品質管理を強化する4M変更管理マニュアルのつくり方~規定づくりの意味と作成の秘訣

品質管理を強化する4M変更管理マニュアルのつくり方~規定づくりの意味と作成の秘訣

 あなたが普段の買い物で選ぶ商品や使っているサービスの質について考えたことはありますか?その裏側には、メーカーにおける徹底的な品質管理の取り組みがあります。そして、そのキーとなる有効な取り組みのひとつが「4M変更管理」と言われているものです。

 そこで今回は、製品品質を一層向上させるための4M変更管理、そしてその管理方法を規定する4M変更管理マニュアルのつくり方について解説します。4M変更管理について聴くのが初めての方も、もう一歩踏み込んで知りたい方も、ぜひ記事を読んで品質管理の真髄に触れることで、日々の業務に役立てるヒントを得ていただければと思います。

 では今回も読み終えるまでのお時間、しばらくお付き合いくださいませ。

目次

品質管理の重要性と4M変更管理の役割

 もちろんすでにご存じのとおり品質管理は、商品やサービスが常に一定の品質を保つための重要なプロセスです。これらがしっかり機能することにより、消費者からの信頼を獲得し、事業拡大のメインエンジンとなります。実は多くのメーカーのその中心に位置するのが「4M変更管理」という機能です。ではこの品質管理の重要性、あるいは4M変更管理の役割とはどのようなものでしょうか?改めて解説してみます。

品質管理の重要性

 品質管理は、製品やサービスがお客様の期待を満たすための活動全般を指します。この活動は、製造業だけでなく、様々な業界やサービス業でも実施されています。良い品質を維持することで、次のような効果が期待できます:

  • 信頼の獲得:お客様からの信頼を得られ、リピート購入や口コミでの紹介が増える。
  • 競争力の向上:市場での競争優位性を保ち、新しいお客様を獲得するチャンスが増える。
  • コスト削減:製品の不良率を低減することで、再製造やクレーム対応のコストを削減できる。

 やはり品質を管理することは事業運営にとって必須の機能ですよね。ではこの品質管理と4M変更管理にはどのような関係があるのでしょうか。では次にその役割を確認しましょう。

4M変更管理の役割

 4M変更管理は、製品やサービスの品質を向上・維持するための手法の一つです。具体的には、頭文字にMをもつ、以下の4つの基本要素を管理することを目的としています:

4Mの基本要素説明
Man(人)作業員の技能、モチベーション、教育など、人に関する要因。
Machine(機械)使用する機械や設備の性能や状態。
Material(材料)使用する原材料や部品の品質や供給状況。
Method(方法)作業手順や手法、プロセスの効率や正確さ。

 これらの要素が最適に機能するように、定期的に見直しや調整を行うことで、品質の安定や向上を実現するのが4M変更管理の主な役割です。ではこの4Mのそれぞれについて、もう少し深く掘り下げていきましょう。

4Mの要素の詳細解説

 品質管理のフィールドでは、4Mという4つの基本的要素が頻繁に取り上げられます。それぞれの要素は、製品やサービスの品質に直接的な影響を持つため、品質をつくるこむ関係者全員で深く理解し、適切に管理することが不可欠です。ではそれぞれはいったい、どのようにとらえるべきでしょうか?

Man(人)

 人間の動きや意識、考え方を表す最初の要素は、製造プロセスにおける中心的な役割を果たします。作業員の技能や経験、さらにはモチベーションやチームワークは、製品の完成度を大きく左右する要因となります。また、定期的な研修やフィードバックの機会を提供することで、作業員の成長を促進し、全体の品質向上をサポートします。

Machine(機械)

 使用する機械や設備は、製品の品質を一貫して保持する上でのもっとも大きなポイントとなり得ます。最新の技術を取り入れるだけでなく、定期的な保守やアップグレードも重要な要素です。機械の適切な操作方法や保守の重要性を作業員に教えるという視点も、問題を未然に防ぐための鍵となります。

Material(材料)

 使用する材料は、製品の基盤です。質の良い材料を選定し、それを確実に供給することで、製品の耐久性や機能性が向上します。供給元との継続的なコミュニケーションを保ち、品質基準を明確にすることも、安定供給のためには欠かせません。

Method(方法)

 製造やサービス提供の方法は、品質の一貫性を確保するための道具となります。効率的かつ正確な手順やプロセスを確立することで、ムダやミスを削減し、生産性を向上させることが可能となります。定期的な方法の見直しや改善提案を奨励することで、常に最適な手法を追求する文化を築くことが重要です。

 これら4つのMの変化点を管理していくことが4M変更管理の本質ではりますが、ではこの4M変更管理を規定化する意味は、どの程度あるのでしょうか?

