3s活動を継続できる会社と継続できない会社との大きな違いとその分岐点

3s活動を継続できる会社と継続できない会社との大きな違いとその分岐点

整理・整頓・清掃を高いレベルで
実現させようとする3s活動

その活動が大切だってことは誰もが
理解していると思うんですよね

だけど実際にはこの3s活動を
継続できる会社とそうでない会社が
存在しているのは事実なんです

 
だったらその違いって
いったいどういうところなのか?
なぜそんな違いが生まれるのか?
継続できる会社になるためには
どういったことが必要になるのか?

今回はそんなお話を進めていきます

できるだけ実状に沿って説明したく
今回も3s活動の理解を深めるために
しばらくお付き合いくださいませ

 

目次

3s活動を継続できる会社と継続できない会社の違い

ま、3s活動に限らずなんですが
小集団活動でも、プロジェクトでも
継続できる会社とできない会社が
どうしたって生まれてしまいます

その違いってどういうところなのか
まずはその特徴を整理することで
明かにしていきたいと思います

 

【違い1】従業員の意識

まず最初に気が付くのは従業員
1人ひとりの意識の強さです

継続できている会社は強くて
継続できていない会社は弱いなんて
そんな当たり前のことを
言いたいわけではないんです

職場の状態をパっと見たときに
『不必要なモノがあるかないか』
『乱れたモノに気づくかどうか』
『チリやホコリを見つける早さ』

この感性のアンテナが高いか低いか

つまり問題に気づく能力の強弱

これって訓練されている会社と
そうでない会社とでは
むちゃくちゃ差が出てくるものです

これが最初に伝える大きな違いです

大切ですよね

 

【違い2】チームの状態

そして次に違うのはチームの状態

継続できている会社は仲良く
自然とお互いカバーができます

うっかりしてても教えてくれるし
それに感謝も自然とできる世界観

 
一方で継続できない会社は個人主義

ギスギスまではいかなくても
誰かが誰かのミスを指摘するのは
ちょっと遠慮したい空気があります

職場全体のパフォーマンスより
個人のプライドや尊厳が優先される

わからなくはないけれども
本質から逃げている現場とも
言えるのかもしれませんね

これが2つ目に重要となる違いです

おわかりになりますよね

 

【違い3】リーダーの積極性

経営者、あるいは工場長の責任者が
3s活動に積極的に関与しているか
どうかが大きく違います

整理・整頓・清掃が進めることが
本当に必要であることなのかどうか

つまりリーダーの本気度で
その会社の空気は大きく変わります

 
日本という国で働く人達は真面目で
せっかく働くなら誰かの役に立って
その手応えが欲しいと思ってます

もっと言ってみると
リーダーに褒めらることって
結構テンション上がったりします

一方でリーダーが本気でないことは
お付き合い程度でいいや、なんて
感触で捉えてしまうのが人情
です

だって頑張ってみてもそんなに
喜ばないってわかりますからね

だからリーダーが醸し出す積極性が
継続できる会社とできない会社では
だいぶ違っています

 

継続できる会社と継続できない会社の分岐点

これまでの違いを整理すると
その分かれ道はもう想像つきます

改めて以下に3つの分岐点として
整理していきましょう

 

3s活動の継続会社と非継続会社の3つの分岐点
分岐点1:リーダーの関心が薄れる
分岐点2:話し合う機会が減少する
分岐点3:問題は悪いとの認識が拡大

 

どういう分岐点なのか?
もう少しだけ補足してみましょう

 

分岐点1:リーダーの関心が薄れる

最初の分岐点はリーダーの関心度

おそらく3s活動を始めた時の
リーダーは積極的なハズなんです

3s活動の意義もメリットも学習し
組織に導入しようと努力するはず

 
だけどリーダーには多くの課題が
山積みになる状況はいつものこと

そうなるとこの重要ではあるが
時間がかかる課題は後回し
となり
徐々に関心が薄れていきます

これは気づかない内に進行するため
もっともたちが悪くあり勝ちな状況

気を付けたいものです

 

分岐点2:話し合う機会が減少する

リーダーの関心が違う箇所にいくと
必ず従業員も大きく影響を受けます

そうなると3s活動のために
時間を割く優先順位が変化して
話し合う機会が減少してきます

 
もちろん話し合わないと
改善プランも立てられませんし
問題の相互共有も進みませんし
結果、改善は進まなくなります

こうなってしまうと最悪な分岐点が
この後待っていることになります

 

分岐点3:問題は悪いとの認識が拡大

改善も進めず、問題も見つからない

そんな状態が続くともう
解決しなければいけない問題点さえ
見つけることが悪いと考え始めます

だって優先作業を邪魔する理由を
わざわざ探してくることはムダです

そんな従業員だらけになったら
もう継続なんて不可能ですよね

だって忘れ去ってしまった方が
正義なんですから

 

3s活動を継続できる会社になるために必要なこと

さて、ここまで述べればもう
なにが必要かわかってきますよね

3s活動を継続できる会社になるには
〇 リーダーがしっかり関心を持ち
〇 話し合う機会をちゃんと設定し
〇 問題は素晴らしいと評価する

ことに尽きます

3s活動が継続できない会社は
このどこかにエラーがあるか
カタチだけになっていることが多い

カタチだけになっている会社は
始める前よりもやっかいな状態だが
学習し直すことがカバーは可能です

もし深刻なら迷わず
専門家を使うことをお勧め
します

迷う時間がもったいないですからね

 

まとめ

さて、3s活動が継続できる会社と
継続できない会社との違いと
その分岐点を説明しました

ぜひあなたの職場のヒントに
していただければ嬉しいです

 

 

それでは今日はここまでです
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては企業発展のために
すべてはみんなの笑顔と元気のために

 

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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