見える化とは何か?見える化の使い方と事例を知って3s活動レベルを上げよう!

見える化とは何か?見える化の使い方と事例を知って3s活動を進めよう!

3s改善を進めるにあたりまず最初に
問題を見える化することは大切です

そりゃ見えない問題にはどうやっても
対処することさえできませんよね

対処さえできないのであればもちろん
その先の改善を進めることも困難です

 
そこで今回は見える化とは何か?
見える化の使い方は?その事例は?

具体的な『見える化』の知識について
改めてご理解いただけると嬉しいです

今回も読み終えるまでの少しのお時間
お付き合いのほど宜しくお願いします

 

目次

見える化とは何か?

見える化とはいったい何でしょうか?

一般的に使われる言葉でもあるので
最初に辞書を調べてみましょう

 

見える化(読み方)みえるか


1 「可視化」に同じ。
2 情報や物事の全体が、誰にでも分かるようにすること。特に、企業活動で、業務の流れを映像・グラフ・図表・数値などによって誰にでも分かるように表すこと。問題を共有し、改善するのに役立つとされる。


出典 出典 デジタル大辞泉/小学館 より

 

とても分かり易い説明でよかったです

 
ここでのポイントは
『誰にでも分かるようにすること』
です

 
問題や異常ってとても難しくて
わかっているヒトには見えても
わからないヒトには見つけられません

そりゃそうなんです

わからないヒトにはそれを見つける
必要性もその問題意識もないわけです

 
ところが知っているヒトは
その知っている問題を探そうとして
その問題がどれだけ厄介か知ってます

だから見つけようと思うし
見つけられるよう訓練するんです

 
だから、それらの問題を仕組みとして
誰もが分かるようにするための工夫を
『見える化』と呼ぶようになってます

逆にこれを進めないと組織的に
問題がわからない職場になり勝ちだと
言ってしまっても乱暴ではありません

じゃあいったいどんな工夫があるのか
使い方や事例をいくつか紹介しましょう

 

見える化の使い方と事例

中小製造業の職場では
問題の見える化を図るために
さまざまなツールを使っています

QCD別に例として挙げてみましょう

 

Q=Quality:品質

品質とはお客様へ提供する価値のこと

その不良内容の見える化には
パレート図が使われています

QC7つ道具の使い方①パレート図の作り方を理解して重点度を明らかに

パレート図の事例

 
[この見える化ツールの詳細はこちら]

 
また不良発生の根源は作業や条件
あるいは材料のバラツキであるため
そのバラツキを見える化するために
ヒストグラムとのツールが使われます

ヒストグラムとは?作り方と見方をわかりやすく語ります

ヒストグラムの事例

 
[この見える化ツールの詳細はこちら]

 

C=Cost:価格・コスト

価格・コストはやはり原価です

製品別の原価がわかるようにするため
原価計算表という見える化ツールが
多く使われています

原価計算表の事例

原価計算表の事例


 

一方で作業の詳細を見える化のため
オペレーションリストを作成します

IE手法の7つ道具①タイムスタディ(時間研究)編

オペレーションリストの事例


 
[この見える化ツールの詳細はこちら]

 

D=Delivery:納期

納期を制御する工程管理でも
その計画そのものを見える化するため
生産計画表が使われています

生産計画表エクセルテンプレート

生産計画表の事例

 
[この見える化ツールの詳細はこちら]

またその進捗を見える化するために
あらゆるツールが導入されています

おそらくあなたの職場でも
独自に工夫した仕組みがあるはずです

ないと他社に比べて納期が守られない
職場になっているハズなのでちょっと
危うい状態になっているかと思います

 

見える化ボードを設置してみる

そんな多くの見える化ツールですが
3s活動など改善を進めるうえで
特に役立つツールがあります

それは改善進捗を見える化するための
『TODOボード』です

見える化ツール:TODOリスト

見える化ツール:TODOボード

 
このTODOボードはご覧の通りに
ただ模造紙やホワイトボードに
線を引いて項目を記入しただけの
シンプルなフレームです

改善を進めるために全員で
やるべきことを検討するまではよいが
それが忙しくて時間がなくてできない
なんてことはよく起きること

だからこそ、誰が何をしているのか?
取り組むつもりができていないのは
どのタスクなのか?

その進捗状況をとても分かりやすく
表すためのの見える化ツールです

 

TODOボードの使い方

活用の仕方もシンプルです

自分たちそれぞれがやるべきことを
付箋に記入して、それぞれ担当の
ToDoエリアに貼り付けします

そして対象作業に取り組む時に
ToDoエリアからDoingエリアに
その付箋を移動します

そして作業が終了したらその付箋を
Doneエリアに移動します

そうすることでそれぞれが
何の作業をするつもりで
何の作業を実行中で
何の作業が終わったのか?

その量も内容も見える化することが
できるようになるわけです

これを見に付くところに貼り出すと
不思議と業務に対する責任感が高まり
やるべきことを進めることができます

 

まとめ

こういった工夫ってのはやってみて
ダメだったらさらに工夫を凝らして
あるいは別の方法でも試して
しっくりくる方法を見つけていくもの

努力や工夫しない職場は残念ながら
他の職場にどうしても負けますし
くらーい雰囲気が漂ってしまいます

 
でも改善の風を誰もが仰ぐようになれば
また世界観が変わってくるはずです

あなたを含め、誰もやらない職場は
それなりに評価されるしかありません

だってあなたはそのチームの一員で
どうあがいても無責任では
いられないことが現実なのですから

 

 

それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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