皆さまの職場には
3S活動は定着してますでしょうか?
徹底して整理・整頓・清掃を
継続することって大切なのですが
なかなか続かないとの意見が
多く寄せられているのも事実
でもその理由って。。。
とってもシンプルですなんですよね
続かない理由は本当の意味で
3s活動を理解されてないからです
では3s活動の本当の意味って
どういうことなのか?
現場力を改善することって
いったいどういう意味なのか?
今回は改めてその真髄について
解説していくことにしましょう
3S活動とはなにか?
3S活動とは
整理:Seiri
整頓:Seiton
清掃:Seisou のこと
ローマ字で書くといずれも
頭文字がSで3つのSなので3S
これら3つの活動を
それぞれ組織的なしくみとして
導入していくための活動です
そう、個人で実行するのではなく
組織的に取り組むということです
でもそれっていったい
何のために導入するでしょうか?
それは事業そのものの本質を
説明する必要がありますので
簡単に紹介しておきますね
事業の本質1:資本主義
我々は資本主義の国に住んでいます
だから何をどう行動しようが
犯罪さえおこさなければ
ルールさえ守っておけば
基本的に自由なわけなんですよね
だからお客さま自身も
どの会社から何を買おうが
基本的に自由なんです
つまり、うちの会社と取引するか
別の会社と取引するか選べます
要するに、いま取引があるのは
製品を購入していただいけてるのは
我々が仕事して給料もらえてるのは
なにかしら選んでもらっている
『理由』があるということなんです
普段は意識してないかもですが
かならず理由があるはずなんです
たとえば。。。
・長い間取引してきて信用がある
・大きな事故を起こしたことがない
・いろいろと融通をきいてくれる
などがよく聴く話ですよね
でも言葉を変えればこれって
・要求したとおりの製品が納品される
・約束したとおりの納期で製品が来る
・納得のいく価格で注文ができる
ってことが当たり前であるからこそ
選び続けてもらっているわけです
逆に言えば。。。
これが確保できなくなったら
『はい!おつかれさまでした!』と
これまで来ていた注文がなくなる
我々の仕事と給料が少なくなる
人生のお先真っ暗!となるわけです
これが事業の本質なんです
怖いですよねー
でも事業の本質って
これだけじゃないんです
事業の本質2:競争相手の存在
もし、さきほどの例の中で
選ばれたり、選ばれなくなったり
その運命が分かれるきっかけは
ちゃんと決まってるんです
それは2つあって
我社でトラブルが継続した時か
うちの会社よりもっといい会社が
見つかった時なんです
前者は自業自得ってやつですが
もう愛想つかされちゃうくらい
ひどい対応をしないかぎり
まぁなんとかなるものです
だから世の中の多くは後者なんです
ずっと取引してきた数量が
ちょっとずつ少なくなっていって
その理由を聴いてみたら
もう1社取引先が増えたって話
でもその時はまだいいんです
徐々に徐々に少なくなっていって
会社の売上も、我々の仕事も給料も
減っていってしまえば
そりゃ悲しいですよね
そう、もう理解いただけたでしょう
取られた我社はチームです
取った会社もチームです
そのチーム対チームでの実力の差が
今回の悲劇を生み出してしまうのが
事業の本質なんです
おわかりですよね!
では本題に戻していきましょう
3s活動に取り組む目的
さきほどの事業の本質では
仕事があるのには理由があること
かならず競争相手がいること
について説明しました
どうでしょうか?
チーム対チームの勝負の行方は
あなたの仕事があるかどうか
今後のあなたの報酬の増減に
かかわる問題だということです
あなた自身は我がチームに
所属するメンバーとして
どんなことができるでしょうか?
自分の意識も実力も高めていく
そしてチームの結束力も高めていく
それを実現させる基礎体力を
しっかりと鍛えるために
3s活動という素晴らしい取り組みが
開発されたわけなんです!!
もう製造業の先輩がたに
足を向けて寝られませんよね、笑
3s活動が生み出す現場力
3s活動はとてもシンプルで
ゴールイメージがわかりやすいです
整理:必要なものだけの職場にする
整頓:必要なものを効率的に使う
清掃:ピカピカな状態を常に保つ
でも、正直言って
活動が定着できない職場は
これをしっかり共有していません
成果を決める活動のゴールイメージ
整理活動に対する考え方でも
『ようは片付ければいいですよね』
と簡単に思っている人もいれば
『なぜ不用品が生まれるのか?』
と悩んでいるヒトもいる
自分たちのチームは試合をしている
そんな認識がないまま仕事をしても
プラプラ山歩きをして思いついたら
オヤツでも広げて食べるか!なんて
遊び半分の気持ちになるのが普通
一方でしっかり山頂に到達するため
登山靴などの道具をそろえて
事前に体力作りもしているチームと
勝負にもならないと思うんです
あの山に登る!
我がチームのゴールはあそこだ!と
ゴールを共有することが重要です
だとすると。。。
ゴールイメージが共有しやすい
3s活動を進めることによって
個人の意識を高めると同時に
組織的なしくみが動くようになる
そうすると組織的な取り組みで
生まれる成果がかならず高まります
『気づき』のチカラは大きな財産
そしてそのゴール共有が
さらなる大きなパワーを生みます
ゴール認識がはっきりしてくると
職場を診る目が変わってくるんです
我々は毎日の職場で仕事をしてます
始業から終業まで数時間働きます
そうするとその職場の3Sレベルが
普段と変わらない適正な状態だと
あたまが理解してしまっています
うちの職場はこんなもんだろうと
毎日認識を強めているわけです
そりゃ問題意識も生まれませんよね
でも本来は
整理:必要なものだけの職場
整頓:必要なものを効率的に使う
清掃:ピカピカな状態を常に保つ
ことを目指さなきゃいけないとの
認識をちゃんと持った場合
うちの職場は
必要なものだけになっているか?
しっかり効率的に使われているか?
ピカピカな状態になっているか?
と、見るようになります
つまり。。。
まったくゴールに近づいていない!
と、そのことに気づくんです
理想と現実のギャップを生み出す
そしてその差を埋めるために
なにをすればよいか?について
メンバー1人ひとりが考えはじめる
そしてその改善を積み重ねる
その継続が職場を改善します
少しずつ、少しずつ職場は変わる
そして現場力も強まっていく
そんな実力を高めていける活動が
本当の3s活動だというわけです
もうおわかりですよね
本当の3S活動とは?徹底した整理・整頓・整頓で現場力改善まとめ
ゴールイメージの共有が
『気づき』を生み出す
その『気づき』はものづくりの本質
気づいた問題を継続的に
解決し続けることで職場が良くなる
そんな現場力の育成を実現するのが
本当の3s活動であると断言します
逆に、カタチだけの美化活動なら
清掃員を雇うだけの利益を上げれば
解決できる話ですよね
それは本当の3s活動とは言えないと
私は考えますがいかがでしょう
それでは今日はここまでです
今後とも宜しくお付き合い下さい☆
長文乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために