『3s活動(読み方:さんえすかつどう)』は職場づくりの基本
そう呼ばれてもう何十年が経過しているでしょうか?
にも関わらず、未だに。。。
『3sとは、要はキレイにしときゃあいいんでしょ?』
『3sはやるべきだけど、仕事が忙しくてやってられない』
『3s、後でやるからしばらくは放っておいてくれ!』
などなど、『やらされ感』満載な反応が見られることも少なくありません。
実は人間は、面倒な仕事をやらない理由を作るのは天才的です。
そのためには自らの意識をも騙そうとします。
一方で、自らが取り組むべき理由を一旦自分のモノにすると
意外に前向きになる方がほとんどではないでしょうか?
つまり。。。
皆さま。。。ただ、ただ
理解しておられないだけなんです。
把握しておられないだけなんです。
3s活動は単なる美化活動ではありません。
めんどうな作業のカタマリでもありません。
3s活動とは。。。
○ 仕事のクオリティを決定する大切な活動
○ 働く人の連帯感と積極性を育む重要な基礎要素
○ 効果抜群で追加予算が必要のない最強の営業ツール
なんです。
『業績が拡大できないのは、3s活動ができていないから』
これはあながち間違いではありません。
その企業の事務所に入れば。。。
業績の良し悪しが分かるほどです。
なので出来るだけ多くの皆さまに
3s活動の素晴らしさについてお伝えしたいと考え
このサイトを立ち上げました。
自らが前向きに、やる気みなぎる職場づくりを進めるために
どうぞ、しばらくお付き合いのほど
よろしくお願い申し上げます。
3s活動が必要とされる現場とは?
皆さまは普段どんな職場でお仕事をしておられますでしょうか?
その場所は快適ですか?
人間関係は良好でしょうか?
前向きな姿勢で目の前の課題に挑戦し
その結果を良くも悪くも受け止め
毎日、気持ち良く帰社できていますでしょうか?
え?バカバカしい?
非現実的な『夢のような職場』?
そんなよさげな毎日なんてあるわけない?
いえいえ、そんなことはありません。
確かに世の中は簡単ではありません。
けれど。。。いえ、だからこそ
チャレンジしている瞬間・瞬間は
クソ真面目を楽しみ尽くすくらいのスタンスで
お仕事に取り組むくらいがちょうどいいんです。
そうはなっていない?
少なくとも自分の周りは誰もそう思っていない?
それは。。。
きっと職場としての土台が整備されていないからでしょう
実は、中小企業の職場に抜け落ちがちな部分
経営幹部、もしかすると経営者自身も
企業という大きな建物を建築しようとしているのに
それ相応の基礎工事を行っていないことに
気付いていないのかもしれません
地盤沈下気味のふにゃふにゃな足場の上で
気持ちよく全力でバットを振れるでしょうか?
複雑化する経営環境が投げる難しい変化球に合わせて
自らをブレさせずにヒットを量産できるでしょうか?
そんな冷静な認識と分析力が
そもそも不足している企業がほとんどです
そうなんです!
3s活動に取り組む本当の意義とは
働く人間として最低限のモラルを磨きこむ
『基礎的なルールを徹底して守っていこうとする活動』なのです!
しっかりとした基礎を打った土台の上に
自分達がのびのびとでっかい建物を建てていこうとする活動なのです!
それはいったい
具体的にはどのようなことでしょうか?
説明してまいりましょう☆
3sのsとは、整理・整頓・清掃のこと
3s活動とは何か?
皆さま、もうご存じのことでしょう。
そう、3s活動は
整理:Seiri
整頓:Seiton
清掃:Seisou
の頭文字の3つのsを指します。
読み方は『さんえす』が一般的ですが
会社によっては『スリーエス』と読んだり自由です。
清潔:Seiketu
躾:Shitsuke
を合わせて5s活動とも呼ばれ
そちらの方がよく知られていたりします。
ちなみに5s活動の一般的な読み方は『ごえす』です。
私自身は、多くの中小企業にとって
管理範囲と考え方がシンプルな3s活動を推奨しています。
基本的には表現要素の数が違うだけ
同じ意味だとご理解ください。
さて、そんな3s活動のそれぞれの意味合いを言葉で表すなら、
整理-Seiri- | 必要なものと必要でないものとを分けて、必要でないものを捨てること |
整頓-Seiton- | 必要なものを必要なときに必要なだけ取り出せ、戻せるようにすること |
清掃-Seisou- | ゴミ、チリ、ホコリなどの汚れのない、ピカピカな状態を維持すること |
と、定義することができます。
どうでしょうか?
なんとなくむかしにお聞きした記憶はないでしょうか?
