従業員の改善マインドを高める3つのポイントとは?

従業員の改善マインドを高める3つのポイントとは?

  
これまでIE手法のノウハウやスキルおよび
事例を含めて説明してきておりますし

今後もIE手法の使い方入門ですから
すぐ使えるための記事を書く予定です

【前回記事】>IE手法の活用方法①まずは現場をざっくりと分析してみよう!
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しかしこのIE手法に限らず
3S活動やQC活動など、組織的な活動が
益々大切になってきている環境
 

そしてそれらを高めるポイントについて
少し説明しておきたいと思います
 

目次

なぜ?益々求められる従業員の改善マインド

感性の高い方ならもうとっくに
気づいておられるとは思いますが

現在の時代の流れは、我々事業者に対して
容赦のない変革を求めています

 

時代の流れ1:我が国の仕事への価値観の変化

これまでは『必死に働く』
そういいったキーワードは

社会人にとってとてもカッコよく
響いていたものでした

なので我々の年代は特に
懸命に仕事に取り組むモノには称賛を送り
仕事ができる人間はヒーローでした
  
  
ところが現代ではどうでしょう
  

昭和のコマーシャルで有名だった
『24時間戦えますか?』とのフレーズも
今や懐かしい時代遺産としての位置づけ

当の本人が望む、望まないにも関わらず
時間外労働を罪悪だと捉えられ
その環境をつくる企業はブラックと呼ばれ
労働者を酷使する極楽非道の法人として
レッテルを貼られます
  
  

これは良い、悪いではなく
時代の変化なのです
  
   

時代の流れ2:我が国の労働人口の減少


従業員の改善マインドを高める3つのポイントとは?

【労働力人口が想定以上に減少している】


 
我が国:日本の高齢社会は深刻度を増し
8年連続の人口減少を記録してうえ
子どもの数は37年連続して減少し
過去最低を記録した事実があります

つまりこれは労働人口の減少であり
もっと言えば国力の低下を意味しており
このままいけば2060年には
ピーク時の半分にまで下がるのだという
  
  
そのため、生産性の向上は
待ったなしの状況であり
国は『働き方改革』の狼煙を高々と
上げています
  
   

時代の流れ3:第4次産業革命の進展

以前にも説明した第次産業革命

そう、IoT、AI、ロボットなど
インタストリー4.0と言われる
テクノロジーの進展です
  
  

これらの技術を活用することは必須であり
一方で経営者ひとりでの改善方針だけでは
柔軟に変化を取り入れる発想が生まれ難い

そのため組織的なしくみで
急激に低下している導入コストアイテムを
あらゆる情報にアンテナを立てておく
必要がありそうです

そうなんです。
  
  
これら別々の方向から来ている
大きな波を我が社の推進力に変えるために

従業員一人ひとりに
改善マインドを据え付けていく機能が
組織的に必要となっているのです
  
  

逆に言えば、この変化に追従させるためには
トップダウン型経営パワーだけで
乗り越るのはリスクが高い

従業員の高い改善マインドから生まれる
ボトムアップ型経営パワーを掛け算する
  
  

つまり、改善を組織ぐるみで楽しむ会社
そんな職場を創ることで全員がハッピーに
なれる可能性を大いに秘めているのです
  
  

これはチャレンジしないわけには
いきませんよね!

ではいったいその従業員マインドは
どうやって装備していけば
よいのでしょうか?
  
  
 

従業員の改善マインドの高める3ポイントとは?

従業員は働きに来ています

つまり生活の糧を得る目的が最初の動機
しかしこの仕事というのは逃げれば辛い
  
  

8時から17時などの定勤時間がある
このあいだはどう過ごそうが給料は同じ

しかし労働者側は不思議なもので
ラクしようと思えば思うほど
この時間が長く退屈に感じるものです
  
  

しかしまるでゲームを楽しむように
時間を忘れて没頭できるのなら
あっという間に時間が過ぎていく

それは労働者にとっても
とても積極的で楽しい職場であるはずです
  
  

そんな職場の空気をつくるには
いったいどのようなポイントが
あるのでしょうか?
  
  
 

改善マインドの高め方1:改善する習慣をつくる

まず取組んでいただきたいのは
改善を当たり前にすることから
スタートしてください
  
  

従業員はまずは改善というものが
どのようなものが知りません

なので、改善提案制度でも
3S活動を研修で組んで進めさせてもよい

なんでもいいので
改善とは会社から歓迎される活動だと
いうことを日常化させてほしいのです
  
  

毎朝、この職場に出社したら
作業と改善はセットでついてくるのだと

そのためにはもちろん
手を変え品を変え、改善は歓迎すべき存在
ということの発信を怠らないように
  
  

で、そんなイメージが定着し始めたら
次のステップです
  
  
 

改善マインドの高め方2:経営を透明化する

経営というものはどういうもでしょうか
  
  

お客さまに価値を提供して
そしてその対価として売上が上がる

それら価値を生み出す経費を圧縮して
利益を生み出して我々は生きていく糧を得る
  
  

そんなロジックに加えて
ある程度の財務内容の透明化も必要です
  
  

役員報酬を隠したいなら
給与の中に合算して入れておくなど
工夫はできるはずです

そうやって透明化を進めることで
会社全体のパフォーマンスを上げるための
仕組みづくりを図ります
  
  
こちらが先に腹を見せなければ
相手も本気で取り組んでは
いただけないですよね
  
  

 

改善マインドの高め方3:成果を分かち合う

最後のポイントは成果を分かち合うことです
  
  

これは利益が出たら全部従業員に分配!と
いうことではありません

お互い納得のいくルールを
決めておきたいわけです
  
  
例えば。。。
利益が上がることが分かりました
  
  

そうすれば4等分して
給与(賞与)、役員報酬、設備(未来)投資、
税金とするなど、フェアな運用をやってみる
  
  

そうするとこれも不思議なのですが
従業員よりも経営者側に積極性が生まれる
ことがほとんどです
  
  

決断には勇気は必要だと思います
しかしその扉の向こうには
開けたモノにしか見れない景色があります

ぜひ何度もシミュレーションして
自身が覚悟を決められる条件を探しだして
工夫するなどで、ぜひ試してみてください
  
  

 

従業員の改善マインドを高める3つのポイントまとめ

従業員の改善マインドを高めていく
そのことで会社とく土台が安定して
従業員の将来が明るくなる

こんなに健全なことはないです
  
  
これ。。。キレイごとに聴こえますか?
それはとても危険です

最初にお伝えしましたが
時代の価値観はそうとう変化しています
  
  

過去の良き時代はもうすでに
良いとは評価していただけません
  

近年ではこれを見誤った方々が
情報化が進んだ社会に非情な制裁を
受けているのは
皆さまもよくご存じではないでしょうか?

我々はリーダー側の立場です
うっかり従業員の誰かが
その落とし穴に決して落ちないよう
しっかり現実を受け止める勇気も必要です

お気を付けくださいませ

 
   
   
  
それでは今回はここまでとなります
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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