5S活動→QC活動→IE手法の成長ストーリー~組織改善を進める成長ステップ~

5S活動→QC活動→IE手法の成長ストーリー~組織改善を進める成長ステップ~

これまで多くの製造現場の改善支援に
関わってまいりました

その中で改善事例も多くあるIE手法を
皆さまに紹介しているサイトがこの
『IE手法のつかい方入門』です

実は同様に5s活動(3s)、QC活動を
進めるためのノウハウ提供サイトも
同時に情報発信しています

なぜなら実際にIE手法そのものを
使いこなせることができるのは
改善そのものを進める土台が
しっかりと出来ている職場が多いから

要するに5s活動(3s)ないしQC活動が
定着している職場がIE手法を使うと
驚くほどの効果が出るということです

え?それってどういう職場?
改善そのものを進める土台ってなに?
それを育てるにはどうすればいいの?

今回はそんなお話を進めていきます

 

IE手法の活用効果が高い職場

IE手法は職場の問題を見える化できる
とても優秀なツール集と言えます

ですがどんな優秀なツールであっても
使う側に取り扱うスキルがなければ
無用の長物となってしまいます

そのスキルとはなにか?

それは改善を進めることができる
『組織力』です

つまり、あるメンバーが集まって
自ら問題をしっかり抽出したうえで
それらを改善していく能力のことです

そういった組織的な問題解決能力を
ある程度もっている職場の改善に
IE手法を取り入れれば高い効果が
期待できるのです

ま、そりゃそうですよね!

 

改善そのものを進める土台とは

ではその組織的な問題解決能力とは
いったいどのような能力でしょうか?

少し整理をしてみましょう

【組織的な問題解決能力の3大要素】
要素1:問題を自ら見つけられる
要素2:解決ステップに慣れている
要素3:改善を継続する習慣がある

ではもう少し詳しく述べてみましょう

 

要素1:問題を自ら見つけられる

問題って残念ながら
自分から名乗りでてくれません

なので問題をみつける訓練が必要です

例えばゴミがあったとします

しかしそれは一見
ゴミに見えないことがほとんどです

でも『これは使わないもの』という
判断があるからゴミとなるわけです

この判断がなければゴミではなく
いつまでも場所を専有し続けます
つまり問題は見えていないのです

そのため問題を浮き彫りにするため
『整理活動』を実施して強制的に
判断を実施するようにします

そういった組織的なしくみ
つまり問題を見つけるための
判断力を高める訓練を積んでいて
そのうえでIE手法を活用すれば
やはり効果が高くなるわけです

これが1つ目の要素

 

要素2:解決ステップに慣れている

次は解決ステップを理解していて
それに慣れていると成果が高まります

問題を見つけて
どこまで解決するか目標を決めて
要因を解析して対策案を試行錯誤し
改善して標準化・教育して終了する

そういった問題解決の標準ステップを
何度もトレースしてことがある職場が
IE手法を使うと高い効果を出します

もう普段から問題解決のための
『型』を自然に使いこなせるチカラ

そのステップにIE手法の素晴らしい
見える化機能の搭載を考えれば
想像に難くないですよね

 

要素3:改善を継続する習慣がある

あとは改善を継続する習慣があれば
もう鬼に金棒です

せっかく大きな効果が見込める
IE手法というノウハウを使うのに
1回で終わってしまうのは残念です

定期的に改善できる習慣がある
それにすでに慣れていて
改善が進んでいる

そんな職場であれば
IE手法の効果が掛け算されるため
より高い改善効果が期待できます

 

組織改善を進める成長ステップ

組織的な問題解決能力の3大要素を
高いレベルで持っている会社は
いったいどういった取り組みを
してきたのでしょうか?

標準的なその能力の高め方を
3つのステップで紹介しましょう

【組織改善の3つの成長ステップ】
STEP1:5s活動(3s活動)を開始する
STEP2:QC活動を導入する
STEP3:IE手法を取り入れる

この3ステップでは具体的に
どのような成長を遂げていくのか
解説をしていきましょう

 

STEP1:5s活動(3s活動)を開始する

まずは5s活動(3s活動)を開始します

5s活動(3s活動)ができない職場は
何をやっても中途半端です

なぜなら整理・整頓・清掃という
誰が考えても正しい方向性に対し
しっかり対処しながら防止処置を施す
こともできない職場は
同様にQCDニーズの高度化には
対応できないはずですよね

まさに問題を見えなくする職場だと
いう評価を受けてしまいます

 

5s活動(3s活動)では身近な改善を
量産することを狙います

そのため仕事の基本である5s活動
(3s活動)をきっちり取り組めるよう
この活動を開始して訓練するのです

整理・整頓・清掃という改善
個人で出来る改善と
チームで取り組む改善、そして
成果につなげるための改善を
月1のペースで報告していただく

改善することを習慣化する

それがまず最初のステップです

【参考情報】
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STEP2:QC活動を導入する

5s活動(3s活動)が定着したら
あわせてQC活動を導入していきます

改善する習慣が付いていますから
比較的改善は進みます

しかし実際には専門の学習をする
必要がありますが、比較的簡単に
理解が簡単な内容となっています

QC活動は問題解決の『型』
QC7つ道具というツールを活用します

6ヶ月スパンや1年スパンで
定期的に改善に取り組んで発表します

問題を見つけて、要因解析して対策
そして標準化など決まったステップを
定期的にトレースして自分のモノに
できます

このQC活動でチームでの改善が
しっかり取れるようになれば
組織的な問題解決能力は高まって
きている状態に成長できます

【参考情報】
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STEP3:IE手法を取り入れる

そして最後にIE手法を学習して
取り組んでみます

すでにQC活動が運用できていれば
あとは要因解析から対策検討の強さが
掛け算されてその改善効果は
スゴい額になることでしょう

ぜひ以下を参考にしながら
試していただければと思います

【参考情報】
[getpost id=”1760″]
 

5S活動→QC活動→IE手法の成長ストーリー~組織改善を進める成長ステップ~まとめ

さていかがだったでしょうか?

5s活動(3s活動)やQC活動など
それぞれの名称は有名ですので
耳にしたこともあるとは思います

それぞれの機能を戦略的・段階的に
職場に導入していくことで成長する

5S活動→QC活動→IE手法はまさに
ホップ・ステップ・ジャンプですね

そうやって多くの職場では
自己革新を図っています

ただ個人や組織の成長ってやっぱり
時間がかかるのは事実です

そのためそれぞれの職場のレベルに
合わせて早めに育成計画を検討して
導入していって頂きたいと願います

 

 

それでは今回はここまでとなります
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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