ワークサンプリングの目的を再確認!~ワークサンプリングで忘れずにやって欲しいこと~

ワークサンプリングの本当の目的とは?ワークサンプリングで必ずやって欲しいこと

IE7つ道具の中でも強烈な機能を持つ
稼働分析のワークサンプリング

でもこのワークサンプリングの目的を
勘違いされている方も多いんですよね

そのため今回は多くの方が
ワークサンプリングを行う時に
見逃し勝ちなポイント
そして必ずやって欲しい大切なことを
その理由と共に説明します

この記事を読み終える3分間で
有効なIE知識を蓄積して下さいませ♪

 

ワークサンプリングのやり方

ワークサンプリングのやり方は
以下の3ステップで進めていきます

【ワークサンプリング法のやり方の3ステップ】
ステップ1:作業者や設備の動作の分類
ステップ2:観測の実施および集計
ステップ3:改善対象の抽出

以前にて詳しく説明をしていますので
詳細はそちらを参考にしてみて下さい

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やることはシンプルです

慣れないとちょっと複雑に
思えるかもしれませんが
坦々とこなしましょう、笑

実際にはこの目的を
見誤っている方が多いのです

 

ワークサンプリングでやり勝ちな間違い

このワークサンプリングは
統計的な手法を活用して
職場の時間を使い方を
明らかにしていく手法です

しかしその目的は多くの方は
職場の稼働時間の把握にのみ
焦点を当ててしまっています

え?間違ってるの?

そうツッコみたくなるとは思いますが
半分は正解で半分は間違いです

しっかり作業を分類して
予備調査して必要回数を計算して
そしてコツコツと何百回も何千回も
瞬間的な作業状況をカウントしていく

その結果、職場の稼働状態が
明らかになります

多くのヒトがよくその状態で
『次はどう進めば良いのでしょうか?』
って、西本に相談にこられるんですよ

それ、はっきり言って間違っています

それはワークサンプリングを
よく現場で使っている西本でも
答えようがないんですよ

いったいどういうことか?

 

ワークサンプリングの本当の目的とは?

ワークサンプリングのやり方を覚え
忠実に取り組んでみて
稼働状態がわかりました

でも皆さまは稼働状態を見れて
満足するはずはないですよね

『おー、よく動いているなー』
『意外と止まっているんだなー』
で終わるわけがありません、笑

本当はその先の『改善を進める』
という課題を解決する目的があります

そのためのワークサンプリングのハズ

なので、ワークサンプリングを
進めている時に次に述べることを
必ず実施して欲しいのです

 

ワークサンプリングで忘れずにやって欲しいこと

ワークサンプリングでは
コツコツと瞬間的な作業状況を
カウントしていきます

そのカウントしている時に
ただ機械的に眺めるのではなくて
問題意識を高めながら
感性のアンテナをピンと立てながら
作業を観察して欲しいのです

『あれ?また歩いているな、なぜ?』
『その作業多いな、無くせないかな』
『まさかこうやれば効率的になる?』

など、考えながらカウントして
欲しいのです

 

IE手法の他の手法も同じなのですが
職場の状態を見える化するのが
ほとんどの機能です

確かにワークサンプリングを
実施することで結果的に
職場の稼働状態があきらかになります

しかし現実に問題を発見するのも
対策を発想するのも現場の人間
この手法はあくまできっかけに
過ぎません

 

そのためワークサンプリングで
稼働状態を明らかにするという
きっかけを活用して
改めてつぶさに現場を見つめ直して
問題点を発掘しながら対策を着想する

ワークサンプリングをきっかけに
職場を細かくパトロールする
そんな時間として使ってください

 

そして稼働状態がわかるころには
やるべきことが集まって来ている
そんな状態にします

つまり観測者で全員集まって
『では、気づいた問題点と対策案を
発表してください』と
カウントに関わった方々で
情報をシェアしたうえで
優先順位を決めて取り組んでください

 

ワークサンプリングの目的を再確認!~ワークサンプリングで忘れずにやって欲しいこと~まとめ

このワークサンプリング
1度やり方を覚えれば簡単です

ぜひ挑戦してください

そして定期的に行うイベントとして
3ヶ月に1度の実施をオススメします

職場をずーっとながめることで
問題点を見つけることができる人って
かならずこのワークサンプリングの
考え方を使っています

『ムリしてないか』
『ムラはないか』
『ムダはないか』

これを3Mと言いますが
常にこういった視点でもって
職場を見ているのです

そうやって観察者は等しく
問題を見つけることが上手になります

なぜなら大きな問題から
解決すればするほど
問題が小さくなっていくからです

 

 

それでは今日はここまでです
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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