皆さま、はじめまして。経営品質の専門家 楠田 貴康(くすだ たかやす)です。
「経営の壁」に何度もぶつかった男が、なぜ支援者になったのか(経歴と原体験)
私のキャリアは、電子部品メーカーでの技術開発からスタートしました。
26歳まで電解コンデンサの信頼性評価や開発業務に明け暮れ、「良いモノを作ること」だけを信じていた日々。実験室にこもり、特性マップを描き、技術報告を作成し、技術者としての誇りを胸に仕事をしていました。
しかし26歳で最初の転機が訪れます。新しい電子部品メーカーへの転職、超小型タンタル電解コンデンサの量産化プロジェクトで工場立ち上げに関わることになったのです。QC工程の設計、操業の立ち上げ、現場スタッフとのやりとり。「技術」だけでは工場は回らない――そのことを、肌で感じ始めたのがこの頃でした。

さらに大きな転機は、関連会社への出向で総務部長を任されたときです。経理処理、採用・雇用管理、そして最終的には事業閉鎖に伴う従業員の雇用終了対応まで担うことになりました。
技術者として「良いものを作れば売れる」と信じていた私にとって、それは衝撃的な現実でした。どれだけ技術力があっても、経営が成り立たなければ、会社は続かない。製品も、雇用も、人の誇りも、すべてが失われてしまう。その重さを、書類一枚一枚に向き合いながら学びました。
その後、コネクタメーカーの品質管理部門に転職、西日本地区の品質保証責任者として約20年にわたり現場と向き合い続けました。不良品の分析、仕入先・外注先の工程監査、顧客クレームへの対応、歩留まり向上活動……。延べ38年間の製造現場経験は、私に「技術」だけでなく「経営の目線でものづくりを見る力」を与えてくれました。
この経験をもっと広く役立てたい——その一念で中小企業診断士・技術士の資格を取得し、企業内診断士・技術士としての兼業支援を経て、現在は公的機関において中小製造業の経営支援に専念しています。
「悩んでいるのは、あなただけじゃない」現場の可能性を信じる伴走者(現場への想い)
支援活動を通じて、多くの中小製造業の経営者や現場のリーダーと向き合ってきました。そこで感じるのは、皆さんの「悩みの深さ」と「誠実さ」です。
- 「品質問題がなかなか再発しなくならない」
- 「現場が忙しすぎて改善に手が回らない」
- 「人が育たない、チームがバラバラに動いている」
- 「コストを下げたいが、どこから手をつければいいかわからない」
これらは、どれも私自身が経験してきた問いでもあります。答えが見えないまま試行錯誤を続けた夜が、私にも何度もありました。だからこそ、「一人で抱え込まないでください」と声を大にして言いたいのです。
中小製造業の現場には、大企業にはない柔軟性と熱量があります。経営者と現場の距離が近く、決断が早く、「やる」と決めたら動ける力がある。その可能性を、私は心から信じています。その力を引き出すための「壁打ち相手」として、「伴走者」として、私はここにいます。
現場の言葉で語れる「経営の参謀」としての強みと貢献
私の強みは、一言でいえば「現場の言葉で経営を語れること」です。
技術者として製品開発・工場立ち上げを経験し、品質保証の責任者として不良分析・工程改善・サプライヤー管理を担い、総務部長として採算管理・事業撤退まで経験した人は、そう多くはいないと自負しています。
- 品質問題の解決
単に「なぜなぜ分析」や「再発防止策の策定」にとどまらず、不具合データの傾向分析から人的ミスの管理要因まで踏み込み、根本原因にたどり着くまで粘り続けることが私のスタイルです。38年間で培った「品質を見極める眼力」が、ここで活きます。 - 収益力の向上(賃上げの原資づくり)
歩留まり改善・原料代替検証・工程設計の見直しなど、現場の実態に即した具体的な施策を共に考えます。「改善したいけれど、数字のつながりが見えない」という方には、経営指標と現場指標を結びつける視点でアドバイスします。 - 人材育成・チームビルディング
10名体制の品質保証チームを率いた経験と、公的機関での支援活動で培ったコミュニケーション力を活かし、「人が育つ現場」の仕組みを一緒に作っていきます。
さらに、経営戦略・事業システムの構築・人事戦略・生産管理まで幅広くカバーできることも、私の特徴です。「問題は品質だけじゃない、会社全体を見てほしい」というご要望にも、しっかりお応えいたします。
「まず、現場を見せてください」——中小・小規模企業の皆さんへのメッセージ
最後に、このサイトをご覧の経営者の方・現場リーダーの方に、一つだけお伝えしたいことがあります。
「完璧に準備してから相談しよう」と思わないでください。
私が総務部長として事業閉鎖に立ち会ったとき、痛切に感じたことがあります。それは、「もっと早く、外の目線を入れていたら」という後悔です。問題は、表面化したときにはすでに根が深くなっていることが多い。だからこそ、「なんとなく気になる」「うまく言葉にできないけれど何かが違う」という段階から、ぜひ声をかけてほしいのです。
私の役割は、「答えを押しつけること」ではありません。皆さんの現場に入り、一緒に考え、「その会社らしい解決策」を見つけることです。中小企業診断士・技術士としての専門知識をベースに、しかし難しい言葉ではなく「現場の言葉」で話せることを、私は大切にしています。
38年間、ものづくりの現場で汗をかいてきた人間が、皆さんの参謀役として伴走します。品質問題、収益改善、人材育成、経営戦略——どこから話し始めても構いません。
「まず、現場を見せてください」 ——それが、私からの最初のお願いです。
あなたの会社の底力を、一緒に引き出しましょう。
保有資格・実績
- 保有資格:中小企業診断士 / 技術士(経営工学) / 経営学修士 / QMS審査員補
- 技術特許:5件出願
- 支援実績:公的機関での中小企業支援5年・製造業、輸送業企業専門家としての支援


.png)