マニュアル作成のコツ!そのメリットと実践方法~エクセルに落とせるKAIZEN FARMの紹介~

マニュアル作成のコツ!そのメリットと実践方法~エクセルに落とせるKAIZEN FARMの紹介~

近年、中小製造業の経営環境は日々厳しさを増しています。原料価格の上昇や技術の継承問題、そして最新技術の導入といった課題に直面している中、品質や業務効率化に効果的な標準化=マニュアル作成がより一層の重要性を持ってきました。

そこで今回は、標準化のための有効な手段のひとつであるマニュアル作成のコツやそのメリット、さらにその改善をサポートする「KAIZEN FARM」というクラウドサービスの特徴と、エクセルとの連携のメリットについても詳しく解説します。中小製造業で働く方々にとって、日々の業務をよりスムーズに、そして効果的に進めるためのヒントとなるために必要な情報を発信しています、ぜひ最後までお読みください。

それでは今回も読み終えるまでのお時間、しばらくお付き合いくださいませ。

目次

中小製造業の経営環境とマニュアル作成の重要性

中小製造業は、大手企業とは異なる独自の経営環境の中で日々の業務を進めています。我々は原料の価格変動や市場のニーズの変化など、さまざまな外部要因に左右されやすいのが実情です。そんな中で、企業の業績を安定させるためには、内部の組織体制の整備や業務の効率化が求められます。そのため業務の標準化=マニュアル作成の重要性が浮き彫りになってくるわけです。

原料価格の上昇と収益性への影響

中小製造業の多くは、原料価格の変動に直接影響を受けるます。特に、素材の多くを輸入に頼る我が国では、国際市場での価格変動が製品のコストや価格設定に大きな影響を及ぼす構造を持ちます。このような変動をうまく乗り越えるためには、業務の効率化やコスト削減をクリアするための、組織的なしくみづくりが不可欠なんです。

マニュアル作成のコツとそのメリット

マニュアルとは業務の標準化、つまり業務の安定化と効率化をサポートするための強力なツールです。正確な作業手順や業務の流れを明確にすることで、ミスの削減や時間の節約が期待できます。特に、マニュアル作成のコツを掴むことで、より実用的で効果的なマニュアルを作成することができます。これにより、企業の収益性向上や業務のスムーズな進行がサポートされ、経営環境の変動にも柔軟に対応することができるようになります。

製造技術の継承とマニュアルの役割

中小製造業の中心には、何十年もの間、磨き上げられた技術やノウハウがあります。これらは、企業の価値を高め、競争力を維持するための大切な宝物です。しかし、時とともに経験豊富な技術者が退職する中、この宝物を次の世代にどう伝えるかが課題となっています。そこで、マニュアルの役割が注目されています。

技術者のノウハウ:企業の大切な宝物

中小製造業の多くは、特定の技術者が持つ独自のスキルやノウハウに頼っています。彼らが築き上げた技術は、新しい製品の開発や品質の向上に直結しています。しかし、彼らが病気や退職をすると、一瞬でその技術やノウハウが失われる可能性が高まります。それは本当に怖いことなんです。

マニュアルで技術をしっかりと継承

そこで、技術やノウハウを形にするためのツールであるマニュアルが役に立ちます。具体的な作業手順やコツ、そしてそれに関連する背景知識をまとめることで、新人や後継者も迅速に業務を理解し、実践することができます。ただしこのマニュアルは定期的に整備をしないと古い情報のまま更新されない状態になりがちです。そのためマニュアル作成は、情報の整理や更新がしやすく、視覚的にもわかりやすいツールを選ぶことが重要です。これにより、技術の継承がスムーズに行われ、企業の競争力を維持するサポートをしてくれます。

最新技術の導入とマニュアル作成

技術の進化は日々加速しています。AIやデジタル化など、新しい技術が次々と登場し、それを取り入れるかどうかで生産性の向上や業務の効率化が大きく左右されます。しかし、中小製造業においては、これらの最新技術をどのように導入し、どう活用するかが大きなカギとなっています。そこで、マニュアル作成が再びキーポイントとして登場します。

デジタル化、AIの導入の重要性と課題

デジタル技術やAIの導入は、製造業における生産性の向上や品質管理の強化に直結する一方で、新しい技術を導入する際には、それを理解し、適切に活用するための研修や教育がかならず必要になります。また、導入初期にはトラブルや誤動作も考えられ、その対処法を知っておくことが重要ですよね。

