品質管理責任者はいったい何を求められるのか?~品質管理責任者の役割と責務について~
品質管理責任者はいったい何を求められるのか?~品質管理責任者の役割と責務について~

こうれまで品質管理について
多くのテーマで解説してきました

その一方でその活動を先導すべき
品質管理責任者が何をすべきか?
その役割と責務についてはほとんど
取り上げてこなかったかと思います

 
そこで今回は品質管理のリーダー
品質管理責任者はいったい
どのような考え方を持って
どのような役割を果たし、そして
その責務を全うすべきなのか?

専門人材の仕事内容について
フォーカスをあてていきます

今回も読み終えるまでのお時間
お付き合いいただければ幸いです

 

品質管理責任者に求められる考え方

そもそも品質管理責任者とは
どのような仕事内容なのか?

少し触れてまいりましょう

 

品質管理(読み方)ひんしつかんり


 《quality control》企業で、製品の品質の安定化と向上を図るための管理。QC。


出典 デジタル大辞泉/小学館 より

 
ま、辞書にしてはシンプルですよね

そう、書いてあるとおり
製品の品質の安定化と向上を図る
これらを目的とした管理を指します

その責任者が品質管理責任者と
いうわけなんです

ここまではおわかりですよね

 
ここ最近ではISOの導入などで
品質管理の責任者を設定する必要が
多くなってきたのでこの役職がよく
取り上げられるようになりました

なんせISOでは品質管理の責任者を
決めるように指導されますため
そりゃ、品質における責任者が
決まっていないとお話になりません

だけどISOが入っていない会社では
いまだ品質管理責任者という役割が
いまいちはっきりしていない工場も
チラホラ発見できます

その理由は明快です

品質管理は責任者の問題ではなく
工場に携わる全員の問題だから
です

どういうことか?

 

品質管理に必要な考え方

品質とはお客さまへお渡しする
価値そのもののことです

そのためその価値を安定して
しっかり届けるための管理が
品質管理だと言えます

つまりその価値を生み出している
我々全員が取り組むべき課題であり
誰か一部の人の役割ではないのです

 
そのことがわかっているから
ISOが導入されてない工場では
品質管理責任者が決まっていない
ことが多いというわけです

なので品質管理に必要とされるのは
『全員で取り組むことが前提だ』
という考え方です

 

責任者に必要な考え方

そうなってくるとその責任者には
全員で取り組む管理状態を生み出す
ことが大きく求められます

つまり価値を安定させる
『しくみづくり』
です

 
品質管理の責任者ってね

嫌われちゃうんですよ

細かいことをネチネチと指摘する

そんな立場になり勝ちなんだけど
それはその役割が責任者だけに
集中してしまっている良くない状態

 
本来の品質管理責任者の役割は
全員がしっかり品質のことを考えて
対策を打てる状態をつくること

なぜ品質不良が起きてしまうのか?
不具合品が後工程に流れる理由は?
バラツキが発生する原因はどこか?

それらを考えて組織的な解決能力を
しっかり育てていくことが必要です

 

品質管理責任者に必要な専門知識

なので品質管理責任者には以下の
3つの専門知識が必要となります

品質管理責任者に必要な3つの専門知識
①現場で使える統計学
②議論を生み出すファシリテーション技術
③意欲を高めるコーチングノウハウ

え?意外ですか?
そんなことはないですよ

とても重要な3つです

それではこの品質管理責任者に
必要とされる専門知識について
もう少し補足していきましょう

 

①現場で使える統計学

たまにオタクのように統計学に
強い責任者にも合うことがあります

が、必要とされるのは
ご自身が使う高度な統計学ではなく
みんなが現場で使える統計学です

 
確かに専門家として高い知識が
あるほうがいいにはいいんですが
誰もがわからないと意味がないです

だって品質は誰かが声高に叫んでも
良くはならないものですから

そのため誰もが現場でつかえるよう
噛み砕いて説明できる統計知識

品質管理責任者には必要です

 

②議論を生み出すファシリテーション技術

実はこちらは統計学よりも重要な
専門知識になると思います

それはファシリテーション技術です

あまり聞き慣れない方も
いらっしゃるかもしれませんが
ファシリテーションとは以下のこと

 

