安全な職場づくりは現代の製造業に
必要不可欠であることは
疑いの余地はないと思います
では安全な職場づくりを進めるのに
3s活動が重要であるのだと
さまざまな機会で説明は受けるが
『ちょっと無理がないですか?』と
ある製造業の作業スタッフから
疑問があがったのです
そこでその回答と言っては何ですが
今回はその状況を整理することで
3s活動の本質を理解できると考えて
書き進めてみたく考えます
今回も読み終えるまでのお時間
しばらくお付き合いくださいませ
安全職場のあるべき姿
安全職場って簡単に言うけれど
その定義とかっていうといきなり
難しい説明になってきます
というのもこの安全に関することは
労働安全衛生法という法律によって
規定されているのです
だからその法律の説明を。。しても
頭に入ってこないですよね、苦笑
なのでこう考えるべきだと思います
安全な職場をつくることで
得られるメリットに着目していく
そうすれば、楽しく前向きに
取り組んでいけると思いませんか?笑
と、言うわけで以下に安全職場の
あるべき姿の要件について整理します
②適切な作業方法であること
③個人の安全意識が高いこと
④組織的な改善が進んでいること
それぞれどういった要件なのか
整理しながら確認していきましょう
①職場環境が良いこと
まずは職場環境が不快でないように
維持管理することが求められます
具体的には空気の汚れはもちろん
臭気、温度・湿度や明るさ等などの
作業環境が快適であることが
最初の安全な職場の要件です
②適切な作業方法であること
これは心身の負担が高まらないよう
作業方法を改善し続けることで
適切度が高い作業方法であること
具体的には作業姿勢やその持続程度
負担の大きさや緊張状態の度合い
設備の操作のしやすさなどが
適切であることが求められます
③個人の安全意識が高いこと
次は個人の安全意識が高いこと
作業者一人ひとりが目標を持ち
集中して標準作業を徹底を継続し
職場の不安全な機会をいち早く
察知できるような意識を育てる
そんな作業者だけの職場になれば
安全な職場だと言えるはずですよね
④組織的な改善が進んでいること
そんな個人の意識を育てるためにも
チームで安全職場を実現するため
改善が進む仕組みを動かしていく
つまり組織的な改善が進む仕組みを
構築することが大切になります
3S活動が安全に与える影響について
それではそんな
あるべき姿を実現させるため
3s活動=整理・整頓・清掃が
いったいどんな影響を与えるのか
それぞれ考えていってみましょう
整理活動が安全に与える影響
まず整理活動とは
必要なモノと必要でないモノを分け
必要でないモノを捨てること、です
具体的には各職場の中でそれぞれ
必要なモノの定義をしっかり決めて
それから外れるものはルールどおり
処分をしていきます
結果的にこれまでの捨てる判断が
自分の基準からチームの基準へ
スイッチされることになります
つまり、個人判断のバラツキ作業が
標準化された作業へのクセ付けが
行われることになるんですよね
そのうえで整理活動によって
職場の余剰スペースが徐々に増えて
環境の快適性は高まっていきます
整頓活動が安全に与える影響
整頓活動とはモノの置き方の標準化
『3定の実現』を意味します
3定とは3つの定のことで
定位:定められた位置に
定品:定められたモノを
定量:定められた数だけ
置くことを意味します
具体的には
定位:全てのモノの置き場所を決め
定品:置くモノの名前を貼り付けて
定量:増減しないようルールづくり
を進めていくわけです
そのため整頓活動を進めることで
作業方法はどんどん単純化します
また、モノの置き方の標準化なので
真似した改善を多く横展開できます
これって結構、重要なことで
これによって個人の問題発見能力を
徐々に進化させることに繋がります
だって他に応用できないかな?と
職場を見渡して問題のあるモノを
見つけてくるわけですから
これって個人の問題意識の向上に
着実につながっていくものです
清掃活動が安全に与える影響
清掃活動は職場をピカピカな状態に
維持するための活動です
そのため毎日、毎日、時間を決めて
フキフキ、ハキハキ取り組みます
これって個人活動に思えますが
結構、徹底するのに苦労します
それはそれぞれ個人には
個別の都合があってそちらを
優先してしまう弱さがでるからです
そのためチームによるチェック機能
が継続のために重要になってきます
なのでピカピカ状態に維持するには
組織的なフォローが欠かせません
つまり組織的な改善スタイルの
確立につながる、というわけです
3s活動が安全につながる理由まとめ
整理・整頓・清掃の影響を整理すると
以下の表にまとめることができます
安全職場\3s活動 | 整理活動 | 整頓活動 | 清掃活動 |
①職場環境 | ◎ | ◎ | |
②作業方法 | ◎ | ||
③個人の意識 | ○ | ○ | |
④組織的改善 | ○ | ○ |
これを見れば、安全職場づくりへの
影響度はとても高いと言えますね
ぜひこの影響度合いを認識しながら
普段の活動に活かしていただけると
とても嬉しいです
それでは今日はここまでです
今後とも宜しくお付き合いください☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
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