは表現していますが
彼らはどちらかというと職場を
大切に思っている方が多いことを
まずはお伝えしておきます
決して敵ではないということです
どういうことか?
多くの職場は最近出来たわけでは
ないところが多いですよね
多かれ少なかれ時間が経過していて
それぞれ歴史が刻まれています
そしてどんな職場にも必ず
なんらかしらの独特な空気があります
職人気質を大切にする職場
担当者間の連携を重視する職場
元気と明るさが優先される職場
いろいろと存在すると思います
それにはメリットもデメリットもあり
どれがベストかが判断つかないほど
多種多様な特徴が出来上がっています
その特徴ある職場にIE手法と呼ばれる
合理化目的の分析手法を導入という
新たな評価軸が設置されたとします
そうすると
これまでの職場の空気を
長年摺り合せてきた価値観を
歴史が積み上げてきた特徴を
否定されていると感じるのです
つまりそれぞれ独特な雰囲気の中に
違和感のある仕組みが導入されて
拒絶反応を起こしているわけです
IE手法の批判派が現れる理由
だってみんなで大切に大切に
この職場のために譲ることも譲って
同じ価値観を共有するために
積み重ねてきた考え方があるのに
いまさらこれが大事ですから
優先して取り組みましょう!って
ちょっとまって!と言いたくなる
しかし、誰も言わない主張しない
だったら自分が代表して言おう!
これまで大切にしてきたことを
無視するのか!?って伝えよう!
そう強めに否定しているわけです
なんだかスゴいですよね
だからこそちゃんと対処して
いただきたいと思うわけです
IE手法の否定派が現れた時の対処法
IE手法の否定派が現れた時というより
導入前に必ずやって欲しいことです
やって欲しいことは以下の3つです
対処2:関係者にアンケートを取る
対処3:推進メンバーと活動期間を伝える
それでは1つずつもう少し詳しく
説明していきたいと思います
対処1:IE手法の導入経緯を説明する
まず、関係者全員を集めてください
そしてIE手法とは何かを説明します
そのうえで導入が必要となった背景
さらには導入を判断した経緯を
しっかりと解説して欲しいのです
否定派が現れることを前提に
その説得をするわけです
お話する内容の例は以下のとおり
全員が大切にしてきたこと
理念、信念、ポリシーなど
②我が職場が目指すべき姿=ゴール
だからこそ我々はこの山を登る
皆さまもぜひついてきて欲しい
③ゴールに比べた現状について
現在の事業環境と我が職場の状況
変化速度の早い時代(QCDの高度化)
生産性向上と人材育成の必要性
④解決策としてのIE手法導入について
IE手法とは何か?
導入を判断した経緯と理由
そんなに長い時間は必要ないです
しっかりIE手法導入の話があることを
事前に伝えておき10分程度で説明し
彼らに受け止める理由を渡して下さい
『そういうことなら仕方がない
いっちょ強力するか』と
思っていただくよう説明します
対処2:関係者にアンケートを取る
対処1のセレモニーが終了時に
予告したうえで間髪入れずに
関係者にアンケートをとります
まずは
説明したゴールへの感想を聴きます
②IE手法の導入についてどう感じたか?
特に違和感がないかは確認したい
③推進メンバーに積極的な協力を
してくれるかどうか?も要チェック
④個人的な感想として
自由に想いを記入していただきます
①②③は説明したことの納得度を図り
最後の④は本音を説明いただきます
このことによって
組織がIE手法をどう受け止めていくか
浮かび上がらせることができると共に
活動への理解を深めることができます
このアンケート結果は必ず
集計して公表してください
掲示板などに貼付けたうえで
皆さまにそのことを伝達します
対処3:推進メンバーと活動期間を伝える
説明、そして意見を聴きましたら
最後に推進メンバーを決定し
活動期間を伝えます
これも掲示板に貼り付けて伝達します
推進メンバーはやはり将来を期待する
育っていただきたい方々を選択します
IE手法は慣れが必要です
しかし複数回実施すれば
難しくなくできるようになります
その時に他の方々にそのやり方を
伝えれば伝えるほど、その人間は
成長を繰り返します
インプットとアウトプットを
繰り返すからです
そうして将来を担う人材を
育てていく機会としてIE手法改善は
とても有効です
IE手法に意味がある?時間の無駄?批判者が出た時の対処法まとめ
IE手法の導入だけで
こんなに気を使う必要があるのか?と
思う方もいらっしゃるかと思います
職場方針に従えないと言うなら
批判者は無視すれば良い!と
クールに割り切る方もいるでしょう
でもこの批判者も職場が大事だから
自らのリスクも覚悟して
声を出していることを
理解していただきたいのです
そういうヒトこそ
大切にして欲しいのです
2:8:2の原則
良くないと思われるヒトを排除しても
また同じような存在を生み出すだけ
どう付き合っていくか?
どう活かすか?を学ぶことが
組織のチカラを高めていくことに
つながると思います
それでは今日はここまで
今後とも宜しくお付き合いくださいませ☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
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