クラウドツールを活用したマニュアル作成のメリット

新しい技術の導入に伴う業務の変更や新しい作業手順は、専用のクラウドツールを使えばとてもわかりやすくまとめることができます。例えばシンプルなフレーム構造や簡単な入力操作が装備されていれば、複雑な手順も視覚的に理解しやすくなり、またネット環境があればどこでもアクセスできますよね。さらに、クラウド上のマニュアルは、更新や編集が容易であるため、技術の変化に合わせて内容を迅速にアップデートすることができます。これにより、スタッフ全員が新しい技術をスムーズに取り入れ、最大限の効果を引き出すことが期待できる、というわけです。

KAIZEN FARMの特徴と中小製造業への適用

これまで説明してきたように、現代の製造業において、業務の安定化や効率化を図れる標準化は避けて通れないテーマとなっています。その中で、KAIZEN FARMというクラウドサービスが、中小製造業に可能性をもたらす、と期待されています。ではそれはどのようなものか?その可能性と特徴について詳しく見ていきましょう。

業務棚卸しのサポート

KAIZEN FARMは、業務手順の整理・基準化をサポートするツールとして開発されました。作業目的や場所、日付、時間などの指標を使用して、業務の流れを明確にすることができます。さらに、この情報はExcel形式で出力可能で、さまざまな分析や報告に活用できます。

DX連携と電子マニュアルの自動生成>近日リリース予定!

業務手順を整理しただけで終わりではありません。KAIZEN FARMは、ボタンひとつで簡単に電子マニュアルを生成する機能を持っています。これにより、業務の標準化や新人教育を一段とスムーズに進めることが可能となります。

RPA簡易分析機能

RPA、つまりロボットによる業務自動化の波が高まる中、KAIZEN FARMは業務のRPA適用可能性を分析する機能を備えています。これにより、効率的な業務自動化の方向性を見つける手助けをしてくれます。

無料で利用可能

KAIZEN FARMは基本的に無料で利用可能です。無料の状態でもマニュアル作成には十分使えるシステムです。ただし、より深い業務改善を目指す企業のために、便利な有料サービスも提供されています。これにより、企業のニーズや予算に応じた利用が可能です。

開発の背景

デジタル技術の進化や多様な働き方の変化を背景に、業務改善や業務改革のニーズは日々高まっています。KAIZEN FARMは、これらのニーズに応え、業務の効率化や改善をサポートするツールとして開発されました。

KAIZEN FARMから即時マニュアル化 ※近日リリース予定!

KAIZEN FARMは業務整理の目的に沿った、必要な軸を自動提案してくれます。「マニュアル化」を目的とした項目軸に設定し、表示された項目に沿って棚卸しを行うと業務マニュアルを作成するために必要な情報がスムーズに整理できます。また、KAIZEN FARMの棚卸し一覧画面にあるマニュアル化ボタンを押すと即時にマニュアルが表示され、画像・動画・ファイルも閲覧することができます。マルチデバイスに対応しているため、場所を選ばずマニュアルを見ることができることも特徴の一つです。

KAIZEN FARMの棚卸しデータの活用

KAIZEN FARMは、業務手順の棚卸し情報をExcelデータ形式で書き出し可能です。これにより、エクセルでのデータ分析やグラフ作成、さらにはRPAの導入分析など、多岐にわたる業務改善活動をサポートします。また、エクセルの豊富な関数やマクロ機能を活用することで、より高度な分析や自動化が実現可能となります。

KAIZEN FARMの新機能

KAIZEN FARMはフロー化機能の実装を予定しています。これにより、業務の全体像を把握でき、作業の意義や重要性を理解できます。生成されたフロー図は手順の入れ替えもスムーズに行えるため、チームでディスカッションしながら最適な業務の流れを見つけることができます。もちろん、手順を入れ替えたフロー図をKAIZEN FARMへインポートすることもできるため操作性・機能性も優れています。

中小製造業の成功事例:KAIZEN FARMを活用したマニュアル作成

それでは実際に中小製造業では、KAIZEN FARMの導入が増えてきています。その企業ではさまざまな課題認識があるため、業務の効率化や生産性の向上を目的にそれぞれ様々な取り組みを行っています。業務の可視化、マニュアル化の取り組みにおいて効果を実感している3つの成功事例を公式サイトよりご確認ください。