そう、これはもう日本の文化と言っていいと思います。
○ モノを大切にしなさい-Mottainai-
○ 出したモノは片づけなさい
○ 部屋はキレイに保ちなさい
これは私自身、幼少のころに両親や先生などから口酸っぱく指摘され続けてきた言葉です。
近頃では『断捨離』という言葉まで出てきて
モノを極力持たない”ミニマリスト”
というライフスタイルまで生まれています
『シンプルに生きる』ことで
集中力を高めることが可能だと
なんだかね
合うんですよ
そういった考え方が、不思議と日本人の持つ感性と
農耕民族の持つ考え方と
そんなシンプルな職場環境を整備することで
働く我々もやるべきことに集中突破できる習慣をつくる
そして前述した『夢のような職場』をつくる
それはまったく不可能ではないんです!!
3s活動を丁寧にきっちりと取り組んでいけば
そこへ毎日、毎日、少しずつ
近づけることができるんです!!
そりゃね、毎日完璧に仕事が達成できる!
なんてことは難しいでしょう
けれど、そうありたい
そうあろうとする努力が、想いが、背中が
なんだかカッコいいじゃないですか
今日の出来はよくなかったかもしれないけれど
よくやったな!って
自分を、仲間を褒めてあげたいじゃないですか!
そんな毎日だったら家帰って晩御飯食べても美味しいし
また明日以降どうやって挽回してやろうかなんて
くだらない小さな作戦を思いついたりなんかして。。。
そしたら明日の朝の足取りはきっと軽くて
もう、早く職場に行きたくてしょうがなくて
どうですか?
そんな働き方ってありじゃないですか?
そんな職場づくりに最適なのが。。。
『整理・整頓・清掃』にそれぞれ取り組む3s活動なんです!!
とってもシンプルで、簡単で
でも全員の成長と工夫がないと続かなくて。。。
では、そんな3s活動。。。
もう少し詳しく見ていこうと思います。
整理・整頓・清掃の3つのsが奏でるハーモニーとは
3s活動は整理・整頓・清掃の3つの活動を行います。
【整理】は一般的に1クールに1回
イベント的に『必要なものと必要でないものとを分けて、必要でないものを捨て』ます。
つまり、職場は劇的に変化するため、視覚的なインパクトが最も大きいのです。
『おお!モノが少なくなってスッキリした!』と思うのです。
これにより参加メンバーは3s活動が進んでいる実感を肌で感じます。
【整頓】は一般的に1クールに数回
これもイベント的に実施する項目で
『必要なものを必要なときに必要なだけ取り出せ、戻せるようにする』ために
自らアイデアを出し、自らの工夫を施工します。
まず職場のどこから改善を進めるべきなのか。
どのような工夫を凝らせば合理的な作業ができるのか。
考えて決めて、施工する必要があるのです。
これによりメンバーの積極的な関わりを生み出す習慣が生まれます。
【清掃】は基本的に毎日実施します。
これは逆にコツコツ継続することで
『ゴミ、チリ、ホコリなどの汚れのない、ピカピカな状態を維持』します。
しかしこれにはルールがあって
全メンバーで行うことを徹底します。
小さな、小さな約束を
一致団結して守ることができるのか?
といった、全員の協力なしでは
決して達成することができないルールです。
これによりメンバーの問題意識の育成と
集団意識の醸成を図ります。
整理では変革意識の強化
整頓では積極性の育成
清掃では感性磨きと集団意識の醸成
これらの3つのsのハーモニーによって
『やる気のみなぎる職場づくり』に取り組む
つまり、
従業員がすくすく育つ土壌づくりを進める活動が3s活動なのである
『従業員のやる気がみなぎる快適職場』
それをつくる過程において
従業員と経営者が一体となって
企業の成長が期待できる基礎工事を
進めることが何より重要なのです
その基礎工事なしでは
足元の整備なくしては
事業の成長もあり得ません
当たり前に
○ 必要なモノだけを大切にするんです:整理
○ すぐ出せて、すぐ戻せる仕組みをつくるんです:整頓
○ 常にピカピカな状態を保つんです:清掃
3s活動とはそんなお仕事として
『当たり前に最低限守るべきモラル』
つまり事業の維持・拡大を進める上での基礎体力なのです!
これは工場だの
飲食店だの
事務所だの
業種業態にはまったく関係がない
『働くヒトとして当たり前の標準作業を徹底する習慣づける訓練』なのです。
そう結論づけて
今回の説明を終えたいと思います。
それでは今日はここまで
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
ありがとうございました♪
すべては企業発展のために
すべてはみんなの笑顔と元気のために