動作研究とは?ギルブレス夫婦が追い求めた理想と現実
動作研究とは?ギルブレス夫婦が追い求めた理想と現実

IE手法のコンセプトである科学的管理法
その礎をつくったF.W.テイラーについて
以前ご紹介しました

実はさらに同時期に『仕事を科学する』ことを
スタートさせた功労者がいらっしゃいます

フランク・ギルブレス(1868―1924年)と
リリアン・ギルブレス(1878―1972年)
そう、このお二方は夫婦なんです!

このお二方がどのような想いで
何に挑戦して、そしてどのような現実と
向き合ってきたのか?

そして彼らは何を生み出し
我々に何を残してくれたのか?

今回はIEストーリー的な、そんなお話です

 

フランク・ギルブレスの半生

フランク・バンカー・ギルブレス・シニア
英語ではFrank Bunker Gilbreth, Sr.

彼は北米に位置するメイン州にて
金物屋の息子として生を受けました

 

しかしわずか3歳の時に父と死別したため
マサチューセッツ州ボストンへ
高校卒業した後はレンガ積み職人見習い
その後は建設会社の経営をはじめました

やはりカエルの子はカエル
経営者の息子は経営者になるのですね

 

当時の建物はレンガを積んで
建築をする工法が主流でした

しかしフランクは見習い時に
作業者によって仕事のやり方が違うことに
気がつき、一体どれが正しいやり方なのか
わからなくなったようです

最良の方法とはなにか?
もっと速く楽なやり方はないのか?

 

そこで彼はレンガをより早く
簡単に積む方法を考案したのです
それをきっかけとして彼は
よりよい方法の研究に没頭して
自身の会社を大きく成長させていきました

そして34歳の時、リリアンと結婚します

 

リリアン・ギルブレスの半生

リリアン・エヴリン・モラー・ギルブレス
英語では Lillian Evelyn Moller Gilbreth

 

リリアンはカリフォルニア州にて
9人兄弟の一番上として生まれました

高校時代に優秀な成績を修めて
カルフォルニア大学入学し
主に哲学と心理学を学んだようです

そして彼女が24歳の若さで
フランクと出会って結婚して
なんと12人も子供を生んで育てました

そんな彼女がフランクと共に
学んだ心理学を工業管理分野に
応用することを模索し始めたのです

 

家事、子育て、そして仕事まで!
すごくパワフルな女性ですよね!

 

そしてフランクが42歳
リリアンが32歳の時に
建設会社をやめて二人で
工業管理のコンサルタント会社を設立

そしてフランクの動作研究に心理学を
応用した披露研究や応用動作研究などで
労働条件による効率性の影響を研究

現在、労働者が休憩を取れるのは
このリリアンのおかげだと言えます、笑

 

そんなリリアンは
54歳という若さで亡くなったフランク
彼の意思を受け継いで多くの企業支援
および科学的管理法の展開に貢献します

 

ギルブレス夫婦が描いた理想

当時、科学的管理法を提唱したテイラー
もちろんフランクはそれを実践的に応用し
自らの会社の成長に活かしていました

しかし考え方はテイラーと違っていました

 

テイラーの科学的管理法の目的は
あくまで作業時間短縮
どれだけ効率的な職場を生み出すか?が
テーマであり作業者側の都合は考えない

そのためテイラーは労使対立を激化させた
張本人だと批判されることもしばしば

 

一方でギルブレス夫婦の目的は
『最良の方法』の探求であり
それは会社側にも労働者側にも
メリットがなければならないという
テイラーに比べ人間的なものでした

そのため彼らの生み出したシステム
職務標準化や奨励賃金制、タスク簡略化、
キッチン設計、休憩制度など多くの遺産を
我々は引き継いていることになります

ではその元となった動作研究は
どのように生まれたのでしょうか?

 

動作研究とは?

『最良の方法はどんなもの?』を探すため
まずフランクは多くの職人を観察しました

その結果
職人によりやり方が違うだけでなく
同じ職人が同じ仕事をするときにも
○ 初心者を教育する場合
○ 急がずに仕事をする場合
○ 速く仕事をする場合
でやり方が変わることを突き止めて
作業を標準化することで速度も
品質も安定することを理解しました

そして、独自の作業足場を考案したり
レンガの向きを変える作業や
コテでコツコツ叩く作業をなくす工夫で
『ムダな動作を改善する』
アプローチを重視するようになったのです

そうした工夫を繰り返していくうちに
フランクはある法則に気が付きました

望ましい作業方法を見出すために
○ 動作要素ができるだけ少ないこと
○ 動作時間ができるだけ短いこと
○ できるだけ疲労の少ない動作であること
の3つを基準として設定して研究を進め

その後、動作要素を細かく分解することで
手の動きを分析できるしくみを考えました

それが有名なサーブリッグと言う記号です

サーブリッグはギルブレス(Gilbreth)を
ほぼ反対にした造語です

このように動作にフォーカスすることで
ムダな動きを減らしていく『動作分析』は
実はこの動作を研究する過程から
生まれてきたものなんです

 

ギルブレス夫婦が追い求めた理想と現実まとめ

リリアンが亡くなったの後も
ギルブレス家の息子と娘によって
ギルブレス夫婦のストーリーが発表され
後に映画化されたりしたそうです

とても偉大な功績を生み出しているわりに
意外と家族を大切にしてきた人間っぽさが
なんだかとても微笑ましく感じるのは
ワタクシだけでしょうか?

職場も家庭もよくしようと
努力を積むスタイルは違いなないのだなと
これを書きながら改めて考えました

 

 

それでは今日はここまでです
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

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