①業務効率化と生産性の向上を目指し、業務の可視化とマニュアル化

【詳しい導入事例はこちら】> https://kaizenfarm.jp/case/shinmei/

②業務手順のばらつきや属人化の解決のため、業務内容の可視化・マニュアル化

【詳しい導入事例はこちら】> https://kaizenfarm.jp/case/d-color/

③RPAツールの効果を向上させるため、業務集約化に向けて全社業務の最適化

【詳しい導入事例はこちら】> https://kaizenfarm.jp/case/yaotoyojuki/

やはり今のところ、間接業務の効率化の成功事例が多い印象を持ちます。それは記述から読み取るにRPAとの連携が、より効果が高いと感じることが原因でしょうか。でも実際には、マニュアル運用している中小製造業はむちゃくちゃ多いし、この利便性を無料で利用しない手はないですよね。

マニュアル作成の成功へのステップとアクション

それでは今回のKAIZEN FARMに関わらず、一般的なマニュアル作成の成功のステップを再整理すると共に、今すぐ行動すべき3つのアクションについて解説を進めていきましょう。

マニュアル作成の成功へのステップ

  1. 目的の明確化:マニュアルを作成する目的を明確にしましょう。新人教育のため、業務の標準化のため、または業務の効率化のためなど、関係者全員で明らかにします。なぜなら、目的に応じて記入すべき内容が変わるからです。
  2. 情報収集:現場の声をしっかりと収集し、実際の業務フローを理解しましょう。実際の作業者からのフィードバックは、マニュアル作成の際に非常に役立ちます。
  3. ドラフトの作成:初めに大まかな流れをドラフトとして作成し、関係者と共有しましょう。これにより、見落としていた点や改善点を早期に発見できます。
  4. ビジュアルの活用:文章だけでなく、図や写真を活用してわかりやすくしましょう。特に複雑な手順や機器の操作方法は、ビジュアルがあると理解しやすくなります。
  5. 定期的な見直し:業務の変更や新しい情報が出てきた場合、マニュアルも更新が必要です。定期的に見直しを行い、常に最新の情報を反映させましょう。

今すぐ行動!推奨される3つのアクション

  1. 現場を観察する:マニュアル作成の前に、実際の業務を観察しましょう。現場の実態を知ることで、より実用的なマニュアルが作れます。
  2. KAIZEN FARMの活用:KAIZEN FARMを活用して、業務の可視化や効率化を図りましょう。特に中小製造業においては、この無料ツールの導入による効果は大きいです。
  3. フィードバックを求める:初めのドラフトを作成したら、関係者や実際の作業者からのフィードバックを求めましょう。彼らの意見や提案を取り入れることで、より実用的なマニュアルが完成します。

KAIZEN FARMの申し込み方法

下記URLよりお申し込みが可能です。やはりまずは試してみることが大切!そのほか資料ダウンロードもできます。

お申し込みはコチラ▼

https://lp.cmc.jp/kaizen-farm_request-account

※ なお「KAIZEN FARM を知ったきっかけ」には「SEIZO-BUサイトより」と記載すると、いいことあるかもしれません(ウソです。ありません、笑)。

公式HP:https://kaizenfarm.jp/

まとめ:マニュアル作成のコツ!そのメリットと実践方法

マニュアル作成は、業務の質を向上させるための重要なステップです。それは、組織の知識や経験を共有し、新しいメンバーにも同じ品質の業務を実施してもらうための道しるべとなります。このプロセスをスムーズに進めるために、KAIZEN FARMのようなツールの活用は非常に有効です。

しかし、ツールだけでは十分ではありません。それを適切に活用し、実際の業務に取り入れることが大切です。マニュアル作成の知識やツールを手に入れたら、次はそれを実際の業務に適用するステップへと進んでください。

このまとめを通じて、マニュアル作成の重要性と、それを実現するための方法について、少しでも参考になれば幸いです。


 もし、確認したいことがあれば以下まで気軽にZOOMでの無料相談をお申込みいただければと思います。

 滋賀県よろず支援拠点> https://www.shigaplaza.or.jp/yorozu/contact

※ 西本を指名すれば、全国どこからでも申込み可能です。

 それでは今日はここまでです。今後とも宜しくお付き合い下さい☆
 長文乱文を最後まで読んでくださりいつもありがとうございます♪
 すべては御社の発展のために、すべてはあなたの笑顔のために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

目次