3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

3s活動の工場の事例はこれまでも
紹介してきましたけれども
写真でビフォーアフターを示す
事例紹介はしてきませんでした

そこで今回は3s活動を始めたばかりの
工場のビフォーアフター画像を並べ
その改善事例をいくつか紹介します

ぜひこれくらいならウチでもできる
あるいは当社はもっとレベルが高い
などと自職場と比較しながらも
改善をはじめた初心者に称賛を
送っていただければと思います

今回も読み終えるまでのお時間
しばらくお付き合いくださいませ

 

目次

整理とは?~基礎知識編~

3sの整理活動の事例紹介の前に
まずは整理とはどのような活動か?

改めて基礎知識を押さえておきます

 

整理活動とは?

必要なモノと必要でないモノを区分して、必要でないモノを処分する活動のこと。

 

 

そのことによって
職場に不要なモノが全くない
状態をつくることがゴール

つまり整理とは以下の2ステップ
1STEP:モノを必要or必要ないに区分
2STEP:必要でないモノを処分する

ことで自職場のどこを探しても
不用品が見つからない状態にします

 
【ご参考リンク】
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なのでまずは
必要なモノとは何で
必要でないモノとは何なのか?

そのルールづくりが必要です

 
そうでないとヒトによって必要か
そうでないか判断が変わり
捨てられないモノが増えて結局
職場は不要なモノで溢れたまま

そりゃ狭いし、乱れやすいし
不衛生だし、危険だし

あんまりよい状態とは言えない
コンディションを何十年も
放置してしまう職場が完成します

で、いうか完成してしまってます

 
だからこそ、ちょっとの変化から
少しずつ進めていく流れを
つくりたいものですよね

そんな流れを作り出すための
最初の改善事例を紹介しましょう

 

3s事例~通常整理編~

まずはこれはいらないでしょ?と
各自の判断を信用できるレベルでの
改善事例を紹介していきます

 

3s活動事例①:オイル置き場の整理活動

3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~
3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

おそらく作業者は日頃から
気になっていたんだと思います

だからこそ整理を進めましょう!と
活動の開始直後にここを思いつき
改善しようと思ったのでしょう

忙しかったり、他の仕事があったり
なかなかキレいにできないことが
心に引っかかっていたんでしょうね

最初の改善としてはやっぱり
自分の問題意識を確かめる意味で
こういった箇所に取り組むことが
健全であるように思います

 

3s活動事例②:壁際スペースの整理活動

3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~
3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

こちらも誰がどうみてもやっぱり
壁際に部品を立てかけておくことが
正しい判断だとは思えません

実は数か月前製作した試作品が
そのまま立てかけてあったのは
もちろん忙しいからでしょう

しかし実際に数か月放置する実態は
忙しいからではなく
片づけ業務の優先度を上げない
判断の間違いであるこということ

気づいているからこそここを
最初の改善に選んだのだろうと
想像できますよね

3S活動に取り組むメリットとして
本来どうすることが適切なのか?
考える機会に恵まれることも多いです

 

3s事例~あかふだ整理編~

3s活動の整理を進めるにあたり
あかふだ』というツールを使う
職場は実に多いです

 
【ご参考リンク】
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これは不必要だと思うアイテムに
あかふだ』を貼っておいて
一定期間、本当に使わないモノなら
廃棄処分対象としてリストアップし
今後の対応を検討する運用ルール

これなら個人の判断基準を
組織として検証できますよね

そんな『あかふだ』をつかった
改善事例をいくつか紹介します

 

3s活動事例③:書庫奥の整理活動

3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~
3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

 
この会社でなくても書庫奥には
多くの不必要なモノが眠っている
可能性が高いスーペースですよね

これ実は必要でないようなモノでも
誰かが使うかもしれないと思えば
なかなか勝手に捨てようとの判断は
下しにくいといのがヒトですよね

だからこそこのような『あかふだ』を
使って不要かどうかを判断できる
組織的な仕組みが必要になります

 
だって個人としては
これって不要品じゃない?』と
疑いフラグを立てることで仕組み上
処分する候補に自動的に入ります

そうすると本当に不必要ならば
そのリストを検討し処分決定になり
必要ならば処分されない仕組みです

ほんと『あかふだ』システムは
うまく考えられていると思います

 

3s活動事例④:書類棚の整理活動

3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~
3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

 
書類棚も書庫奥と同様に
多くの不用品がそのまま
放置されていることが多いです

それだけ便利な
スペースなんだと思います

だからこそこの書類に対しても
要らないんじゃない?』と
個人が提案して組織的に判断する

そういった仕組みに乗っけて
処分候補に計上させるわけです

 

3s活動事例⑤:備品置き場の整理活動

3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

備品置き場も同様に使わない
モノがよくあふれています

っていうか、備品ってそもそも
使うか使わないかわからない
アイテムが揃っちゃうんですよね

だからこそ定期的に要る要らないを
判断する整理活動が必要になります

 

3s活動事例⑥:収納箱の上の整理活動

3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~
3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

 
こんな感じに収納ボックスに
いつ置いたんだかわからない
書類が何年も乗っかている

おそらく置いた人間はこの書類の
存在を忘れているんだと思います

だから必要ないんだろうけど
そのヒト意外が処分する判断は
なかなか勇気がいりますよね

遠慮の塊り。。。ではないですが
そんな感じの放置も多いです

 

3s活動事例⑦:道具箱下の整理

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3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~

 

スペースがあれば何かしらを
置きたくなるのがヒトですよね

なので道具箱の下スペースも
ついつい必要にかられて
ちょっと置いておこうとした部品
あるいはファイルスタンド?

けれどその後、長いあいだ
使われていない感が漂ってます

このようにヒトって置いたことを
忘れてそのままになっていて
誰も遠慮して捨てられない

そんなアイテムが活動初期には
多く見つかります

 

3s活動の事例紹介①~工場のビフォーアフター整理編~まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

不用品って不思議なもので
普段は職場の景色に溶け込んでいて
探そうと思わなければわからない

でも改めて探して!と言われると
意外と見つかるようになるものです

これが問題意識の訓練

 
本来、不要なモノが占めまくってる
職場を問題だと思わないほど
慣れてしまっている異常さ加減を
総点検する意味が大きいです

だからこそ3s活動で感性を磨く

とっても大切な要素なんです!

 

 

それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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