3S活動の進め方(製造業編)~3S工場のつくり方8ステップのご提案~
3S活動の進め方(製造業編)~3S工場のつくり方8ステップのご提案~

これまで製造業で進めるべき
3S活動の進め方を8回に渡って
お伝えしてきました

そこで今回はその総集編として
全体をスルーしてまとめてみます

3S活動の全体像を改めて確認して
この活動の進め方を俯瞰的に把握し
自職場の進め方と比べてみることで
ぜひ実際に改善・行動に移すための
きっかけとしてご活用ください

それでは今回も読み終えるまでの間
しばらくお付き合いくださいませ

 

3S活動の進め方ステップ(3S工場のつくり方)

これまで紹介してきたステップは
以下の8ステップです
 

3S活動の進め方8つのステップ
①3S活動の進め方を学習する
②3S活動の推進組織をつくる
③3S活動のスタートを宣言する
④整理活動で理想の工場に近づける
⑤整頓活動で生産性を向上させる
⑥清掃活動で物心両面をピカピカに
⑦整理・整頓・清掃レベルを向上する
⑧整理・整頓・清掃の習慣化を進める

 

それでは簡単ですが振り返りながら
この8ステップを解説していきます

 

①3S活動の進め方を学習する

整理・整頓・清掃=3S活動は
何を目的としてどう進めるべきか

これをしっかり理解しているヒトは
結構少ないのが現実です

ただの美化運動だと多くの従業員が
捉えながら3S活動を進めていけば
必ずどこかで大きな障壁となります

 
そう、続かなくなるんです

3S活動をしっかり学習もせずに
簡単に進むとお考えなら
それ自体が仕事に対する
不誠実さの表れと言えます

その程度の覚悟で始めても
従業員が本気にすることは
ありませんよね

 
整理とはどういう活動なのか?
整頓とは何が違ってどう進めるか?
清掃はただ掃除すればよいのか?

 
これらを全員が誤解することなく
しっかり共通の理解ができて初めて
3s活動を進められる舞台が整います

まずはしっかりと3S活動について
正しい知識を導入・共有することから
スタートさせることがとても大切です

 
【ご参考リンク】

 

②3S活動の推進組織をつくる

3S活動の重要性をみんなが理解し
その活動を始めるにはそれ相応の
組織体制が必要となってきます

つまり推進するための公式な組織

これを整えることが会社としての
本気度が伝わることになります

 
また、しっかりと進めるためには
誰が何をするのか?の役割分担が
はっきりしていないと誰もなにも
進められないのが現実ですよね

それを正しく整備することで
自分がなにをするべきなのか?を
誰もが認識できるようにする

それが2つ目のステップです

 
【ご参考リンク】

 

③3S活動のスタートを宣言する

そして活動前の最後の事前準備は
3S活動をスタートさせることを
社外にコミットすることです

多くの会社が3S活動を開始する時に
社内でこっそり始めようとします

わざわざ社外に言わなくても
別に困ることではないですからね

でも本音では、継続できなければ
カッコ悪いからわざわざ言わないし
できなければ自然消滅で大丈夫って
言い訳が潜んでる疑いが濃厚です

 
それってすでに従業員にバレバレで
たいして頑張らなくていいんだって
逆宣言しているようなもの

だからちゃんと組織的に真面目に
取り組もうとしている会社だって
社内外に宣言する必要があります

そのことによって従業員は思います

自分もうちの会社員の一員なら
ちゃんとやらなきゃ恥ずかしいな

 
ホームページでも
会社の入り口にでも
はたまた表の会社名の横でもいい

大きくデカデカと
『我々は3S活動を徹底します』
『整理・整頓・清掃を継続します』
『3S活動を重視する会社です』

などと書き込めば、もう後戻り
できませんよね

従業員も、もちろんあなたも

そうやってしっかり社内外に
コミットができればいよいよ
3S活動のスタートです

 
【ご参考リンク】

 

④整理活動で理想の工場に近づける

整理・整頓・清掃=3S活動の中で
最初に取り組むべきなのは
なんと言っても整理活動です

なぜなら、活動した手応えとして
ビジュアルインパクトが大きいため
『おお、3S活動をはじめたんだな』
『見るからにやった甲斐があるな』
『いやー予想以上にすっきりした』

などと実行した側も充実します

実はこの成功体験が何より
継続のためには大切になってきます

 
我々は人間であり感情のいきもの

だからこそ物理法則的に考えて
ダメなところを改善しようとしても
だいたいはうまくいかないんです

なぜならヒトは指摘をされると
そこばかりに注意がかたよって
全体のパフォーマンスが落ちるもの

そして失敗確率を上げることにより
どんどんとネガティブループに
ハマり込んでいくのがパターンです

 
だからこそ組織運営では逆で
できたことをしっかり全員で評価し
気分よくノリノリで次に進める

こんなに気分のいい活動なら
早く次をやってみたいな
、って
思えるほどの成功体験を
どんどん積み重ねることが大切

そのためには簡単に成果を得られ
しかも見た目に訴えて判りやすい
整理活動からスタートするのが
最適だというわけです

 
そうやってまずは一歩でも
理想の工場に使づけている実感を
味わってもらうことが
4つ目のステップです

 
【ご参考リンク】

 

