Appsheet(アップシート)アプリが製造業でできること

Appsheet(アップシート)アプリが製造業でできること

前回の記事は使えるITツールとして
kintone:キントーンを紹介しました

【参考リンク】
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でも有名なノーコードツールって
別にキントーンだけではないんです

そこで比較的安価、っていうか
一定程度なら無料で使えてしまう
Google社製のノーコードツール
Appsheet(アップシート)について
詳しい方にお話しを伺ってきました

その解説いただいた内容をまとめて
皆さまにお伝えしてみますのでぜひ
参考にしていただければと思います

今回も読み終えるまでのお時間
しばらくお付き合いくださいませ

 

目次

解説いただいた企業:吉積情報株式会社について

Appsheet(アップシート)アプリが製造業でできること
 出展:吉積情報株式会社

今回解説いただいたのは
吉積情報株式会社という会社です

当社の創業は2005年と若いですが
Googleのクラウド領域のところを
一筋でやってる専門ベンダーです

グループ会社も含めて全体で
Googleクラウドに特化した会社で
Googleのプレミアパートナーとして
認定されていることもあって
着々と実績を積上げているとのこと

つまりGoogleのクラウド関係ならば
もっとも頼りになる存在として
認知を広めているという会社です

 

Appsheet(アップシート)アプリについて

Appsheet(アップシート)アプリが製造業でできること
 出展:吉積情報株式会社

 
Appsheet(アップシート)は実は
2020年1月にGoogleが買収した
ノーコードでアプリを作成できる
ノーコードツールです

元々Google独自でもアプリをつくる
アップメーカーというツールが
あったにはあったのですが

結構がっつりコードを書くような
プログラミングが必要だったため
こちらの機能を合体させたようです

 
アップシートの特徴としては
アプリをつくれるのは当然ですが
タスクの自動化が簡単なところです

それに加えてGメールとか
Googleカレンダーなどという
Googleお馴染みのアプリとの連携も
とてもスムーズにできる
ところが
キントーンとは大きく違う特徴

つまり普段からGoogleアプリに
使い慣れている方にとっては
とても便利なアプリだということです

 
そう聞くとなんだか便利そうですね

 
それではもう少し詳しく
Appsheet(アップシート)について
説明を加えていきましょう

 

Appsheet(アップシート)アプリの3つの機能


 出展:吉積情報株式会社

 
まずはAppsheetが持っている機能を
簡単にまとめて表現をしてみると
以下の3つになります

 

アップシートの3つの機能
機能1:アプリ開発
機能2:タスク自動化
機能3:システムの統合化

 

アプリ機能1:アプリ開発

これはアプリを開発できる機能です

もちろんノーコードツールなので
プログラムを書く必要がないため
設定やフローの描写などで直感的に
アプリをつくることができます

これまでのアプリ開発の多くは
専門的な外注につくってもらうため
自社の独自な状況に対応できないし
予算も数百万円以上は必要でした

手軽にアプリをつくって
違うと思えばいつでも改善できる

この手軽さは大きいですよね

これがAppsheetの代表的な
機能の1つ目です

 

アプリ機能2:タスク自動化

2つ目の特徴的な機能は
タスクを自動化できることです

ただアプリがつくれるのではなく
それぞれの仕事を自動化できる

これは使い方によって多くの仕事を
効率化できる可能性を秘めています

 

アプリ機能3:システムの統合化

そして3つ目の機能はシステムの
統合化が期待できることです

現在では経理は会計システム
決済は決済システム
メールはメールシステムで
スケジュールはグループウェアなど
それぞれ独立したツールを使うのが
当たり前になっている会社は多い

けれどGoogleのクラウドツールに
集めることができれば全体的な
システム統合に近づけることが可能

いくつもいくつも違うメーカーの
違う考え方のツールを使うのでなく
統合されたシステムになれば
デジタルツールの使い勝手は
飛躍的に向上しますよね

これが3つ目の代表的な機能です

 

Appsheet(アップシート)アプリ開発の3ステップ

Appsheet(アップシート)アプリが製造業でできること
 出展:吉積情報株式会社
 
Appsheetでのアプリ開発は簡単に
以下の3ステップで説明可能です

 

アップシートアプリ開発の3ステップ
アプリ開発STEP1:データを接続
アプリ開発STEP2:アプリを編集
アプリ開発STEP3:アプリを展開

 

アプリ開発STEP1:データを接続

まず最初のステップとしては
接続するデータを選びます

たとえばエクセルExcelなのか
スプレッドシートなのか
グーグルホームなのか

いくつかの選択肢の中から
ベースとするデータベースを
Appsheetに接続設定します

それが最初のステップです

 

