皆さま、初めまして。エネルギーや脱炭素をベースに、会社を変革する専門家、井上 和茂(いのうえ かずしげ)です。
「乾いたぞうきん」は嘘だった。1億円のシステムを導入するため、経営支援の世界へ
私は長年、大手エネルギー会社で働いてきた電気の専門家です。工場のエネルギーシステムを改善すべく、機器開発を進め、工場にシステムを導入して来ました。
日本の製造業においては、エネルギー効率という面で驚くような実態があります。よく「日本は乾いたぞうきんを更に絞るように省エネを進めて来た」と言われますが、これは全くの嘘八百です。実際には、エネルギー効率が低い工場がまだまだ多いのです。私は、日本のエネルギー効率を上げ、その成功例を海外に広げることで、世界のエネルギー効率を上げられないかと考えてきました。
しかし、システムの投資額が1億円規模になることもあり、「良いシステムです」というだけでは、なかなか導入が進みませんでした。そこで考えたのが、「システムの投資回収を可能にし、新たな成長戦略に繋げるための『経営計画』も含めて、私が作れないか」ということでした。
こうした経緯があり、ゴリゴリの技術屋であった私が、中小企業診断士の世界に飛び込んで来ました。
その後、原価管理、価格転嫁、経営再建、事業承継など、さまざまな仕事の経験を積みました。この世界は課題が山ほどあり、勉強することも山ほどあります。エネルギーや脱炭素をベースにしながら、中小企業の支援で相乗効果を出していければと思います。
100ヶ所以上の工場を見て確信したこと。「社風の良い会社は必ず儲かる」
私はこれまでに、全国の100か所以上の工場の生産現場を見て回った経験を持っています。殺伐とした現場も、温かい現場や真摯な現場も見て来ました。
その時痛感したのは、「社風の良い会社は必ず儲かっている」ということです。社員同士で助け合うことのできる会社は、かならず利益を出していました。社員同士で話し合い、協力しながら仕事を進める社風が、いかに大切かということを経験から学びました。
私は、会社の社風を良くできる中小企業診断士になりたいと思っています。
もちろん、エネルギーや脱炭素、原価管理、価格転嫁、経営再建などにも取り組みますが、最も重要なのは、「社長や社員で話し合い、協力し、試行錯誤しながら前に進んでいける組織」をいかに作れるかだと思っています。かつて訪問した工場で出会ったような、温かい現場を作ることに貢献できればと思います。
4つの難関資格と「数字に基づく合理性」。現場の無駄と「原価」をあぶり出す
私は中小企業診断士ですが、同時に技術士であり、電気主任技術者でもあり、エネルギー管理士でもあります。非常に間口が広く、「何でも来い」という状態です。
ガチガチの技術者の世界で生きて来たので、ひたすら数字を元に合理的な判断をすることは得意中の得意です。また、工場にはさまざまな生産工程があると思いますが、かなりの所まではフォローすることができます。エネルギーの無駄がどこにあるかも、的確に指摘することが可能です。
今、私が特に課題だと思っているのは「原価管理」です。
原価が把握できていない会社は非常に多いと感じます。「価格転嫁」と言っても、原価管理ができていなければ前に進めるのはしんどいでしょう。とはいえ、原価管理にいきなり大きな労力は掛けられないので、まずは大雑把に掴むところからスタートし、ステップバイステップで精緻化を進めていく支援を行います。
企業へのメッセージ:中小企業こそが日本を支えている。共に現場から未来を変えましょう
色々な課題にぶつかり、頭をひねり、皆さんと議論をしながら課題を解決することに、私はいつもワクワクしています。課題は尽きませんが、成功事例は確実にありますし、メーカーも日々色々な開発を行っています。
「日本の産業競争力が低下した」「海外に負けている」といった話もありますが、私は、日本の産業競争力は、本当に身近な現場の改善に支えられていると信じています。現場の改善ができるかどうか。そして、皆で知恵を出し合い、継続的に改善を進めて行くことができるかどうかに懸かっているのではないでしょうか。
まずは、地元の会社の支援をさせて頂き、成功事例を作り、それを拡げて行くことで、日本の産業競争力の向上にまで辿り着ければと思います。
そして改めて思うのは、「中小企業が日本を支えており、日本の産業競争力を支えている」ということです。そう考えると、中小企業の社長は重い責任を背負っておられますし、私ども支援者もまた、重い責任を背負っています。
その責任を真摯に果たして行ければと思います。共に泥臭く、現場から未来を変えていきましょう。


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