製造業の3s活動の進め方⑥清掃活動でピカピカ職場を実現させよう

製造業の3s活動の進め方⑥清掃活動でピカピカ職場のつくり方

3s活動の進め方シリーズの第6回は
整理・整頓の次の清掃についてです

整理・整頓と違って清掃活動は
とってもわかりやすいと思います

要するにピカピカにする活動なので
大きな誤解は生まれにくいですよね

でも3s活動の中ではとっても
継続しづらい特性を持っています

なぜならやってもやっても
どんどん汚れてしまうからです

ではどうやれば継続できるのか?
ピカピカ職場はどうやってつくる?
改めて解説を進めてまいります

今回も読み終えるまでのお時間
しばらくお付き合いください

 

目次

清掃活動とはなにか?

では改めてまして清掃とはなにか?
辞書で調べてみると以下のとおり

 

清掃活動について

清掃(読み方)せいそう


[名](スル)きれいに掃除すること。「室内を清掃する」「清掃当番」

[類語]掃除・すす掃き・すす払い


出典 デジタル大辞泉/小学館 より

 

つまり清掃って掃除をすること。
としか書いてないですよね

ちなみに『掃除』を辞書で調べると
以下のとおりです

 

掃除(読み方)そうじ


[名](スル)
1 はいたりふいたりして、ごみやほこり、汚れなどを取り去ること。「庭を掃除する」「ふき掃除」
2 社会の害悪などを取り除くこと。「政界を掃除する」

[類語]清掃・すす掃き・すす払い・大掃除


出典 デジタル大辞泉/小学館 より

 

これは1の意味ですよね

つまりゴミ、ホコリ、汚れなどを
取り去る行動を清掃と言います

ま、そんなに迷わないですよね

 

清掃活動でピカピカ職場をつくる目的

つまり清掃活動で取る対象は
ゴミ、チリ、ホコリ、汚れなど

清掃とは、これらが職場にない状態
ピカピカな職場にすること、です

そんな職場をつくるための活動は
いったい何のために進めるのか?

その主な目的は以下の3つです

 

清掃活動でピカピカ職場をつくる目的
目的1:衛生的でキレイな職場づくり
目的2:ルールを徹底できる空気の定着
目的3:作業者における美的感性の育成

それぞれどういうことか?について
もう少し補足をしていきましょう

 

目的1:衛生的でキレイな職場づくり

これはもっとも誤解がないですよね

衛生的でキレイな職場をつくる

しかも上長から命令されるのでなく
自らの着想と行動でつくります

 
よく誤解があるのが3S活動を
上長指示にて進めているケース

これでは残念ながら職場は
活性化する方向ではなく疲弊します

そしてこれが継続すればするほど
従業員は考えないことが普通になり
指示にさえ従っていればいい、と
それがサラリーマンだと、と理解

これでは本末転倒ですよね

 

なので衛生的でキレイな職場を
従業員の自らの着想と行動で行える
組織づくりがまず最初の目的です

 

目的2:ルールを徹底できる空気の定着

清掃活動はかならず継続が必要です
なければピカピカになってきません

なので一人ひとりが継続できるよう
清掃実施のルールを決めます

 
この決めるのも目的1と同じように
全員の発想で決めてください

そうでなければ意味がありません

自分たちが決めたルールなら
ちゃんと守ろうとしますし、しかも
そのルールで継続が難しいければ
新たなルールをつくればいいこと

 
大切なのは自分たちで工夫して
徹底できるルールを組み上げること

そんなチーム力を向上させることが
2つ目の目的だということです

 

目的3:作業者における美的感性の育成

3つ目の目的は作業者そのものに
美的感性を育てることにあります

製品の美しさ、仕事の美しさ正しさ

こういったものは育てるもので
ほったらかしで自然にまかせても
作業者の中で育つことはありません

美しさとはなにか?
正しさとはなにか?
今のあなた自身はどうか?

常にあるべき姿をイメージさせて
そのような理想を実現できる手段を
選択できる環境づくりが必要です

 
しかしどれだけ理想を掲げても
職場が美しくなければ
正しいルールを徹底できなければ
そりゃ、信じてもらないですよ

だからこそピカピカな職場に向けて
毎日努力する行動を当たり前に
継続していくチームづくり

進めていきたい、ということです

おわかりですよね

 

清掃活動の進め方

それではそういった清掃活動は
どのように進めていけば
よいと思われるでしょうか?

まずは簡単な2つのステップを
お伝えさせていただきます

 

清掃活動の2ステップ
ステップ1:継続できるルールをつくる
ステップ2:定期的にそのルールを改善する

 
もうすこしだけ補足してみましょう

 

ステップ1:継続できるルールをつくる

継続できるルールを
全員の意見で決定します

 
まずは清掃するエリアや時間、頻度、
清掃する方法や活用する道具

あとは担当決めと実施確認の方法や
キレイ度チェックのローテーション

もちろんピカピカ職場のイメージを
できるだけ合わせて、全員の意見を
取り入れながら決めていきます

 
『継続できる』ってのがポイントで
これって簡単じゃないですよね

だからこそ次のステップがあります

 

ステップ2:定期的にそのルールを改善する

定期的にそのルールの見直しを図る
そんな機会を必ず設けておきます

ピカピカ職場に近づいているか?
継続はちゃんとできているか?
もっと良い方法はないのか?など
考えることは無数にあるはずです

考えて、考えて、考えることで
全員の視点やアイデアなどを元に
最適解を追求する職場に成長させる

そのためには自分たちのルールを
改めて再構築していくことが
求められます

 

清掃活動でピカピカ職場をつり方まとめ

整理・整頓活動はイベント型なので
コツコツ型の清掃が最も難しいです

だからこそチームに能力が付きます

ぜひ挑戦してみてくださいませ

詳しい進め方は以前の記事を参考に

 
【ご参考リンク】
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それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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