IoT改善事例⑩切削加工業がクラウド見積サービスで 新会社を設立
IoT改善事例⑩切削加工業がクラウド見積サービスで 新会社を設立

IoT改善事例シリーズの
10回目を紹介します

これまで難しかった見積り作業を
きれいにロジックとして整理し直し
誰でも素早く簡単にできるシステムを
新たに構築して省力化を図る

そしてその機能を他社へ提供するとの
新事業も展開してしまったという
なかなか意欲的な改善事例です

もしあなたの会社が見積りの難易度が
高い業界なら一考の価値があります

ぜひ読み終える3分間程度ですが
お付き合いくださいませ♪

 

IoT改善事例⑩の企業概要

IoT改善事例⑩切削加工業がクラウド見積サービスで 新会社を設立

IoT改善事例⑩の改善企業の取り扱い商品

 

【企業概要】
企業名:月井精密株式会社
資本金:1000万円
従業員:15名
設立年:1981年(38年間)
事業概要:航空衛星・自動車・
医療等分野向けの精密機械部品加工

 
当社は精密機械部品の加工屋さんです

五軸マシニングセンターや
三次元CAD/CAMなどを早くから取入れ
航空衛星・自動車・医療・光学・
計測機器の分野で、試作から量産まで
幅広く部品供給している製造業です

先端技術を積極的に取り入れながら
蓄積してきた技術・経験を大切にし
若い世代が「ものづくり」に
参加しやすい環境を目指して
日々事業展開を続けてきました

それではIoT導入にいたった当社は
いったいどういった課題認識が
あったのでしょうか?

まずはそこから明らかにしていきます

 

当社の課題認識

当社のような精密機械の加工屋では
適切な見積を作成するための要素

つまり相場感や時期ごとの価格変動、
見積り依頼をした顧客の事情など
社内外の知識や状況を経験的に
把握している必要があるため
経営的な知見と長年の現場経験のある
経営者などが対応する必要があるのが
一般的だと言えます

しかし実際に重複して引き合いが入り
見積業務がたてこんでしまうと
社長一人に負荷が集中してしまうため
他の業務が進まない問題がありました

また先代社長から引き継いだ2年間は
ものづくりの技術と同じように
見積作業についても暗黙知が多くあり
値ごろ感も把握できずにいたのです

見積もりは事業収益を左右する
重要な業務ですよね

見積もりが高すぎれば受注を失い
安すぎれば収益を失います

そのため適正な見積り業務は
とても大切な経営判断と言って
いいと考えます

その課題に対する施策として
当社は次のように対応をしました

 

IoT改善の経緯

前述した見積過程の見直しを図るため
当社では見積作成のノウハウを標準化
することで省力化したうえでさらに
従業員の誰もが見積を作成できる
仕組みを作ろうと考えたのです!

この発想が素晴らしいですよね

当初は紹介したもらったIT企業に
プロトタイプシステムの開発を
依頼してはみたのですが
費用が大きくなりすぎるため
開発することを断念しました

しかしどうしても解決したかったため
もともと面識のあった青山学院大学の
長谷川助教に相談しにいきました

それがきっかけでそのシステムを
長谷川研究室と連携して共同開発を
行うことになったそうです!

不思議なものですが
やはりあきらめないところにだけ
道は開けるものなんですね!

そしてシステム開発当初は
自社内の見積作成のみでの前提だった

しかしクラウドを利用するため
自社だけではなく他社でも使用できる
システムとなっていたことに気づいて
2015年12月に新会社を設立して
サービス提供をスタート

同様の課題を持っている
他の切削加工業向けの課題解決に
貢献することにしたのです!

その協力会社として以前紹介した
株式会社栗原精機があります

 

クラウド見積サービス『Terminal Q』

IoT改善事例⑩切削加工業がクラウド見積サービスで 新会社を設立
 
当社では
見積ノウハウをデジタル化することで
見積作成を誰もが容易に素早く行う

そんなシステム「Terminal Q」を
開発することに成功しました

具体的には見積に必要なすべての要素を
係数として設定します

つまり図面のデータを入力するだけで
自動的に見積額を計算する仕組みです

またこのシステムでは
顧客からの見積依頼、
担当者による見積作成、
経営者等による見積承認、
データの保存などの必要な作業を
すべてシステム内で完結する仕組みを
構築したのです

たしかにその仕組みの完成度を高めて
クラウド環境で提供するなら
他社もとても助かると思います

実際、見積りで失敗しているケースは
よくお目にかかります

 

クラウド見積サービスの活用によるメリット

それではこのツールのメリットを
改めて整理していきましょう

【クラウド見積サービスの活用によるメリット】
メリット1:誰でも出来る見積業務
メリット2:見積業務の効率化
メリット3:見積データの再利用と経営分析

ではこれらのメリットについて
もう少し詳しく解説を加えます

 

メリット1:誰でも出来る見積業務

経営的な知見や長年の現場経験など
見積ノウハウを習得してなくても
だれでも適正かつ素早い見積作成が
可能になります

このことで見積業務の暗黙知が減少

事業収益を左右する不安定要素を
できるだけ取り除くことに成功

これが1つ目の大きなメリットです

 

メリット2:見積業務の効率化

2つ目のメリットは
クラウドを活用することで
顧客からの見積依頼や
担当者による見積作成、
経営者等による見積承認、
データの保存などが全てシステム内で
完結する仕様となっているため
紙で管理したりFAX等を用いていた
従来の業務プロセスより大幅に効率化

実際にトライアルを実施した
企業の測定数値の一例を紹介すれば
従来に比べた見積作業時間が
約80%の削減を実現しています

20%でなく80%削減ですから
すごい効果ですよね!

 

メリット3:見積データの再利用と経営分析

最後の成果・メリットは
見積業務がデジタル化されることで
過去の見積実績データが活用できます

つまりリピート受注はそのまま活用
類似受注は参考にしながら変更で
適正な見積業務を完了できます

また納期・加工品目・営業・受失注等
過去の受注情報から経営分析も可能で
事業の収益性の改善に貢献できます

さらに今後はAI連携も可能であるため
自動でデータ解析するなどの機能も
視野に入れることができます

こうやってアナログ業務も
デジタル情報に一度変換すると
さまざまな業務の合理化に
つなげられる潜在力を生みますよね

 

IoT改善事例⑩切削加工業がクラウド見積サービスで 新会社を設立まとめ

長年の経験と手間を要する見積が
誰でも素早く簡単に作業できることで
見積作業にかかる負荷を約80%程度も
削減できる環境を構築

またそれを他社向けに
機能提供をすることで
クラウド見積サービスという
新事業を生み出すことができる事例です

見積りはロジックです

あなたの会社の事業は同様に
見積り機能の提供で
新事業を生み出すことはできますか?

もしかすると
考えてみる価値はあるかもしれません

 

 

それでは今日はここまで
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

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