4M変更管理の規定化を進める意味

 4M変更管理の規定化は、我々が日常で行う作業をもっとスムーズにし、品質を一貫して高めるための手引きとなり、品質管理を進めるうえでは非常に有効な手段となります。それでは、この規定化がどれほど大切なのか、そしてどのように取り組むべきか、詳しく見てみましょう。

4M変更管理を規定化する重要性

 仕事を始めるとき、手順書やマニュアルがあると助かること、多いですよね。4M変更管理の規定化も、それと同じ考えです。全員が同じ考え方やルールで動けば、管理作業のムダが減り、管理ミスも起きにくくなる効果が得られます。なければ、これが得られないのでやはり不安定になりますよね。また新しい仲間が加わったときに、教えることも簡単になるのでこちらも有意義であるため、より重要になってくる、いうわけです。

成功する規定づくりのコツ

 一般的に規定づくりを進める時には、以下のコツがあると言われていますので、ぜひ把握のうえ注意して進めてみてください。

  1. みんなの意見を聞く:現場の声は金の価値があります。皆の意見を取り入れて、実際の作業に合った規定を作りましょう。
  2. シンプルに、分かりやすく:難しい言葉は使わず、誰が読んでも理解できるように心がけましょう。
  3. 時々更新する:技術や作業内容は変わるもの。規定も時代に合わせてアップデートしていきましょう。

4M変更管理マニュアル作成のステップ

 マニュアルを作るということは設計図を記すようなもの。しっかりとした手順と部品が準備できる条件を整理すれば、誰でも上手く組み立てることができる前提が整いますよね。4M変更管理マニュアルも同じ。そのため、以下のステップを踏んで、しっかりとしたマニュアルを作り上げましょう。

ステップ1:事前に情報収集を進める

  1. 現場の声を拾う:まずは、一緒に働く仲間からの声を大切に。彼らの日常の困りごとや提案は、マニュアル作成の大きなヒントになります。
  2. 過去のデータをチェック:過去に起きた問題や成功した方法を振り返ることで、今後の方針が見えてきます。
  3. 他社の情報も参考に:他の工場や業界の成功事例を調べることで、新しいアイディアを取り入れることができます。

ステップ2:4M変更管理マニュアルを構成する

 事前に収集した情報を元に、4M変更管理マニュアルとしてまとめます。まとめる時には以下のポイントを意識して進めていただくと、良いマニュアルが作れます。

  1. 目次はハッキリ:マニュアルの始めには、内容が一目でわかるような目次を配置。これがあれば迷わず情報を探せます。
  2. 現場の写真や図を交えて:文章だけより、実際の写真や図を見た方が理解が深まるもの。具体的な例をしっかりと入れましょう。
  3. 大事なポイントは目立たせる:読んでいて、特に大切なポイントは目立つようにデザイン。注意点や要点が一目でわかるようにします。
  4. 難しい言葉は避ける:難しい専門用語は使わず、平易な言葉で分かりやすく説明します。

4M変更管理マニュアル作成の秘訣

 マニュアルを作る際、ただの手順書として終わらせないためのちょっとしたコツやノウハウがあります。では具体的に4M変更管理マニュアルの場合、どんなコツやノウハウがあるのでしょうか?2つの秘訣を以下に伝えておきます。

秘訣1:実例に基づくヒントとアドバイスを付け加える

 「実際にこんなことがあった」という話は、読む方にとって非常に興味深いもの。過去の失敗談や、ちょっとした成功体験は、マニュアルの中で大きな助けとなります。それを具体的な事例として取り入れることで、理解が深まり、同じ失敗を繰り返すリスクも減少します。

秘訣2:ツールやテンプレートを活用するよう伝える

 「いい道具を使えば、仕事の半分は成功」と言いますが、マニュアル作成にも当てはまります。シンプルなチェックリストや、マニュアルの見た目を美しくするテンプレートは、情報を整理し、読み手にとって分かりやすくする大きな力となります。また、特定のソフトやアプリを使うことで、作業がさらに効率的に!既存のツールを活用し、時間の節約と品質の向上を目指しましょう。

まとめ:4M変更管理マニュアルのつくり方

 いかがだったでしょうか?今回は4M変更管理マニュアルの作成に関する知識とアドバイスをいくつか整理して伝えました。この4M変更管理マニュアルは、私たちの作業の品質を一段と引き上げるツールとなり、多くの企業が自分のモノにして有効活用しています。そのためしっかり作成して、あなたの現場の実情に合わせてカスタマイズし、仲間たちと共有することができれば、より良い作業環境を築く一助となるでしょう。

 ぜひこれらの内容を参考にして、少しずつでも取り組みを始めてみてください。あなたの職場の品質管理面における新しいステップへの第一歩を踏み出しましょう。

 もし、確認したいことがあれば以下まで気軽にZOOMでの無料相談をお申込みいただければと思います。

 滋賀県よろず支援拠点> https://www.shigaplaza.or.jp/yorozu/contact

※ 西本を指名すれば、全国どこからでも申込み可能です。

 それでは今日はここまでです。今後とも宜しくお付き合い下さい☆
 長文乱文を最後まで読んでくださりいつもありがとうございます♪
 すべては御社の発展のために、すべてはあなたの笑顔のために



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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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