職場を遊び場に変えるQC活動の大きな2つの特徴について

QC活動とは?2~職場を遊び場に変える大きな2つの特徴について~

QC活動を職場に導入する

いったいそれは
何を意味するのでしょうか?

QC活動とはどんな活動なのか
どんな変化が期待できるのか
またどんな負荷がかかるのか

今回はそんな全体像について
お話していきたいと思います

少しお付き合いくださいませ

 

目次

QC活動とは?~小さな特別対策室で問題解決~

そもそもQC活動とは
どのような活動なのでしょうか

『QC活動』そのもので
WEB検索してみました

【QC活動】
QC(品質管理)に関わる活動のこと。「品質第一の製品を作る」「顧客満足度と従業員満足度を向上させる」「品質を保持するための作業工程の管理・改善を行う」「品質・納期・コストなどの問題を解決するための方法を模索する」などの活動を行う。QC活動は、QCサークルという小グループを結成して行うことが多い。

QC活動を簡単に表現するなら
小さなチームを編成して
品質・納期・コストなどの
あらゆる問題を解決するための方法を
模索する改善活動のことを言います

例えば。。。

 

職場で不具合やトラブルが
起こったとします

まずはやはり対処しますよね

何らかの原因で不良が出たとしたなら
その不良要因を改善して止めます

設備が故障したなら
現場に飛んでいって治そうとしたり
設備屋さんに来てもらったり

まずは対処を施します

 

問題はそのあとです

次の不良が出るまで
次に故障するまで、何もしない

他の忙しさにかまけていると
また同じことがいつか起こる

それだとやっぱり仕事しているとは
言えませんよね

 

仕事と作業は違います

作業は決められたことを黙々とやる
しかし仕事は自ら考えて問題解決を図る

そんな仕事をチームでやる

それがQC活動だということです

 

QC活動の目的~問題解決がどんどん進む職場づくり~

QC活動を導入する目的は以下の2つです

【QC活動の目的】
目的1:企業として改善機能を『しくみ化』できる
目的2:従業員一人ひとりの問題解決能力が高まる

さて、これはどういったことでしょうか?
もう少し詳しくお話しますね

 

目的1:企業として改善機能を『しくみ化』できる

QC活動を導入することで
先程の問題解決をしくみ化することが
できるようになります

つまり不具合やトラブルを未然に防ぐ

そんな改善活動をどんどんと量産できる
そんな職場はとても頼りがいが
ありますよね

 

お客さまにとってどんな会社と
関係をつづけていきたいか

やはりどんどんと改善を進んで
どんどんといい商品づくりを進められる

そんな会社がやはりいいですよね

まずはそんな目的がひとつ

 

目的2:従業員一人ひとりの問題解決能力が高まる

小さなチームで取り組むわけですから
メンバーの一人ひとりの役割が
とても重要になってきます

つまり少し多い集団の中に身を置くと
自分だけ苦労はしたくない心理が働いて
責任のある事柄から逃げる傾向があります

要するに責任は軽い方がいいわけです

しかし少人数だともう全員でやるしかない

 

そのため一人ひとりの責任は比較的重く
取り組まざるを得ない状態になります

そうなると、思うよりずっと
動き始めるヒトが出てきます

不思議なものでこの活動を始めると
意外がヒトが頭角を表すことに
よく遭遇します

ヒトは機会があれば成長できる証拠です

そういった人材育成面での期待が
導入目的の2つめです

 

QC活動の2つの特徴

そんなQC活動には他の改善活動にはない
大きな特徴が2つあります

【QC活動の2つの特徴】
特徴1:シンプルなQCストーリーで解決する
特徴2:便利な『QC7つ道具』を使う

どういう特徴か説明します

 

特徴1:シンプルなQCストーリーで解決する

QC活動にはQCストーリーなるものが
存在しています

それはとてもシンプルなもので
5ステップで構成されています

つまり問題解決を実施するための
プロセスが決められているということです
 
スポーツでも学習でもそうですが
『型』って大切です

決まった動作で体に染み付くまで練習する
決まった動作でどんどんモノを覚える

同様に決まった動作で
問題を解決していくわけです

何度も何度も、繰り返し繰り返し
同じ動作をリピートすることで
問題を解決するための方法が
体に染み付くため個人の問題解決能力が
飛躍的に高まっていくのです

スゴいですよね!

 

特徴2:便利な『QC7つ道具』を使う

もうひとつの特徴はこの
QC7つ道具ってのがあることです

日曜大工工具セットみたいなもので
だいたいはこのツールを使いこなせれば
問題解決に結びつけることができる
という7つの道具セットです

①パレート図
②ヒストグラム
③グラフ
④チェックシート
⑤特性要因図
⑥散布図
⑦管理図

この7つ道具をマスターすることで
あらゆる問題に対処が可能になる

とても興味深いと思いませんか?

 

QC活動とは?2 まとめ

QC活動の2つの特徴
問題解決の「型」を覚えながら
専用ツールを使いこなす
とってもシンプルでかつパワフル

もう完全に職場は遊び場となります

だって職場って
問題だらけじゃないですか!

やりたい放題です、笑

 

それにこの問題解決ができるようになれば
職場の中でのあなたの発言力と存在感は
とっても大きなものになります

ぜひ、このQC活動を活用して
『職場を良くする』ことを
心の底から楽しんで頂くことを望みながら
この記事を書いています

 

 

それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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