QC活動とは
とても大きな可能性を秘めている
小集団活動です
そのパワーの大きさを知らないヒトが
まだまだいらっしゃると思います
しかし個人的には、現代ほど
このQC活動が必要とされる時代は
ないと考えています
『え?それって製造業だけでしょ?』
『まさか、昔流行ったけど今やってない』
『もっと有効的な方法はないの?』
いえいえ、このQC活動って
どんな業種でも展開可能ですし
現在だからこそ必要とされている
課題解決に最も有効な方法だからです
それはいったいどういうことか?
それを今回はお話していきましょう
現代の中小企業が抱える大きな課題
まず、我々がどういった環境の中で
お仕事をさせていただいているのかを
少し再整理していきましょう
時代は刻々と過ぎてきましたが
ここまで変化スピードが速い時代は
なかったと思います
ひと昔といえば10年くらいでしたが
今では3年くらいでしょうか
そんな現代のお仕事は
大変な情報過多な環境です
その中でも以下の3つの変化の
影響が大きいと言えます
【現代の中小企業を悩ませる3つの環境変化】 課題1:当然求められる高い提供レベル 課題2:ますます広がる個人の価値観の多様化 課題3:ハイスピード化するテクノロジーの進化 |
この3つの環境変化について
もう少し詳しくお話していきましょう
課題1:当然求められる高い提供レベル
当たり前なのですがどの業種も
提供レベルは過剰と思われるほど
高まってきています
品質:Quality
価格:Cost
納期:Delivery
略してQCDと呼ばれるレベルはもちろん
サービスや接客に至るまで
経営資源が豊富な大企業と
同じレベルを求められる環境となりました
できて当たり前
それができなければ顧客を失う
そんなレベルがどんどんと
高まっていることは皆さまも
肌で感じておられるのではないでしょうか
これが1つ目
課題2:ますます広がる個人の価値観の多様化
今から50年ほど前ってね
我が国は1つの理想像を追い求める
そういった社会構造でした
『立派なヒトになりなさい』
その立派なヒトは一般的に定義され
それが不思議と社会通念となっていて
その結果、価値観がほぼ同じでした
『普通は○○だよね』
『あのヒトは変わっている』
『ああはなりたくない』なんて表現が
今よりも多く使われていたんです
なので、同じモノが売れた
需要に供給が追いつかない環境もあったが
みんな同じモノを買い求めて奪い合った
しかし現代は違います
あのヒトの考え方、このヒトの考え方
尊重されるべきでひとくくりにできない
だからあのヒトはコカ・コーラ好き
このヒトはペプシコーラ なんて分かれます
さらにコカ・コーラでも
オリジナルか、ゼロか、なんて志向も
だから。。。
どの価値観に合わせればいいのか迷う
そりゃそうですよね
こんな迷わせる環境変化が2つ目
課題3:ハイスピード化するテクノロジーの進化
最後はテクノロジーの進化です
スマートフォンの普及速度
スゴいですよね
30歳代より上ならご存知でしょうが
携帯電話がない時代、覚えてますか?
待ち合わせするのも一苦労でした
家の電話で相手方の家に連絡をすると
ご家族の誰が出るかドキドキでした
時間と場所を決めて
事前に地図で場所を調べたり
電車の時刻表を財布に入れたり
あとはヒトに尋ねる勇気があればOK
待ち合わせの時間に来なかったら
『先に行ってる』って駅の伝言板へ
そんな環境がこの20年ほどで激変
スマートフォンもソフトバンクから
iPhoneが発売されたのが2008年
もう今では多くの方が
スマートフォンでインターネット使用して
クラウドを自然に使いこなしています
もう数年で5G通信がスタートし
これまで以上に動画のやりとりが
早くて簡単になっていき
スマホやスピーカーに話しかければ
いろんなことをやってくれる時代
このテクノロジーの変化に
どう対応していくのか?
大きな課題ですよねー
そんな環境変化に対応できる会社とは?
いかがでしょう?
この環境変化
あなたの職場は無関係ではありませんよね
ではこの3つの環境変化に対して
ご自身の職場ではどんな機能を
どう活かしていくのか?
一体誰が取り組んでくれるのか?
準備することはどんなことなのか?
そうなんですよ
この仕事、もうある一部の
偉いヒトだけでクリアできる仕事量では
なくなってきているんです
皆さまの社長はどんな方ですか?
そりゃ社長をやっているのですから
優秀であることは確かなんですが
その社長ひとりで対処している会社と
会社ぐるみ全員で考えている会社と
どっちが強いでしょうか?
どっちが生き残るでしょうか?
どっちが働いていて楽しそうでしょうか?
もうわかりかけてきましたよね
この厳しい競争環境の中で生き残るには
先程の環境変化に対応する必要があります
厳しい経営環境を生き抜くための3つの条件
あの生物の進化論を唱えた
ダーウィンもこう言っています
『最も強い者が生き残るのではなく
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは
変化できる者である。』
そのためには以下の条件を整える
必要があります
【厳しい経営環境を生き抜くための3つの条件】 条件1:組織的に改善を進める仕組みがあること 条件2:問題を見つける感性が高いこと 条件3:従業員が楽しんで仕事をしていること |
ではもう少し詳しく説明を加えます
条件1:組織的に改善を進める仕組みがあること
個人でも改善を進めてくれヒトがいれば
その職場はやはり強くなります
それを組織的に展開できるようになれば
その何倍も改善が早く進みますよね
つまり競争に勝てる強い職場になります
問題を見つける数も数倍に
対処する速度も数倍に
さらにお互いに成果を把握し合えば
その質そのものも上がっていきます
もうお分かりですよね
時間が立てばたつほど
取り組めば取り組むほど
スゴい職場に変身していくわけです
この条件はぜひとも整備したいところ
条件2:問題を見つける感性が高いこと
条件1にも通じますが
改善を進める回数が増えれば
問題を見つける感覚が磨かれてきます
3度程度、改善をやってみると
その原因のパターンを学習します
そうするとあら不思議
あそこにも問題があるかも
ここにもあのパターンに似ているかも
なんて、同じ場所を目視しているだけで
今まで見えてこなかった問題が
良く見えるようになってきます
問題を見つけられるようになれば
対処速度も数も質も上がってきます
こういう感度の高いアンテナを
持っているヒトが増えていく職場は
やはり強い職場の条件ですよね
条件3:従業員が楽しんで仕事をしていること
これはもう絶対ですよね
条件1と条件2の整えるために
当の本人がイヤイヤやっていたら
スピードも質も上がりません
これを楽しんで取り組んでこそ
素晴らしい仕事ができるってもの
そのためにはまず
◯ 問題解決方法を知っていること
◯ 実際にその方法を使いこなせること が
必要になってきます
やれることをしっかりやって
次々と問題を解決して
ゲームのステージにようにレベルを上げて
どんどんクリアしていくような感覚で
職場をどんどん良くしていく
そんな風に楽しんでいる従業員がいれば
社長一人で取り組んでいる会社よりは
絶対、強いですよね!
QC活動はこれらの条件をすべてクリアできる手法
QC活動が根付いた会社は
組織的に改善を進める仕組みがあるし
問題を見つける感性が磨かれますし
従業員が楽しめる環境をつくることが可能
それはなぜか?
機能的なツールで視覚化して
問題解決のパターンをトレースする
それをチームで行っていく活動だからです
とても実用的でワクワクな活動なんです!
それは次回に説明を回したいと思います
それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
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