QC活動を進める目的を整理すること
それは何のためにQC活動を進めるかを
関わる全員が共有するために必要です
今回はその前提を確認することで
改善がどんどん増える組織づくりを
進めていただくきっかけに
していただければ幸いです
QC活動の目的、目指すべき姿について
QC活動は小さなチームをつくり
7つ道具を使いこなしながら
問題解決の『型』をたどることで
職場を良くしていく活動を言います
そのQC活動には以下の目的があります
【QC活動の3つの目的】 目的1:職場の問題を解決していく 目的2:問題解決できる組織をつくる 目的3:仕事を楽しむ人材を育てる |
それぞれどういった目的なのか
もう少し詳しく説明します
目的1:職場の問題を解決していく
普段皆さまは職場で仕事をしています
でもその職場の問題を解決するために
どれだけの時間を割いていますか?
『そんな指示は受けてないです』
『問題解決は誰か?がやってくれる』
『職場の改善は上司の仕事』だと
思っている方がほとんどでしょうか?
実はその考えた方はもう古いです
時代がそれを許さない構造に
変わってしまっています
よーく考えてみてください
従業員・関係者全員でよってたかって
問題を解決していく職場と
いつまでたっても誰も対処しようと
していない職場と
どっちが強いと思いますか
どっちが楽しいと思いますか
どっちが価値ある職場だと思いますか
皆さまはそれが分かっているのに
誰かが動き出すのを待っている
それをまずはQC活動をスタートさせて
小人数で動かし始めることが
1つ目の目的です
目的2:問題解決できる組織をつくる
QC活動をスタートできると
まず目の前に山積する問題を見つけ
順番に解決をすることができます
こういったものは回数を重ねる毎に
『型』をたどるのがじょうずになり
どんどん道具も上手く使えるように
なっていきます
つまり継続が鍵になるのです
定期的にQC活動を継続していく
つまり毎日の歯磨きの様に当たり前に
定期的に改善を繰り返す仕組みを
職場に導入できるというわけです
それを繰り返せば繰り返すほど
問題解決が巧い強い組織ができます
それが2つ目の目的です
目的3:仕事を楽しむ人材を育てる
このQC活動を継続しながら
チーム数を徐々に増やしていきます
そしてリーダーを入れ替えたり
少しずつメンバーを交代したりすると
問題解決ができる人材が育ちます
それって実は裏返してみると
それを楽しむことができるメンバーが
増えていくことになります
いつもの作業だけでは元気がない方も
不思議とみんなの知恵を集める時に
意外なメンバーが貢献したりします
やはり価値観が違うメンバーが集まる
職場だからこそできる個性豊かな改善
それが会社そのものの独自性へと
進化を遂げることができた事例は
このQC活動を推進する職場で
たくさん現実に起こっています
QC活動の目的達成のために守るべきポイントについて
人づくりが進むことは
会社の未来づくりと同じことです
下手な帝王学を背中で語るより
このQC活動を導入したほうが
より実践的で学習速度が早いです
しかし現実には
ただQC活動を進めるだけでは
これまでの目的は[目的1]程度しか
達成できません
ほとんどの職場は
始めました、けれど続きませんでした
ないし、形骸化しただけでした
という感想を持っているはずです
目的2、3へと続けて
強くて働いて楽しい職場づくりのため
以下に守るべきポイントが大切です
【QC活動の守るべきポイントについて】 POINT1:活動にスポットをあてる POINT2:メンバーの自主性を尊重する POINT3:良いことはしっかり評価する |
ではこの3点について
もう少し詳しく解説いたします
POINT1:活動にスポットをあてる
かならずスタートしたQC活動について
全従業員に対して活動を始めたことを
宣言してください
活動テーマ、リーダー、メンバー、
活動スケジュールを検討してもらい
その内容を皆さまに伝えます
そのうえでリーダーやメンバーから
活動に対する意気込みなどを
話してもらうようにします
そして結果発表は◯月◯日△△で、と
具体的に報告日程もコミットします
このことにより誰もが知っている
改善活動ということになり
成果が期待されるわけです
この公式感が組織活動に対する
姿勢を決めるわけです
POINT2:メンバーの自主性を尊重する
テーマ選定も、原因究明も
活動はすべてリーダーとメンバーの
自主性に任せてください
経営者や役職者がメンバーに入ると
どうしてもクチを出したくなります
だからその席には参加しない
メンバー選定と全従業員への発表、
そして活動報告の発表の場のお膳立て
など舞台づくりに集中してください
もしQC活動の知識が不足して心配なら
専門家を期間限定で雇いサポートして
もらってください
そうすることで彼らは独自のチカラで
問題を解決しようと懸命に
取り組むはずです
成功しても、失敗しても
この状況がなければ
個人も組織を成長しません
グッと我慢して、吉報を待って下さい
POINT3:良いことはしっかり評価する
チームが実施した活動に対して
中間報告、そして活動報告の機会を
設けていただきます
そしてその席では不足している点を
多く指摘してしまい勝ちなのですが
それでは積極性を一緒に折ることに
なります
そのため、良いことはしっかり評価
してください
多くの経営者や役職者が
抜けやすいポイントですので
ここはしっかり意識してお願いします
そのうえで◯◯の点を取り組めば
さらによくなる、といった表現
つまり、応援する側の意見として
言葉づかいをお願いします
いいたいことは山ほどあるかと
思いますが、ポイントは絞って下さい
QC活動の目的とは?自ら改善に取り組む組織づくりを進めよう!~まとめ
QC活動をじょうずに活用すれば
まったく違う組織に変革することも
可能なくらい強烈なパワーがあります
それを活かすかどうかは
導入を決める経営者、役職者です
ぜひ時代にマッチする
自らが問題を解決いていく組織を
できるだけライバルより早く確実に
進めていっていただくことを願います
それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
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すべてはあなたの笑顔のために