誰だって働きやすい職場を望みます
ですがお話を聴くとそうはなっていません
『作業場が暗くてよく見えない』
『なぜこんなに離れているの?』
『荷物が重くて取扱いにくい』
簡単な問題がそのままになっています
なぜそんな状態がよくないのか?
なにがそういう状態を生み出すのか?
どうすれば変えられるのか?
今回はそんな
いつもよりシンプルな箇所に
スポットをあててまいります
問題が解決しない職場の特徴
仕事柄、多くの工場に伺います
そうすると気づくことが多くあるのです
ほとんどの作業者は手際よく
作業を進めています
そこはさすがの日本の工場
『手を抜いているなぁ』と思うことは
さすがに思ったことはありません
しかし。。。
『この部品はなぜここにあるのだろう』
(→作業のバラツキ)
『作業台が枠からはみ出てしまっている』
(→ルールの不徹底)
『やたら歩いているヒトが多い』
(→不稼働時間の放置)
やはり、よく考えて改善している職場と
そうでない職場との差ははっきりと
こういったことで認識することができます
それで、その理由をお聴きしてみますと
ほとんどは小さなことなんです
『ちょっとくらいいかなと思ったから』
『特に注意されたことがなかったから』
『歩くことがムダだとは知らなかった』
そうなんです!
問題が解決しない職場の特徴は
『気づくチカラ』が
圧倒的に弱いことなのです
なぜ『気づくチカラ』が弱くなるのか?
『気づくチカラ』というのは
どういう能力を指すのでしょうか?
従業員は毎日、ほぼ同じ職場で作業します
そうすると同じ景色、同じ仲間、同じ臭い
同じ音などずっと同じ環境にいます
それが変わったりすると気づきます
『いつもある荷物がなくなっている』
『この臭いはちょっとおかしい?』
『異音が出ている!故障した?』
安心・安全を求める動物の習性として
こういった変化には気づけるのです
しかし、これは過去と現在の比較
一方で問題が解決できる職場は
『気づく種類』が違います
『この部品は定位置にないと困るな』
『作業台がはみ出ると事故につながる』
『歩かない作業の方がラクで経済的』
そうなんです
問題が解決できる職場は
未来と現在を比較しています
人間の能力が他の生き物と比べて
突出している能力は
『未来を想像できること』
その能力は磨いて使うものです
愛するヒトがいるなら
いろいろ先回りして喜ばせようとします
同じように我々もお客さまに対し
いろいろ先回りして喜ばせなければ
社会的に存在できません
そのためにはまず関わる従業員全員で
目の前の職場の未来を想像しながら
現在と比較している
つまり『気づくチカラ』が弱くなるのは
未来より過去をより重視するクセがある
そんな職場になっているということです
そりゃ、改善は進みませんよね
『気づくチカラ』を高めるたったひとつの対処法
『過去と現在の比較』
これは自然と備わっている本能
しかし『未来と現在の比較』って
少し労力が必要です
つまり未来を想像する必要があるのです
ルールを破ればどんなことになるか?
働きやすい職場ってどんな職場か?
良い会社はどうすればつくれるのか?
テーマはいくらでもありますが
対処すべきことはたったひとつなんです!
ずばり
『考える機会』をつくることです
上記のテーマでもいいですし
IE手法でもいいですし
営業会議でもいい
従業員それぞれが
自分たちの意見を出し合い
未来を想像しながら
現在を評価していく
そんな考え方を習慣化させるために
『考える機会』をつくります
そういう場を与えられて
意見を求められると
従業員は考えざるを得ません
そうしてその場で
考えるための知識を提供します
いくら言って聴かせても
なかなか知識を習得しないのに
自分の言葉で話しはじめると
もっとも近くの知識を自ら使い始めます
そうやって理解が進めば
さらに想像するチカラを高められ
未来のあるべき姿が定着することで
未来と現在の比較=良質な気づきが
習慣化します
ぜひ定期的に機会をつくることで
問題にすぐ気づいてすぐ対処できる
一見しただけでは小さな問題なんて
まったくわからない素晴らしい職場へと
成長と遂げていただければと思います
問題が解決しない職場のたったひとつの対処法まとめ
さて、問題が解決しない職場
それをスピード解決するテーマがあります
それは整理・整頓・清掃=3S活動です
整理・整頓・清掃には日本では昔から
とても重視されてきた行動です
この3S活動を導入する目的で
全員の『気づくチカラ』を鍛えると同時に
将来のリーダーが自然と育ってきます
このIE手法の改善効果を最大化できる
そんな組織づくりには大変有効です
一度、下記をご参考くださいませ
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それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために