QC7つ道具の層別とは?層別がQC7つ道具に入ったり入らなかったりする理由

QC7つ道具の層別とは?層別がQC7つ道具に入ったり入らなかったりする理由

QC7つ道具に層別がありますが
この層別が意味する概要部分が
他の7つ道具に比べてわかりにくいと
そういった声を多くききます

そりゃ、そうなんですよね
実は言うとこの層別っていうのは
説明もしにくいのでわからないのも
無理はないと思います

そこで今回はこのQC7つ道具の中でも
理解の難易度が高い層別について
QC7つ道具に入ったり入らなかったり
不安定なポジションである理由を
明かにしていきます

今回も読み終えるまでのお時間
しばらくお付き合いくださいませ

 

目次

QC7つ道具は7つじゃないの?

これまでQC7つ道具は以下の7つだと
このサイトでも説明をしてきました

QC7つ道具
①パレート図
②ヒストグラム
③グラフ
④チェックシート
⑤特性要因図
⑥散布図
⑦管理図

以下のリンクをクリックすれば
それぞれ詳しく説明しているので
必要な方はそれぞれを参照ください

 
【QC7つ道具リンク集】







 
これでちょうど7つあるんですが
実は品質管理検定、通称:QC検定で
今回の『層別』を加えた8手法を
QC7つ道具だと定義しているんです

そりゃ、もっとも著名な
一般財団法人 日本規格協会の
公式テキストでも、検定試験でも
そう取り扱ってればそうなりますね

 
ま、既成事実で正当化されたら
もうグウの音もでないですが
層別ってツールと呼ぶには
少し他に比べて分かりづらいです

 

QC7つ道具の層別とは?

層別を簡単に説明するなら
『分けて比べて違いを見つける手法』
だと言うことができます

 
【詳しくはこちらを参照ください】

 
問題を解決するために
調査して得られた情報を整理して
共通点や同じ特徴を見つけられるよう
区分したり比べてみたりしながら
観察すること
ですね

共通点や同じ特徴があるグループを
『層』と呼ぶため層別と言うわけです

統計的には層別に分けて解析するので
層別解析とも言います

要するにデータを細かくバラしてみて
よく観察していく方法ということです

 

層別の他のQC7つ道具との違い

QC7つ道具ってパレート図や
ヒストグラムなどもそうですが
グラフなどで図式化するなどで
数値を視覚化する手法がほとんど

これらは手法やツールだと言い易い

 
それに比べて層別はどちらかというと
これら手法やツールで視覚化したが
複雑な要因が絡んでいて分析し辛い

そんな時にいろいろ試行錯誤して
情報をシンプル化する過程のこと

 
つまり他のQC7つ道具で迷ったときに
もつれた糸をほどいてくれる
とても便利な手法=考え方です

だってこの層別を使うことで
他のツールでの解析をグンっと
やりやすくしくれるわけですから

 
だけどその一方で他のQC7つ道具と
同列なツールだと理解するには
視覚的な要素が不足していて
わかりづらい
んですよね

そりゃ、層別しているイメージが
パレート図だったり散布図だったり
他のツールそのものですから

 

層別がQC7つ道具に入ったり入らなかったりする理由

つまり層別は他のQC7つ道具の
強力な補助的手法になっている事実

だから一般財団法人 日本規格協会は
公式テキストでも、検定試験でも
層別をQC7つ道具の1つとして加えた

けれど他のQC7つ道具を比べて
ビジュアル的なイメージが弱い

そのため多くの職場では層別を
QC7つ道具に入れたり入れなかったり
判断がわかれている
というわけです

おわかりでしょうか?

 

QC7つ道具の層別とは?まとめ

ややこしいんですけど実際には
パレート図もヒストグラムも
散布図も管理図もチェックシートも
グラフという広大な種類の1つ

これも重複していると考えれば
名前が7つだから7つでなければとか
あまりこだわらなくてもよいかなと
個人的には考えております、笑

 

 

それでは今日はここまでです
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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