『改善活動』IE手法を持ち出す理由です
改善活動を習慣にすることで
収益性の高い事業とすることができます
しかし実際にそのような強い会社を
どのようにすればつくれるのでしょう?
改善活動とはムダを徹底的に排除する
ヒトで言うアスリートになるようなもの
その業種に特化した専用の肉体改造だと
言ってよいと思います
それを実現させるのに
重要なポイントがあります
今回はそんなお話です
強い会社とはどんな会社?
『強い会社』と聴いて皆さまは
どんなイメージをするでしょうか?
その条件を考えてみましょう
◯ 収益性が高い会社
◯ お客様がどんどん増える会社
◯ 働いているヒト達が元気いっぱい
◯ 他社に比べて売価が高い
など、いろいろと出てくると思います
ですが本当に重要なのは
上記のような会社にしようとする
組織的なチカラを持っているかどうか
みんなで目的意識を持って具現化する
『実現力』を高めるしくみがあるか
それが強い会社をつくる原動力であり
強そうな会社はみんな持っているものです
そしてその起点となるのが実は
『従業員の問題発見能力』です
『問題発見能力』の低い会社と高い会社
従業員は現場
つまり問題にもっとも近い位置にいます
もっとも問題に気づけるところで
いつも作業をしています
その従業員が問題を発見できない状態
それは少しおかしいんです
『あれ?この作業はこちらの方が効率的』
『今の作業は意味がないのでは?』
『職場全体を考えればこうした方が良い』
など、小さいけれど気づくのがヒトです
でも実際には
『あー、でも自分の仕事じゃないか』
『前に言ってみたけど変わらなかったし』
『関係ないから言われたとおりにしとこ』
こういった間違った判断を習慣化させ
問題を問題として見ない日常を重ねます
おわかりでしょうか?
少しおかしいですよね
『問題発見能力』の低い会社は
こういった組織なんです
結果的に職場はムダだらけ
そんな構造はここから来ています
一方『問題発見能力』の高い会社は逆
気づいたことにしっかり対策が打てる
だから『気づく』ことが職場にとって
とても良いことだと従業員は知ります
そうするともっと気づこうという
意識がどんどん高まっていく
そんな職場の空気があるからこそ
ムダを見つけてなくす習慣があり
アスリートのような職場づくりを
進めることができるのです
おわかりですよね!
ではいったいそのような職場を
どのようにすればつくれるのでしょうか?
強い会社づくりに外せない3つのポイント
従業員が自ら問題を発見し始める
それには外せないポイントが3つあります
◯ 見つけるための知識を提供する
◯ 改善アイデアを一緒に考える
それぞれもう少し詳しく説明しましょう
問題を見つけることを歓迎する
職場で働く従業員なのだから
問題があったら報告するのは
当たり前のことだろう
従業員をぐいぐい引っ張っていく
そんなリーダー色の強いトップなら
そう考えてしまうかもしれません
もしそんな意識があるなら捨てましょう
まずは当たり前な状態にすることが
そんな空気をつくることが重要です
そのため『問題を見つけること』は
職場のみんなにとって良いことだと
お客さまにとっても良いことだと
朝礼でも、会議でも、全員集会でも
しっかり言葉にして伝えてください
そしてそれをリスト化するなどで
漏れなく対策を施したうえで
見つけてくれてありがとうと
感謝の言葉も伝えてください
それを続けることで従業員は
問題を見つけることを
歓迎する職場の空気を感じ
安心して喜んで問題を見つけます
まずこの環境づくりが
外せないポイントです
見つけるための知識を提供する
問題を見つけたら喜ばれる職場
そう捉えていただいたら次は
見つけるための知識を提供します
そうです!
それが科学的管理法=IE手法です
経験や勘に頼った問題発見には
限界があります
そのためこれまで偉大な先人達が
命を削って生み出していただいた
有効な手法を活用しましょう
IE手法のほとんどの機能は
現状の見える化です
つまり現状を把握できるよう
情報を整理・分析しながら
目的に合った手法で表現します
その過程で『気づき』を量産できます
実はそれが職場の宝となるのです!
それを繰り返せば
アスリートのようなムダのない
機能的な職場に少しずつ近づきます
改善アイデアを一緒に考える
最後のひとつは
改善アイデアを一緒に考える
そんな機会をつくることです
自分が見つけた問題点
それが次の日来てみたら改善されている
それだけでも従業員は嬉しいものです
役に立てたんだなと
一方でその改善案を考える会議などに
参加したなら次のように思うでしょう
◯ 他からも問題点がこんなにも!
◯ 自分では気づけないものもありそう
◯ こうやって改善案を考えてるんだな
生み出す苦しみは確かにあるでしょうが
やはり仕事を面白がってもらいたい
こういった改善案の検討の機会には
とても有効な場の空気があります
IE手法にはアイデア着想の手法もあります
ECRSや動作経済の4原則
5W1Hやブレーンストーミングなど
こういった手法を活用しながら
改善できる従業員をひとりでも多く
育てていくことが
強い会社づくりのためには
必要になってくるポイントのひとつです
強い会社をつくるために外せない3つのポイントとは?まとめ
現時点で強靭なパワーをもつ会社も
最初からそうだったわけではりません
ほとんどは現実的に
少しずつ体制を変えながら
やるべきことを修正しながら
迷いながらも着実に
思い描いた姿を追いかけたのだと思います
『思考は現実化する!』と
ベストセラーのタイトルではありますが
現実に具現化しようと思考しなければ
行動しなければ絶対にそうはなりません
ぜひ迷いながらも着実に
理想的な姿を粛々と狙って下さいませ
それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
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