整理・整頓・清掃の3S活動を
再スタートする前やその進行中に
トップからスローガンを作れと
指示が飛ぶことがあると思います
でもそのスローガンっていったい
どうやって作ればいいのか?とか
何のために作るのか?とか
それで効果がでるのか?とか
基本的なことは分からないですよね
それに3S活動っていったい何のために
実施しているか目的を知らない場合は
作りようがありません
【参考情報】>3s活動の目的とは~職場磨きは心磨き~
そこでこの
3S活動スローガンを作る本当の目的
そしてその効果的な作り方にについて
説明してまいります
3s活動スローガンを作る目的
3S活動のスローガンって何のために
作るのでしょうか?
【スローガン:Sloganとは】
標語,合言葉などと訳され,特定の主張を広く人びとに浸透させるために,その意図を簡潔に表現した言葉。その語源は,ゲーリック語のsluagh ghairm(〈ときの声,集合合図の叫び〉の意)で,本来,スコットランド高地人などが危急のさいの呼集のためにあげた声であった。今日,スローガンは商業広告から交通安全,防犯,そして政治的領域にいたるまで使われている。一般にスローガンは,覚えやすく,口にしやすいということが重要であり,簡潔性,印象性,適時性などが重視される。引用元:世界大百科事典 第2版 / 株式会社平凡社 コトバンク
上記によれば
特定の主張を広く人びとに浸透させる
その意図があるということ
つまり3S活動を進める目的
あるいは3S活動で得られるメリット
そんなことを思い浮かべるような
活動の合言葉だということですよね
要するに3s活動の後押しをする
そんな目的で作るわけです
3s活動スローガンを作る効果
では3s活動のスローガンを作ったら
いったいどんな効果が得られるのか?
まず3S活動を行われていることを
そのスローガンに触れると思い出します
職場に大きく貼り出してある
朝礼で3S活動のスローガンを宣言
誰かからスローガンの意味を聞かれる
そうやって何度も触れることで
3s活動のことを意識して身近に感じる
ことができるようになる
それがこのスローガンを作ると
得られるメリットのひとつです
整理・整頓・清掃ってね
何も手を打たなければ軽んじられます
軽く見られて普通の作業と比べて
優先順位がずーーーっと低くなる
自然に任されればそうなるわけです
そりゃそうです
整理・整頓・清掃ってのは
技術が必要な作業ではなく
誰でもできる仕事だと
考えてしまうからです
学校では小学生でもやっている
市役所では掃除担当がやっている
家庭では母親、妻、家族がやっている
誰でもできる簡単な仕事。。。だと
思われているんです
でも実際は。。。
難しいんですよね
1人ではできる整理・整頓・清掃も
組織的に大規模にしかも全員参加で
取り組む活動ともなれば
それぞれの価値観をあわせていく
そんなプロセスが必要になります
その時に効果を発揮してくれるのが
このスローガンなわけですよ
ではそんな効果を最大化させるための
3s活動のスローガンの作り方を
説明してまります
3s活動スローガンの効果的な作り方
まず3S活動のスローガンは
以下の手順で作っていきます
【3s活動スローガンの作り方3つのステップ】 ステップ1:3s活動を納得してもらう ステップ2:理想的な職場を描いてもらう ステップ3:スローガンを考えてもらう |
それではこのステップで何を狙って
どういったことを進めるのか
説明していきましょう
ステップ1:3s活動を納得してもらう
まずは3s活動そのものに
賛同いただくことが必要です
まずここをクリアしなければ
スローガンそのものもカタチだけに
なってしまいます
そのため3S活動の講師に研修依頼
社内で勉強会を開催で学習
トップからの活動の主旨の説明と
協力依頼のメッセージを発信する
従業員にアンケートを実施して
意識調査と面接をおこなうなど
手段はいろいろあります
いずれにせよ皆さま自身が
3S活動に肯定的になっていただく
必要があります
その上で次のステップに移って下さい
ステップ2:理想的な職場を描いてもらう
できれば従業員全員が集まった場所で
不可能ならアンケートを活用して
全員の声を反映した理想的な職場を
描いていただきます
働きやすい
清潔
明るい
ピカピカ
安全 などなど
皆様がイメージする理想的な職場を
できるだけたくさんの人の声で
表現してみます
そうすると間違いなく
素晴らしい理想イメージが出てきます
そしてそれをグルーピングするなど
いくつかのカテゴリにまとめます
この作業でもって自職場の
ゴールイメージが固まることに
つながります
そしてそのイメージを固めながら
次のステップに移ります
ステップ3:スローガンを考えてもらう
理想的なイメージが固まったら
そのイメージを達成するための
スローガンを考えていただきます
その条件は以下のとおり
【3S活動スローガンの条件】 1.みんなが共感できる(パワフルキーワード) 2.高い理想を盛り込む(究極の、徹底的など) 3.20文字程度(シンプルに) |
できれば個人でしばらく考えたうえで
何人かでその案をグルーピングして
できるだけ多くの素晴らしい言葉を
盛り込んだスローガンを完成させます
3s活動スローガン効果の最大化を図る
この方法によってできるだけ多くの
人が考えた言葉が入ったスローガンを
作り上げることができます
そうすると身近に感じる言葉が
たくさん散りばめられたスローガンの
効果はとても高くなります
なぜなら職場の理想イメージを固めて
その実現を図るための言葉を捻出した
自分自身の言葉、ないし仲間の言葉が
使われているスローガンなんです
どこかからコピペした信念でなく
自分たちが考えたポリシーが
大きく貼り出されているわけです
いやー、もうそうなれば
自分にウソはつきにくいですよ
3s活動スローガンをさらに効果的にする工夫
では3s活動スローガンをつくった後
ある工夫をすればさらに効果を
高めることができます
その工夫するポイントについて
整理していきたいと思います
【3s活動スローガンをさらに効果的にする3つの工夫】 工夫1:職場に大きく貼り出す 工夫2:機会をつくってスローガンを読む 工夫3:スローガンに触れる機会を増やす |
どんな工夫なのかをもう少し
補足していきます
工夫1:職場に大きく貼り出す
目立つ場所に大きく貼り出して下さい
プラスチック等でボードを作って
天井から吊り下げる
大判で印刷して壁に大きく貼り出す
予算がなければ、一文字ずつ印刷して
壁の上の方に貼っていく
否が応でも目に入る
本気で3S活動を進める意気込みを
必ず意思表示していただきたく
工夫2:機会をつくってスローガンを読む
3S活動に関わる機会には必ず
スローガンを読み上げるようにします
朝礼で3S関連の報告をする時に
『◯◯◯◯◯』のスローガンで
進めている3S活動ですが。。。
3S活動のミーティング開始時に
では最初にスローガン斉唱です
では今日は◯◯さんからお願いします
など工夫をして定型セレモニーとして
組み込むと照れもなくて良いです
工夫3:スローガンに触れる機会を増やす
さらにスローガンに触れる機会を
増やす工夫をしていきます
例えば、3S活動のミーティングの
ホワイトボードには常にスローガンを
貼り出しておくとか
営業会議の資料の余白部分に
小さく3s活動スローガン:◯◯◯◯
などと印刷しておく
予算があればスローガンを印刷した
ノベルティを作って従業員に配るなど
いろいろと工夫はできますので
それぞれの職場に合った方法を検討し
実施してみてください
3s活動スローガンの作り方とその目的と効果についてまとめ
3s活動スローガンを活用した意識強化
いろいろと工夫することで効果を
強めることができますので
ぜひ試していただければと考えます
それでは今日はここまで
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆
長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪
すべては企業発展のために
すべてはみんなの笑顔と元気のために