QC活動のまとめ方~発表資料づくりの前準備について~

QC活動のまとめ方~発表資料づくりの前準備について~

QC活動を実施した後その活動実績を
まとめることはとても有意義です

なぜならQC活動は問題を解決しようと
チームメンバーがよってたかって
試行錯誤を繰り返します

つまり自分達は活動の当事者なのです

そのためその活動を客観的に
振り返ることでまた違った学びを
獲得することができるのです

ではそんなQC活動のまとめ方
あるいは、それを元にした
発表資料のつくり方について
今回はお話していきましょう

 

目次

QC活動をまとめる時の留意点

QC活動をまとめる時にどんな点に
留意すれば効果的になるでしょうか?

【QC活動をまとめる時の3つの留意点】
留意点1:QCストーリーで振り返る
留意点2:その時の瞬間を想像する
留意点3:次回への改善点を考える

以上、3つの観点で説明を進めます

 

留意点1:QCストーリーで振り返る

やはり活動として辿ってきた
QCストーリーの5つのステップ

この通りトレースしながら
振り返ることが大切です

もちろんその当時のことを
思い出し易いこともありますが
それよりのこの問題解決のステップを
何度も何度もトレースすることで
メンバーの潜在意識に
染み込ませることにつながるからです

自動車の運転のように
馴れない時は健在意識を使って
注意深く操作していますが
馴れてしまうと潜在意識を使って
まるで自分の体の一部のように
取り扱うようになるあの感覚です

つまりごくごく自然に問題解決の
方法が身についてくる

そしてメンバー全員がそれを知れば
その回転スピードも自然に早くなり
どんどんと改善を進んでいくような
職場になっていくことを期待します

 

留意点2:その時の瞬間を想像する

QC活動ではさまざまな問題解決の
ステップを踏んできたと思います

生まれた成果をさらに大きくするため
どんな場面でどんな判断をした結果
現在の成果獲得につながったそか

その成功要因を抽出していきます

その時のことを思い出す時に
できるだけその瞬間、瞬間を
リアルに思い出して頂きたいのです

なぜなら現実に判断した時と
それを思い出す時の自身の立ち位置は
やはり微妙に違ってきますよね

 

そのため、できるだけ同時のことを
しっかりと思い出して
どういった感覚がどうのよう判断を
生み出していったのか?

ありありと思い出すことで
リアリティのある改善現場での
振り返りが可能となるはずです

その現実的な振り返りが
次なる改善点の成果を高めます

 

留意点3:次回への改善点を考える

やはり振り返った結果
次回への改善点が生まれるように
考えていきます

このゴール設定をしてから
振り返りを行っていった場合
振り返るメンバーの意識の中に
さらなる高みを目指そうとする
イメージが生まれてきます

そのイメージをしながら抽出する
改善点はより有効なものになるはず

これらの留意点を意識しながら
QC活動を振り返ってまとめていきます

 

QC活動のまとめ方

QC活動をまとめ方はQCストーリーの
『型』ごとに以下の4ステップを
ディスカッションしてまとめます

【QC活動のまとめ方の4ステップ】
STEP1:やったことをまとめる
STEP2:良かった点をまとめる
STEP3:悪かった点をまとめる
STEP4:改善案を考える

このステップもひとつずつ
解説していきましょう

 

STEP1:やったことをまとめる

まずどんな活動をしたのか?
それぞれQCストーリーごとに
まとめていきます

それぞれどんなデータを取って
どんな分析をしたのか?

その結果、どんな意見が出て
どんな改善につながったのか?

など、より具体的にまとめていきます

 

STEP2:良かった点をまとめる

次に良かった点をまとめます

いろいろ感じるところは一人ひとり
違うはずですよね

あるヒトが悪いと思ったことでも
違うヒトは良いと思うかもしれません

けれども前向きに楽観的でOKです

メンバーが感じた良かったところ
全部入りまでまず活動したことを
お互いが称賛していただきたいです

 

STEP3:悪かった点をまとめる

良かったところをまとめて
メンバーの意欲が高まったところで
次は悪かった点を抽出していきます

こちらはどちらかというと
よいよい活動にする目的で
あえて指摘するとしたら。。。
とのスタンスで進めていきます

つまり理想と現実とのギャップを
ここで明らかにしていきたいわけです

 

STEP4:改善案を考える

悪かった点がはっきりしたら
それぞれの改善案を考えていきます

そのことで次回の活動が
スムーズにレベルアップ可能な
環境を整えることができます

 

QC活動のまとめ方~発表資料づくりの準備について~まとめ

さてQC活動のまとめ方については
ご理解いただいたでしょうか?

ではそれらがまとまったら
このまとめを元に発表資料づくりに
移っていくことになりますが
この『まとめ』のレベルの如何で
発表資料の出来栄えも
メンバーの学習度合いも
大きく影響を受けます

そのためしっかりと活動のまとめを
取り組んでいただければと思います

 

 

それでは今日はここまでです
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては御社の発展のために
すべてはあなたの笑顔のために

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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