品質管理の仕事内容とは?~製造業における提供価値を考える~
品質管理の仕事内容とは?~製造業における提供価値を考える~

製造業における品質管理ってどんな
仕事内容なんですか?とよく
工業系や理数系の学生に聞かれます

でも実際に品質管理の仕事内容を
たとえ品質管理の担当者であっても
簡単・正確に答えられるヒトって
ひと握りなのではないでしょうか?

 
そこで今回は品質管理の仕事内容は
いったいどのようなことなのか?
特に製造業における品質管理とは?

そんな価値提供に関わるテーマを
現場目線でお伝えしたく考えます

今回も読み終えるまでの数分間
お付き合いいただければ幸いです

 

品質管理とはなにか?

そもそも品質管理とはなにか?
一般的な意味合いは以下のとおり
 

品質管理(読み方)ひんしつかんり


 《quality control》企業で、製品の品質の安定化と向上を図るための管理。QC。


出典 デジタル大辞泉/小学館 より

 

とってもシンプルで当たり前すぎて
内容が入ってこないかもですね、笑

つまり
○ 製品の品質を安定化させる
○ 製品の品質を向上させる

そのための管理なんだってことです

もう少し踏み込んでいきましょう

 

製造業における提供価値とは?

我々は製造業ですのでお客さまに
製品をつくって納品しています

お客さまにとってその製品は
一定の価値を満足させることを求め
我々はそれを具現化するのが仕事

つまり我々が良い製品だと思っても
お客さまが満足するかどうかは
別問題というわけです

 
だからこそお客さまが求める価値を
我々はどこまでも追求することで
他社比較でもって選ばれる構造を
維持しつづけることが大切です

 
『お客様から選ばれる製品づくり』
『選ばれるだけの価値を提供する』

ことがどれだけ重要か?

この記事を読んでいるあなたなら
十分ご理解のことだろうと思います

ようするに。。。

 
その価値そのものが品質と呼ばれ
安定化させ、向上させるために
品質管理ができる体制の整備が
製造業には必須だということです

 

品質管理の仕事内容

ではそんな品質管理を任された者の
仕事内容はどんなものでしょうか?

 

品質管理に必要な2つの機能

品質管理には以下の2つの機能が
必要とされています

 

品質管理に必要な2つの機能
機能1:工程内で不良品を作らない
機能2:後工程に不良品を流さない

 

これらについて
もう少し補足しましょう

 

機能1:工程内で不良品を作らない

まずは不良品を作らないということ
ま、当たり前のことなんですけどね

 
誰しもが『不良をつくろう』
思って作業してないとは思います

だけど不良品は発生してしまいます

 
多くのヒトがそれは不注意だろう?
なんて考えてしまうのが間違いです

多くはヒトの責任ではないのです

生産活動には4つの要素が存在します

 

生産活動の4つの要素:4M
MAN(作業者)
MACHINE(設備)
MATERIAL(材料)
METHOD(方法)

 

【4Mの詳細解説は以下をご参考に】

 

これらの要素が安定していること

それが当たり前である職場には
品質を管理することはできません

なぜなら。。。
実際は4要素の変動具体の組合せで
製品の品質は大きく影響を受けるから

です

 
つまり製品の出来栄えは常に
変動していることが大前提で
これらを適切に管理することが必要

バラツキを押さえる

まずはこの機能が必要となります

 

機能2:後工程に不良品を流さない

次に必要な機能は
後工程に不良品を流さないことです

 
製品のバラツキが規格外に出たら
それが不良品との判断になります

それを作業した工程内で気づかずに
後工程に流れ、そのまま気づかずに
お客さまにところまでいったら
不良品を買わせたことになって問題

 
だからせめてお客さまに渡る前に
できれば作業後に見つけるための
しくみづくりが必要
となります

 
一般的に言う『検査機能』です

 
検査機能には、良品チェックと共に
バラツキ具合のチェックも必要です

そのバラツキの推移によって
関係する4要素の変動を関連づけて
バラツキの最適化を行うことが大切

これはご理解いただけますよね

 

品質管理に必要な2つの手段

品質管理に必要な2つの機能
○ 工程内で不良品を作らない機能
○ 後工程に不良品を流さない機能

これら機能を十分に満たせる
しくみづくりが品質管理の仕事
です

そのために多くの品質管理体制で
使われている手段は以下の2つです

 

品質管理に必要な2つの手段
手段1:組織の成長サイクル:PDCA
手段2:検査機能の最適化

 

 

手段1:組織の成長サイクル:PDCA

品質管理は、品質管理担当が独自で
行動しても意味がありません

教科書どおりに対策を打っても
仮説が正しいか検証できないから
現場のヒトは信用しません

 
だから逆に現場のヒトに考えるよう
組織的な行動を促すことが役目です

そのため組織の成長サイクル:PDCA
を使うことが多いです

 
【PDCAの詳細解説は以下をご参考に】

 

個人ではなくチームを
責任の主体に置き換えることで
変な責任感で押し潰されることなく
客観的に現象を分析し対処できます

そのことにより個人学習の域を超え
チームで情報を集め共有して
多様な視点でアイデアを量産します

これからは誰かの優秀なリーダーに
頼ったリーダーシップではなく
全員の才能を開花させる新しい
成長・進化が求められる時代です

なんとなく、おわかりですよね

 

手段2:検査機能の最適化

さきほども説明したとおり
後工程に不良品を流さないために
良品判定とバラツキ具合を確認する
検査機能が必要となります

そのためにはどのような検査機能が
最適なのか?を考える必要があります

たとえば以下の選択が代表的です

 

破壊検査と非破壊検査

検査方法には2つの種類
破壊検査と非破壊検査があります

前者は検査サンプルを破壊しないと
調べられない強度や摩耗性の検査

後者は検査サンプルを破壊せずとも
調べられる寸法測定や性能検査

など

 

全数検査と抜き取り検査

検査サンプルの抽出方法にも2方法
全数検査と抜き取り検査があり

工程が安定しているかどうか
工程能力指数の管理ができてるか
などによって選択が変わります

 
【工程能力指数は以下をご参考に】

 

 

品質管理の仕事内容とは?まとめ

品質管理の仕事内容は書いたとおり
個人で進めるべきものはほぼなく
この組織を、チームを、会社を
どう成長させるか?

そのゴール設定のしくみづくりに
関わる内容であることはご理解
いただけたのではないかと思います

 
だからもし、品質管理の担当で
専門職だからと孤独を感じるなら
ほぼ仕事はできていないということ

真摯にご自覚いただいたならば
まず他の従業員、あるいは上司に
この記事を読んでいただいたうえで
ぜひ意見交換から始めてください!

気づいたあなたでないと
なんの変化も起きないでしょうから

 

 

それでは今日はここまでです

今後とも宜しくお付き合い下さい☆

長文乱文を最後まで読んでくださり

いつもありがとうございます♪

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すべてはあなたの笑顔のために

 

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