整理整頓レベルに基本的な職場の考え方と能力が反映される3つの理由

整理整頓レベルに基本的な職場の考え方と能力が反映される3つの理由

整理とは必要なモノだけにすること
整頓とはモノの効率を追求すること

これはこのサイトの記事を通して
ずっと伝え続けてきたことです

でも整理整頓ができているからって
本当に良い職場だと言えるのか?

基本的な職場の考え方や能力って
本当に5sレベルに反映されるのか?

今回はその理由などについて
お話していくことで理解を深めて
いただければと思います

今回も読み終えるまでのお時間
しばらくお付き合いくださいませ

 

目次

整理整頓ができている職場は良い職場?

これっておわかりでしょうが
整理整頓ができていない職場が
極悪ブラック会社だと言うわけでは
ないんですよね

 
そう極端なお話でなくシンプルに
皆さまが例えばまっさらな気持ちで
新たに就職したい職場を想像した時

『もしこんな職場ならいいな』
『毎日あんな職場で働きたい』
『そんな職場なら嬉しいな』
って
いろいろイメージすると思うんです

それってできるだけ良い職場で
働けることを希望するのは当り前で
当然誰もがそれがいいと思います

 
良い職場ってそういうことです

 
で、その条件のひとつにきっと
整理整頓レベルが高いことも
1つの要素に入っていると思います

 

基本的な職場の考え方や能力について

その理由って単純ですよね

自分を含めて
働きやすい環境が整っている職場は
きっとストレスも低くて人間関係も
スムーズにつながるような印象

作業を引き継いだり教えてもらう時
不要なモノがなくてスッキリしてて
モノがどこにあるかすぐにわかる

独自のルールも見れば書いてあって
教えてもらわなくても何すべきか
見れば読めばわかる工夫がしてある

なんて会社は本当に親切ですよね

 
そんな職場になるためには
基本的な能力が備わっている
必要があるわけです

どういうことか?
説明していきましょう

 

職場の考え方

まずそんな職場を実現するためには
そんな職場になろう!と
その職場が思わなければならない

そりゃそうなんですが
思っていない職場って多いんですよ

『自分は今目の前の作業で忙しい』
『職場を良くするのは上司でしょ』
『整理整頓?ああ、後でやります』

 
たしかに整理整頓はあなたの仕事
そう指示されないと動けない
そうかもしれません

けれどあなたがその職場に所属して
そのチームの一員であるかぎり
あなたの職場環境レベルについての
責任から逃れられるわけはない
です

いや、他の会社であったり
違う部署だったらそうかもですが
少なくとも上司の責任にはできない

あなたの職場なんですから

 
そんな根拠の薄い責任転嫁を
どうどうと主張する考え方が
しっかり職場の整理整頓レベルに
現れているんだと思うんです

全員がしっかりやる意識を育てる
しっかり対処しないと仕事人として
恥ずかしいと思うか思わなないか?

その度合いが今の職場レベルに
反映されてしまっているのです

 

職場の能力

一方で、ただちゃんとしようと
思っていてはみたものの実際に
改善できる能力が職場になければ
整理整頓レベルが維持できない
です

年末・年始だけすごくきれいです!
っていう職場によく出会います

いいんですよ!みんな忙しいから
操業が止まってまとまった時間で
大掃除をガサっと取り組む

そして翌年、操業が始まったら
そのレベルが維持できない

 
それって改善はするけどするだけで
それを維持できるだけの能力がない
そういう状況ですよね

あらゆる理由であらゆる判断で
職場の基本的な考え方が
ブレにブレてしまう空気があります

それもやっぱりそういう職場って
ことになってしまいますよね

やりたい、とは思っているだけどね

 

考え方や能力が職場に反映される理由

もうおそらくお分かりだと思うけど
まとめると以下の3つだと言えます

 

考え方や能力が職場に反映される理由
理由1:改善しようとする空気の影響
理由2:改善を進めるゴールの影響
理由3:改善を維持する組織力の影響

 
それぞれどういうことか
解説を重ねていきましょう

 

理由1:改善しようとする空気の影響

まず最初の理由は改善しようとする
空気の有無の影響を受けるためです

そりゃ職場に属するヒトたちが
職場を良くするために時間を使う

そういった必要性や行動がなければ
整理整頓は進みませんよね

 
もちろん自分自身にその責任がある
と知らない場合はちゃんとそれらも
自分たちのミッションであることを
理解し直してもらう必要があります

つまり整理整頓、3Sに関する
学習や話合いが必要
なんですよね

よし、やろう!ってヒトが何人か
増えていく仕組みができたなら
徐々に良い方向に進みはじめます

 

理由2:改善を進めるゴールの影響

改善してもすぐ戻ってしまうのは
良くしようと思ったとしてもそれを
維持する仕組みがないからです

まず必要なのは、ここまでしないと
達成してないよと誰もが評価できる
ありたい姿=ゴールの設定です

 
こんなになるまで改善を進めるべき

だから年末年始でキレいになっても
それで終わってないんだって認識が
職場全員にあれば、じゃいつやる?
って考えはじめますよね

うわー、がんばったー終わったー
また来年ーで済んでしまえば
職場はまた元の姿にもどってしまう

ゴールの有無の影響は大きいです

 

理由3:改善を維持する組織力の影響

最後の理由はチーム力の有無です

これがあると職場レベルはキープ
なければ維持できる理由もないです

そりゃそうですよね

 
ちゃんと集まって話し合って
ゴール=ありたい姿と現実の
違いと問題点として挙げる

それら全員の目線を集めたうえで
今回はどれを対策するのか決める

そのうえで実行計画を作って
お互いフォロー・助け合ったうえで
やれたことやれなかったことを共有

これらを繰り返すことによって
はじめて組織的な問題解決能力が
高まっていきます

 
それらをずっと回転させることが
できる組織力が育っているならば
職場はきっと維持できるように
なっていくものです

 

まとめ

なんだかんだ言ったとしても
結局自分たちが望んだ職場レベルに
なっているはずなんです

 
目の前の課題から逃げるなら
逃げるだけの整理整頓レベル

向き合うなら向き合うだけの
整理整頓レベルになっています

 
だから新規引き合いを承認するため
取引先はあなたの工場を見に来ます

あなたの工場の管理レベルを
確かめに来ているというわけです

 

 

それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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