アプリ開発STEP2:アプリを編集

データベースを接続した時点で
それだけですでにある程度機能する
アプリとして使えるようになります

それをさらに使いやすくなるよう
アプリに編集を加えていくのが
この2つ目のステップです

 

アプリ開発STEP3:アプリを展開

そしてアプリ編集が終わったなら
あとはそのアプリを展開することで
実際に使う準備を整えるということ

シンプルにそんな3ステップで
アプリ開発が終わるという簡単さ

まさに恐ろしい時代が来たと
言ってよいですよね

 

Appsheet(アップシート)アプリのその他の機能とできること

Appsheet(アップシート)アプリが製造業でできること
 出展:吉積情報株式会社

 
そしてアップシートには
便利に展開できる機能が
いくつか装備されています

バーコードをスキャンしたり
画像添付したりというような
モバイルデバイスと相性の良い機能

加えて何かをトリガーを受けて
メールを自動で送ったりですとか
とても高機能機能も選択するだけで
手軽に使えるところも特徴的です

 
用途的には言えばたとえば
設備メンテナンスの記録や
ちょっとした報告書なんかも
WEB上にアップデートできる仕組み

さらには承認が必要な経費申請や
問合せを受けた後の対応記録など
マネジメントの部分で親和性が高く
よく使われているとのこと

 

ではここで実際に活用されている
活用事例を見てみましょう

 

Appsheet(アップシート)アプリの活用事例

Appsheet(アップシート)アプリが製造業でできること
 出展:吉積情報株式会社

 

上記の活用事例を確認してみると
Appsheet(アップシート)アプリは

【現場では】
○ 在庫の追跡
○ 運転手の割り当て
○ ロジスティックス(物流管理)
○ 現場で使うシステム展開
○ 設備やリソースの管理
○ 資産・在庫管理

【店舗やフロアでは】
○ 安全検査
○ 品質保証
○ 設備メンテナンス
○ 設備検査
○ 請負業者管理

【事務所内では】
○ チームでの承認機能
○ プロジェクト管理
○ チーム連携
○ 予実管理
○ 他システムとの連携
○ ITチケットシステム

【お客さま向けでは】
○ イベントマネジメント
○ 提案や見積りの作成
○ 販売支援とサポート
○ スケジュール調整
○ 人材育成と訓練

などなど、思っているより
結構幅広い機能を組めることが
わかってきますよね

だとすると製造業で期待でいる
機能をちょっと考えてみましょう

 

製造業でできること~応用例~

製造業でシステム化して
役立ちそうな機能を想像しながら
難易度別に考えていきましょう

 

難易度1:紙シートをデジタル化

まず現場で役立ちそうなのは
現在、紙で運用しているしくみを
デジタル化することです

たとえば
○ 5S活動実績報告書
○ 変化点管理シート
○ 改善報告書
 など
各種チェック(確認)シートなど
報告関係はより簡単に
デジタル化することが可能です

その結果、どの改善レベルの報告が
何件上がったとか自動計算できるし
必要となれば写真画像を撮影して
報告書に張り付けることも可能

さらに履歴を遡ることで
何かトラブルがあった時の
トレーサビリティが確保できるのが
システム化するメリットと言えます

 

難易度2:必要機能をアプリ化

難易度1である程度技術が上がれば
次は必要な機能をアプリ化できます

たとえば人手によって
アナログ管理している在庫管理
材料や購入部品・備品の入庫管理
製品の出庫管理なども作成可能

これによってそれぞれ
管理精度の向上が期待できますし
そもそもバーコードなどを使えば
とても便利に使えるので現場も
助かると思います

だってこれまで人手で書いてたけど
今後はバーコードをピッで入力
写真も出てきたら間違えにくいし

 
また、これまでやってきた
検査工程の数値記録だけでなく
画像保存なども可能となります

そうやってどんどん必要な機能を
自分達の発想でアプリ化できる

それは大きな武器になります

 

難易度3:自動化や他連携を進める

そうやって必要機能のアプリ化が
できるようになったらあとは
自動化や他システムとの連携を
検討できるようになります

そうなっていくと相当な
効率化が図れると当時に
職場で必要なデータが集められ
それが抜本的な改善を進めて
実力をどんどん上げていける

そんな仕組みを構成できる
可能性が高まっていくわけです

これは見逃せませんよね

 

Appsheet(アップシート)アプリまとめ

さていかがだったでしょか?

ノーコードツールを使えば
自社内での改善ペースをもっと
上げていくことができます

これは使わない手はないですよ

あとはそのツールとしてどれを
選択するか、が悩みどころかと

 
キントーンは日本語で作成が簡単
アップシートは少し学習が必要な分
安価で拡張性が高いときてます

さ、あなたの会社のデジタル化は
どのようにして進めますか?

お悩みの場合はぜひお気軽に
お問合せからご相談ください。

 

 

それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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