QC7つ道具の使い方⑤グラフの作り方(エクセル含む)

QC7つ道具の使い方③グラフの作り方(エクセル含む)

QC活動を進めるのに
とても頼りになるQC7つ道具

その使い方を理解いただくシリーズの
3つ目は『グラフ』です

この『グラフ』はとても範囲が広く
『パレート図』も『ヒストグラム』も
実は『グラフ』の一種なんです

今回はこの『グラフ』をしっかり
味方につけようってお話です

 

目次

グラフとは?

ではそもそもグラフって
どのようなものでしょうか?

いつもの辞書で調べてみました

(1)統計のグラフ。統計の内容を図示し,その大要が的確・容易に理解できるようにしたもの。絵グラフ(アイソタイプ等),帯グラフ,正方形グラフ,棒グラフ(ヒストグラム等),円グラフ(扇形グラフ),折れ線グラフ等が用いられる。
(2)関数のグラフ。関数y=f(x)の関係を満足するx,yの値の組を,直交座標系O-XYで座標(x,y)をもつ点Pで表し,x,yが連続的に変化するときPが描く曲線を,関数y=f(x)のグラフという。
(3)グラフ理論におけるグラフ。一筆書きの絵のように,いくつかの点とそれらを結ぶ線からなる図形をグラフという。グラフ理論では線のつながり方のみを考え,形は問題としない。

QC7つ道具で言うグラフとは
上記の(1)を指します

 

要するに
数値データを視覚化できるツールで
実にさまざまなタイプが存在します

上記の説明だけでも
6タイプも紹介があるほど
多種多様です

しかし実際にQC活動で
頻繁に活用されるタイプは
そんなに多くありません

そのため当サイトは
よく使われる5つのタイプを
集中的に説明できればと思います

 

グラフの種類について

この『QC活動の進め方』のサイトでは
以下の代表的な5タイプを重点的に
皆さまにお伝えすることにします

【『QC活動の進め方』的グラフの5タイプ】
グラフ1:折れ線グラフ
グラフ2:棒グラフ
グラフ3:円グラフ
グラフ4:帯グラフ
グラフ5:レーダーチャート

ではそれぞれについて説明をます

 

グラフ1:折れ線グラフ

QC7つ道具の使い方③グラフの作り方(エクセル含む)まとめ

 

数値の時間的変化や傾向をつかみたい

そんな時には折れ線グラフを使います

例えば、市場動向のトレンドや
月単位での売上の推移
週単位での不良率の変化 など
活用用途はとても広いですよね

ビジネス書でも数値表現がある場合
よく見かけるグラフでもあります

 

グラフ2:棒グラフ

QC7つ道具の使い方③グラフの作り方(エクセル含む)まとめ

 

数値の高低を比べたい

そんな時には棒グラフを選択します

具体的には事業所別の売上比較
工程別の生産能力のバラツキ把握
都道府県別の人口の違いを見たいなど
連続性のないデータは
棒グラフがよく選ばれます

ヒストグラムも棒グラフの一種
であることはもうおわかりですよね

棒グラフには縦型と横型があり
見やすさによって選択します

比較対象が多い場合
柱が横に伸びる横型が多いです

 

グラフ3:円グラフ

QC7つ道具の使い方③グラフの作り方(エクセル含む)まとめ

 

ある情報の項目別の構成が知りたい

そんな時には円グラフが適切です

全体の構成を円型の図で表します
そのことによって
『これが半分程度も占めているのか』
『対象は実は全体でみれば小さい』
など、見たヒトに新たな気付きを
与えることが目的です

従業員の年代別の構成比率
工程別の作業時間の比率
アンケートの回答集計など
数値だけでなく直感的に把握できます

 

グラフ4:帯グラフ

QC7つ道具の使い方③グラフの作り方(エクセル含む)まとめ

 

項目別の構成の時間変化を表現したい

そんな時は帯グラフを使います

先程の円グラフを時間的な推移を
掴みたい時に有効です

従業員の年代別の構成の5年比較
工程別の作業時間比率の改善後比較
アンケートの回答集計の前回比較
など、興味深いですよね

よくなったか、悪化したか
増えたか、減ったか
視覚的に情報が飛び込んできます

 

グラフ5:レーダーチャート

QC7つ道具の使い方③グラフの作り方(エクセル含む)まとめ

 

項目のバランス具合を見たい

そんな時はこのレーダーチャートです

項目の数だけレーダー状に
直線を描いたグラフです

棒グラフを円型にグルっと
回したイメージでしょうか

標準値に比べた達成の程度を
表すことにも使われます

科目別の成績表
カテゴリ別の在庫数
キャラクターの能力 など
イメージがつきますでしょうか?

 

エクセルのグラフの作り方

QC7つ道具の使い方③グラフの作り方(エクセル含む)まとめ

 

【エクセルのグラフの作り方の3手順】
手順①:数値データを指定する
手順②:エクセルのメニューの[挿入]をクリック
手順③:表現したいグラフのカテゴリを選ぶ
手順④:表現したいグラフの種類を選ぶ
手順⑤:作図されたグラフの見栄えを整える

 

エクセルを使えば本当に簡単に
グラフを量産することができます

ただし、この3手順で
もっとも重要なのは手順⑤の
見栄えの整え方が
グラフの種類によってまちまち

それぞれ調整方法を覚える必要が
あるところが少々難儀なところ

ま、それでも『習うより慣れろ』で
覚えてしまえばなんてことのない作業

これらのツールを使いこなせる
メリットを考えればとても簡単なこと

ぜひ挑戦してくださいませ

 

QC7つ道具の使い方③グラフの作り方(エクセル含む)まとめ

さて、のグラフという表現方法
QC活動でなくとも使えこなせば
仕事にメリハリが付きます

資料がスマートでわかりやすくなり
皆さま自身の評価は間違いなく
上がっていきます

つまりこのグラフが扱えれば
情報を伝えるチカラが強まり
ビジネススキルが確実に高まる

そんなツールをご紹介しました

 

 

それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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