⑤整頓活動で生産性を向上させる

さて、いよいよ3S活動でもっとも
収益性につなげることができるのが
この整頓活動という活動です

 
整頓活動の現実的な目標は
どれだけモノを探す時間を
削減できるか?がテーマ
です

つまりよく使う材料・道具や治具が
一瞬で手元にもってこれるかどうか

あー、どこいったっけ?
ここにあるはずなのに、あれ?
めんどうだから後で戻そう
、など
よくあるシチュエーションが
実はものすごく生産性を落とすため
納期や原価に影響している実例は
枚挙にいとまがありませんよね

そういったいいかげんで曖昧な
作業・動作のバラツキをなくすため
モノの置き方の標準化を進めるのが
この整頓活動だというわけです

 
この整頓活動を進めることによって
従業員は『仕組み化』の意味を知り
ヒトがルールを守れる環境づくりを
作れることができるようになります

実はこの活動がもっとも収益性に
直結する活動だという理由は
そこにあるんです

3S活動を進めるヒト自体を
進化させることが本当の狙い

というわけなんですよね

 
【ご参考リンク】

 

⑥清掃活動で物心両面をピカピカに

整理活動で必要なモノだけの職場に
整頓活動でモノの効率化を進めたら
工場内のモノを観察できる感性を
育てる清掃活動
に進みます

 

結局、職場の状況は働いている者の
心の状態を表すと言っていいです

不必要なムダなモノがあふれていて
そのモノの置き様も乱れているなら
その職場のヒト達の心の状態も
ムダがあふれ、乱れているものです

その心を磨くための活動が
この清掃活動だということ

 

ゴミがないか、チリがないか
ホコリがないか、汚れはないか

そういった問題意識を高めて見つけ
その箇所を一心不乱にキレイにする

ボヤっとしてたり他の事を考えたり
集中できない清掃はいくらやっても
職場はピカピカにはなりません

 
逆に言えば、昨日キレイにしたのに
今日になったらなぜゴミがでるのか
チリが乗るか、ホコリが積もるのか
どうして汚れているのか?

ちゃんとピカピカにしようと思えば
悔しがって、考えて、対処しようと
そう思うのが普通の感性
です

 

そう思わないヒトの感性はどこか
蓋をしてしまっている状態ですよね

問題を問題と思わない習慣
そんな空気が大きい弊害として
職場に張り付いて剥がれない

だからこそこの清掃活動は3S活動は
問題を問題としっかり認識した上で
普通のことを普通にできる組織へ
進化を遂げることが求められます

 
【ご参考リンク】

 

⑦整理・整頓・清掃レベルを向上する

これまでのステップによって
整理・整頓・清掃がそれぞれ
出来るようになったとします

 
整理活動で必要なモノだけにして
整頓活動でそのモノを大切に扱い
清掃活動でピカピカな状態にする

でもその対策って
不要なモノをみつけて廃棄して
乱れたモノを見つけて戻して
汚れた箇所を見つけて掃除する

暫定対処であることがほとんど

そこでこのステップでは
整理・整頓・清掃が出来ている状態を
清潔』と呼び
それらの未然防止対策を施す
清潔活動』を進めます

 

具体的には
必要なモノが不用品に変わる瞬間
整った状態から乱れ始める瞬間
ピカピカな箇所が汚れ始める瞬間

を見つけて防止対策を施します

いつから不用品に変わるのか
本来の置き場所に戻らない理由は?
なにが原因でその汚れは進むのか

もともとの原因を断ち切る対策を
この清潔活動では進めます

つまり問題を生まない職場へと
進化させる仕組みをつくる

 
これができる職場は強くなります

てか、世の中に求められ続けるのは
そんな会社だけだと思います

自ら成長できない職場はやはり
どこかで振るい落とされてしまう

それが市場原理、ってものですよね

 
【ご参考リンク】

 

⑧整理・整頓・清掃の習慣化を進める

さて、最後のステップは
清潔活動で見つけた良い取り組みを
徹底させる方向に舵を切ります

つまり標準化=習慣化=しつけです

 
標準化には大きく3つのステップが
必要となってきます

 

ステップ1:管理体制を決める

まずはその新たな仕組みに合わせた
最適な管理のあり方を関係者で
議論して決定していきます

もちろん、これは
3S活動の推進体制とは別の組織です

標準化を図る作業と関係する
職場メンバーで考えるのが最適

状況に合わせて適切な管理体制
つまりメンバーと役割分担を
決定していきます

 

ステップ2:決めた管理体制を仮運用する

そして決めた管理体制を仮に運用し
問題が発生しないか?
適切に運用ができるか?
メンバーと役割分担は最適か?など
現実的な課題を抽出していきます

 

ステップ3:見直しや改善を進める

そして明らかになった課題に対し
適切な見直しや改善を施して
最終的な管理体制を決定します

 
【ご参考リンク】

 

3S活動の進め方ステップまとめ

今回は製造業の3S活動の進め方を
8ステップに分けてお伝えしました

品質を高めるためにも
生産性=収益率を高めるためにも
納期対応を安定させるために

整理・整頓・清掃=3S活動が
しっかりできる工場になる

まずは基礎的な組織基盤として
もっとも大切なことだと思います

 
だって3S活動に必要とされるのは
・問題をちゃんと発見できて
・良い改善が普通に生まれて
・ルールを当り前に守っていける

ことだけです

そんな組織であればちゃんと
仕事をしていけるチームとして
しっかり機能しますよね!

逆にできなければ。。。
あとはあなたのご想像に
お任せすることとします、苦笑

 

 

それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

 

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