IE手法7つ道具④動作分析(作業分析)PTS法のMTM法とWF法の違い編

IE手法7つ道具④動作分析(作業分析)PTS法のMTM法とWF法の違い編

IE手法7つ道具の動作分析(作業分析)の
PTS法については以前お話をしました

【詳しくは下記リンクをご参照下さい】
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そのPTS法には主に、MTM法とWF法の
2つが代表として挙げられることも
説明させていただきました

『MTM法とWF法』この2つは企業によって
2大主流をなしている有名な手法です

今回はMTM法とWF法の2つについて
もう少し詳しく解説を加えたいと思います

 

目次

PTS法の2大手法、MTM法とWF法とは?


PTS法とは
Predetermined –Time Standard
(Predetermined –Time System)
の略で、作業者が行う全ての作業を
構成する基本動作に分解したうえで
各動作の性質および条件に合う時間値を
あてはめて標準時間を算出する方法です

 

この歴史は1920年代以降と古いため
多くの手法が開発されてきました

MTA法、身体部位別運動時間法、BTM法、
DMT法、MODAPTS法など

その中でも結果的にこの2大手法
MTM法とWF法が世界でも日本でも多く
普及している手法だということです

 

この2つの手法はどんなもので
どんな違いがあるのでしょうか?

それぞれの手法を少し紹介することで
その違いを見ていくことにしましょう

 

PTS法におけるWF法の使い方とは?


WF法とはWork Factor analysisの略で
文字通りワーキングファクターと呼ばれる
要素作業を分析する方法です

 

具体的には作業の動作時間を決めるだろう
次の4つの要因の区分からスタートします

(1)身体の各部位 指、手、前腕、腕、胴、脚、足
(2)運動距離
(3)重量または抵抗
(4)人為的な調節(停止、注意、方向の調節、方向の変更)

この4つの要因の変化によって
予め決まっている動作時間標準表から
標準時間をピックアップしていくことで
全体の標準作業時間を決定します

 

例えば

腕を15cm伸ばすのにかかる時間は
『腕の動作時間標準表』から32を抽出

32 / 10,000 分 = 0.192秒

と定義することができるわけです

 

ではMTM法はどのようなモノでしょうか?

 

PTS法におけるMTM法の使い方とは?


MTM法とはMethod Time Measurementの
頭文字3文字をとったもので
WF法での4要因をさらに10の基本動作に
区分して分析を進めていきます

 

その区分は以下のとおり

(1)手をのばす(R)
(2)運ぶ(M)
(3)まわす(T)
(4)押す(AP)
(5)つかむ(G)
(6)定置する(P)
(7)放す(PL)
(8)引き離す(D)
(9)目の移動(ET)
(10)目の焦点合わせ(EF)

まずはWF法と同じく、対象の作業を
要素作業まで区分し、そのうえでさらに
動作まで分類していきます

そのうえでMTM法では
それぞれの基本動作毎に定義されている
いくつかの変動因子を確認することで
MTMデータカードを参照します

 

このMTMデータカードは
実は『基本動作』毎に準備されていて
それぞれに定義された変動因子によって
標準時間を当てはめることになります

例えば『手をのばす』動作を例にとれば
『動作の距離』
『動産の種類』
『動作のタイプ』の3つの変動因子により
MTMデータカードから時間を当てはめます

もう少しこの例を元に説明加えましょう!

 

MTM法の変動因子『動作の距離』とは


MTM法の『動作の距離』は直線距離でなく
実際の移動距離を巻き尺などで正しく測る
ことが前提となっている

例えば石を投げる場合石の軌道のみでなく
始点から投げ終わって始点に戻るまでなど
あくまで作業者の動作にフォーカスします

 

MTM法の変動因子『動作の種類』とは


MTM法の『動作の種類』とは目的物または
目的場所の状態によって変わります

『手をのばす』の動作ケースは
A、B、C、D、Fの5種類です

 

ケースAは注意力や方向付けをほとんど
必要としない慣れた手の移動を指します

ケースBは毎回対象物の位置が変わる

ケースCは探すなどの要素が発生するなど

概ね難易度で決定されるイメージです

 

MTM法の変動因子『動作のタイプ』とは


最後の『動作のタイプ』は3種類

【タイプⅠ】
もっとも一般的で、手をのばす動作の
始動から終点までの速さが
加速、等速、減速と変化するタイプ

【タイプⅡ】
始点、終点のいずれか一方で
速さの変化がないタイプ

【タイプⅢ】
動作中、速度変化がないタイプ

 

動作分析(作業分析)PTS法のMTM法とWF法の違い編まとめ


さていかがだったでしょうか?

説明の印象ではMTM法の方が
難しく感じたかもしれませんが逆です

 

実際には細かいルールが決められている
MTM法の方が慣れるのは早くて簡単です

WF法の方は分析単位が細かい特徴があり
意外と習得するまでやや時間が必要です

ですので個人的にはMTM法の方を
オススメしておきたいと思います

 

 

それでは今回はここまでとなります
今後とも宜しくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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