静岡聖光学院ラグビー部に学ぶ!3s活動の進め方とは?

静岡聖光学院ラグビー部に学ぶ!3s活動の進め方とは?

整理・整頓・清掃=3s活動を
しっかり定着することで
事業業績を向上させていく

それを見事に成果を出している
学校の部活があることを
皆さまはご存じでしょうか?

 

静岡聖光学院ラグビー部

 

彼らはなんと3s活動を導入するなど
先進的な取り組みを進めています

その静岡聖光学院ラグビー部の
3s活動の進め方とは
どのようなものか?

そしてどんな取り組みを
しようとしているのか?

今回はそんなお話です。

 

目次

なかなか理解されない3S活動の成果

3s活動って本当に凄いと
個人的には考えてます

ヒトとして、組織として
成長を促しながらも
職場を改善していくのですから
なんともパワフルです

 

でも取り組んだことがないと
美化運動に取り組むことが
何の業績をあげるのか?と

その有効性を信じない方が
かならず生まれてきます

 

でもそれはある程度
しょうがないところがありますよね

そりゃ自転車に乗ってみようと
挑戦すらしないヒトはおそらく
その利便性も楽しさも
想像できないですものね

 

でもこの3s活動にはそれを
実践して成果を上げている
組織はいくらでも存在しています

たとえば今回取り上げる

静岡聖光学院ラグビー部です

 

皆さまはご存じでしょうか?

ちょっとどんな学校なのか
確認してみましょう

静岡聖光学院について

静岡聖光学院のプロフィール
名称:静岡聖光学院中学校・高等学校
国公私立:私立学校
設置者:学校法人静岡聖光学院
校訓:紳士たれ
設立年:1968年
共学・別学:男子校
中高一貫教育:完全一貫制
課程:全日制課程
学期:2学期制
学期:2学期制
所在地:静岡市駿河区

 

静岡の駿河にある中高一貫校
私立の男子校のようですね!

2学期制は珍しいと思ったら
初代から3代目まで42年間
外国人が校長先生だったようです

そしてこの学校のラグビー部が
どうも全国的な強豪校との
位置づけであるようです

 

ラグビー部について

実は全国高等学校
ラグビーフットボール大会に
6回出場している強豪校です

同大会は野球でいえば甲子園
東大阪市花園ラグビー場で開催する
ラグビー選手の誰もが憧れる夢舞台

直近では2回戦敗退でしたが
それでも2年連続出場です

すごいことですよね!

 

でのこのラグビー部
実は先進的な取り組みが
有名なんですよ

静岡聖光学院のラグビー部の特徴

実はのラグビー部のコンセプトは
驚くことなかれ。。。
「時短部活」なんです!

皆さまは聞いたことありますか?
「時短部活」

 

具体的には
通常練習は火、木、土のみ週3回
時間も60分、長くても90分まで

バリバリの体育会系のイメージと
まったく違ってどちらかというと
働き方改革の方向性に似てますよね

 

ところが!
ただ楽なだけじゃないんですよ!

そりゃそうですよね
全国の強豪校が楽して手に入る
なんてことはありません

特徴1:役割分担がはっきりしている

時間が限られているため
どれだけ効率的に練習できるか
そのために何ができるかを自ら考え
いろいろと試していった結果
今のような体制になったそうです

でも、これはラグビー部だけでなく
この学校の風土なんだとか

 

部員は約60名で
監督やトレーナーなどが役10名

その部員の中では多くのリーダーを
設置して役割分担しているとか

具体的に説明するなら
キャプテン1名
バイス・キャプテン2名
主体性リーダー1名
海外チームとの渉外リーダー1名
オフ・ザ・グラウンド・リーダー1名
計6名で構成するリーダー陣があり

そのほかにも
スクラムリーダー
ラインリーダー
アナリストとしてデータ分析役など
自分たちで必要だと考える役割を
相談しながら決めているんだとか

 

本当に高校生なんでしょうか
すごいですね

特徴2:とにかく集中して練習すること

まずは全国大会に出場することが
大前提なわけです

そのための練習なのですが
60分しかないわけですから
徹底的に集中する必要があるんです

そのために設置した役割が
オフ・ザ・グラウンド・リーダー

 

勉強や環境整備、整理整頓、挨拶など
グラウンド以外のことを担当します

通常練習が短い時間しかないので
それ以外のことをクリアすることで
練習のはじめから集中できる体制を
取れるようにってわけです

特徴3:誰かが必ず何かのリーダー

「給水ボトルのリーダー」とか
「ボールリーダー」とか
詳細の一つひとつにリーダーを置いて
みんな必ず何かのリーダーになるよう
「一人1リーダー制」を決めています

それぞれが主体性をもつことで
やらされ感のない部活にしたいと

 

また主体性を持つことで
いろんなことに気づけるように
なってくる習慣がついたとのこと

『ラグビーという競技は
小さなスペースを見つけて
突破していくスポーツなので
いろんなことがプレイにつながる』
と、部員が話していたそうです

特徴4:3S活動に取り組んでいる

で、ここで登場するのが3S活動です

実は参考にしたのは広島にある
安芸南高校のサッカー部が3S活動を
取組んでいたのを真似したとのこと

「3S活動」で、整理・整頓・清掃を
練習前に行うことで
頭がリフレッシュされて
練習の最初から集中力の高い状態で
入れる効果があるとのことでした

 

やはり全国大会出場のゴールを
短時間練習でクリアするために
必要なことだと選択されるのが
3S活動の効果だというわけです

おわかりでしょうか?
もう少し説明を加えましょう

静岡聖光学院ラグビー部の3s活動の進め方

やはり難しい課題だと思うんです

全国大会に出場するには
静岡県の地区予選を勝ち進める
必要があるわけです

 

だけどライバルと比べて
圧倒的に練習時間が短い

じゃあ、どうすればよいか

 

徹底的にムダなのない
練習を集中して行えなければ
勝てる要素を見いだせない

では。。。
どうすればムダのない練習が
できるようになるのか

 

考えて、考えて、試して
有効だった手段を吟味したら
整理・整頓・清掃=3S活動が
残ったわけです

整理=必要なモノしかない状態を
整頓=無駄なく使える状態を
清掃=ピカピカな状態を
常に保てる環境づくりによって
5心を高めて集中力を養う

 

5心とは。。。
◯ 完遂する心
◯ 清潔に保つ心
◯ 感謝・思いやりの心
◯ 相手の注意を受け止める心
◯ いつもとの違いに気づける心

そして集中して練習するために
ムダなものを徹底的に削ぎ落します

 

それには全員の意識と価値観を
合わせていく必要があるため
対話や話し合いが重要になります

そうするとコミュニケーションが
活発になることからチームワーク
つまり組織力が高まっていきます

 

個人のチカラを高めると同時に
チームのチカラも高まるわけです

そりゃこのチームは強くなります

 

そうやってこのラグビー部は
3s活動を1人ひとりがそれぞれ
主体的に取組めるよう話し合って
3s活動を進めていったわけです

いやー、見習うべきところは
多いですよねー
 

今回のまとめ

短時間に集中してチカラをつける

難しい課題だからこそ
必要になったのがこの3s活動だった

そう考えればこの活動で
全国レベルを狙えるように
なるかもしれませんよ!

あなたの職場でもぜひ
この高校生の部活に負けないよう
実直に取り組んでいただきたいです

 

 

それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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