業務改善を進めるという経営判断の重要性

業務改善を進めるという経営判断の重要性

普段、事業運営に努力されている皆さまは
本当に多忙な毎日を過ごしています

正直、業務改善に取り組む時間なんてなく
目の前の仕事をこなすことで
精一杯なのではないでしょうか?

しかし事業運営とは皮肉なもので
身近のことに集中すればするほど
外部環境に流される傾向を持ちます

つまり台風で空港の道路を破壊した
あのタンカー船のように
身近な都合を優先した結果
大きなうねりに流されてしまうのです

気がいた時には手遅れ
でもそんなことには
誰もしたくはないですよね

今回はそんな外部環境に適応する
事業のあり方について
少しお話していきたいと考えます

 

大きくうねりだした時代の波について

『もう待ったなしの状態だ』
ほとんどの方が気づいておられながら
なかなか認めたがらない真実を伝えます

時代が大きく変わろうとしています

『いやいや、今までだって変わってきた』
そう、思っているかと思いますが
もっとスピードが加速するんです

 

皆さまも覚えておられるでしょう

去る1995年に、WINDOWS95が発売され
インターネットが普及したのが23年前

スマートフォンが発売されて
インターネットが身近になったのが
2007年で11年前

『クラウド』と呼ばれる
よくわからない機能まで
もう普通に生活の近くにあって

スマートフォンで商品を選べば
次の日には届けてくれたり
スピーカーに話しかければ
テレビ録画をしてくれる時代

車に乗ったら挨拶してくれて
顔認証でシート位置も
エアコンの温度設定も自動調整

今後は人工知能が先回りしたサービスで
私たちを喜ばせてくれることでしょう

 

一方で。。。
皆さまの職場はどうでしょうか?
その時代の変化とくらべてどうですか?

おそらく環境変化は世の中の方が強く
感じる職場がほとんどではないかと
思うんです

それはなぜか。。。

 

投資をしてこなかったからです

プライベートでは最新のテクノロジーを
活用しているのに職場は活用してないって
おかしいですよね

だから気づき始めているんです

ほとんどの経営者は
『あれ?そういえば』
って気づきはじめている

そして民間での普及によって
そのテクノロジーも安価になってます
ちょっとググったらすぐにわかる事実
 

だから一気に加速するんですよ
新しい技術をもっと使ってみよう!って
早くやった会社が生き残って
やっていない会社はジリ貧になる

まるで食べログに載っていない飲食店
そりゃ独自の集客システムがあるなら
特に問題ないですがそれって希少です

そんな時代のうねりに流されるのでなく
積極的に利用して波に乗りたいですよね

 

お客さまから今後求められる価値とは

そんな時代背景ではお客さまから
求められることも変化してきます

それを先回りして仕掛けて待つ
これが事業の本質ですよね

 

だったら想像力を発揮して
どんなことが価値をもつのか
先に考えて用意しておく

『こういうのできないの?』って言われて
待ってました!となるための方向性を
しっかり見定めて準備しはじめてください

そのためにはどのお客さまを大切にするか
決めておかないと追従はできないですよね

 

だって時代の流れとは言っても
納期を重要視しているお客さまと
品質を大切にしているお客さまと
価格だけで受注を決めるお客さまと
同時に追いかけられません

これからもずーっと付き合っていきたい
お客さまを大切にする

それ以外は『お付き合い』と割り切って
よかったら今後とも宜しくお願いします
で、いいと思うんです

だからこそ大切にしたいお客さまには
積極的にラブコールを発信すべきです

お客さまのために特別に
ご用意しておきました!って
時代に沿った気の利いた新しい価値を
スマートに提案することで
我が社の株も上がります

 

ライバル会社が取り組んでいること

同じことをライバル会社も
考えていると思うんです

ですからライバル会社の理解を
深めておくこともとても重要です

 

彼らが何を大切にしていて
どこをメインターゲットにしているか
聴いて、調べて、調査して
普段から情報収集をするよう
心がけていてちょうどいいくらです

 

そして彼らが取り組んでいることを
整理してみたら見えてきます

自社と彼らとの違いが

しかし。。。
その違いは埋めようとしなくていいです
同質の競争は価格競争を呼び起こすだけ

我々は我々で独自進化を図る
違いをもっと明確にする方向で
間違いはないと思います

彼らに出来ないことを増やすのです

 

自社らしさを追求するということ

お客さまの将来のニーズを想像して
ライバル会社の動向をつかんだなら
その環境下でもって自社らしく
どう進化するか?が課題になります

それは歴史・沿革が語ってくれます
我が社はいったい何を大切にしてきたか
そして今後、何を大切にすべきなのか

その把握のうえで他社にはできない
かつ、お客さまの将来のニーズを満たす
そんな会社とはどういった会社なのか

そんなゴールをちゃんと設定しておきます

そのゴールを達成するためには
現場の改善力が必要になります

 

これは構造上の問題ですが
品質・納期対応とコストとは比例の関係
上げようとすればコストも上がりますよね

一方でそれはライバル会社も同じこと

そのため職場改善を進める仕組みがあれば
同じ品質・納期レベルでも
コストを下げられるわけです

逆に言えば、同じコストで
品質や納期レベルを上げることができます

つまり競争に負けない強い会社がつくれる

 

誰か一人優秀な人がいればいい
そう思うかもしれませんが
ホントに強い会社は組織的に
改善を量産できる仕組みがあります

そんな仕組みが勝手に生まれることは
ありません

やはりそんな仕組みをつくるんだ!との
経営判断があって、コミットがあって
全員で試行錯誤ができる環境が必要です

まずはやろう!と決心すること
そしてゴール達成ために必ず動くこと

それがなにより重要なのだということを
ご理解いただければと思います

業務改善を進めるという経営判断の重要性まとめ

今回は業務改善を進める必要性
そしてその経営判断の重要性を
解説しました

具体的にはどのように進めるかですが
課題も多種多様だと思いますので
専門家に相談いただくだけでもいいです

商工会や商工会議所には
専門家派遣という制度があって
我々のような中小企業診断士に
格安で来てもらえます

ぜひ具体的に行動を起こしてください

『最も強い者が生き残るのではなく
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは
変化できる者である。』
進化論のダーウィンより

 

 

それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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