ファシリテーション(英語)facilitation


 企業や学校、地域のコミュニティなどの組織の会議などでグループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うこと。またはそのための手法や技術のこと。その役割を担う人はファシリテーター(facilitator)と呼ばれる。(一部抜粋)


出典 人材マネジメント用語集/(株)アクティブアンドカンパニー より

 

具体的な技術を言えば
○ 場をデザインするスキル(プロセス設計)
○ コミュニケーションのスキル(傾聴、復唱、質問、主張、非言語メッセージの解読等)
○ 構造化のスキル(図解、フレームワーク)
○ 合意(コンセンサス)形成のスキル

などに精通してることが望ましい

これらを責任者が使うこと、
あるいはメンバーが使えるよう
教えられるほどの知識が必要です

つまりチームによる問題解決能力
それを育成するための主力エンジン
と言っていいと思うほど重要です

 

③意欲を高めるコーチングノウハウ

チーム力を高める②に加えて
個人意欲を高めることが効果的です

それを実現する技術が
コーチングと呼ばれる手法です

 

コーチング(英語)coaching


 コーチングとは、人材育成を行う手法の1つである。質問型のコミュニケーションを使い、目標に対して相手が取るべき行動を自ら選択することを促す手法であり、自律的な選択により行動を誘発することを実現できる。(一部抜粋)


出典 人材マネジメント用語集/(株)アクティブアンドカンパニー より

意図的に問いかけることによって
相手が自らの判断基準に気づき
対話によって自立性をはぐくむ

指示待ち人間ではなくて
自らが考え判断し動く人材が増える

そんな正当な個人意欲を育てるのが
このコーチングのスキルです

 

品質管理責任者が果たすべき役割と責務

もうここまで読んでいただいたら
改めて説明の必要はないかもですが
まとめると以下の3つと言えます

品質管理者の3つの役割
役割1:品質と向き合う空気づくり
役割2:議論する場を設けること
役割3:知識を使えるようにすること

 

役割1:品質と向き合う空気づくり

全従業員が品質と向き合える
そんな空気をつくる役割です

品質とはお客さまへ届ける価値

だとするなら全員で向き合うことが
必要になることは誰もがわかります

 
だけどしっかり品質と向き合うこと
それが当たり前である空気が
あるのと、ないのとでは結果が
まったく変わってきます

なんとなく向き合うことが当り前
ではなく、ちゃんと向き合うことが
常態化している組織づくりを進める

それが品質管理責任者の責務です

 

役割2:議論する場を設けること

そしてそんな組織づくりには
必ず現状を共有して
要因→対策を考えに考えて
実行して効果を検証する

そんな議論の場を設けることは
とても重要な役割になります

こういったかしこまった場がないと
誰も品質と向き合うことが
そんなにも大切だということに
気づく機会もないと思うんです

 
逆に言えば品質について議論すれば
多くの気づきを得ることができます

たとえば熟練の職人が考える品質と
新人の若手が考える品質では
大きな違いがあると思うんです

けどお互いの価値観を認めたうえで
自分たちの最適な品質とはなにか?
そんなコンセプトを練り上げれば
その職場のバラツキは各段に
小さくなる改善策が生まれます

品質管理責任者の役割の中でも
とても重要な責務ですよね

 

役割3:知識を使えるようにすること

最後は前述した専門知識について
品質管理責任者が使えるだけでなく
現場のリーダーやメンバーも
使えるようにする役割も大きいです

この役割が達成されれば飛躍的に
組織の品質管理能力が高まります

統計知識もファシリテーションも
コーチングも使える現場なんて
品質最強軍団になれますよ!笑

 

まとめ

品質管理能力が高まっていないのは
品質管理責任者がこの3つの役割を
しっかりまっとうしていないから

全員が品質に関わって向き合う世界

これらを実現させようといろいろと
手を打っていく必要がある反面
打っていない職場の品質は
個人でそれぞれ頑張って進化して
結果的にバラツキは大きくなります

 
自職場の品質管理レベルを高める

 

そのためには状況の理解と
具体的な対策が必要となります

これらの情報がそれらを考える
良いきっかけになれば嬉しいですね

 

 

それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

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