コストダウンセミナーの参加者の皆さまへ
先日はコストダウンセミナーに参加された皆さま、大変お疲れ様でした。
セミナーの中味はいかがだったでしょうか?
このWEBサイトでは、セミナーの中で予告をしていた資料ファイルを皆さまにお渡しするとともに、セミナーの中味をさらっと振り返りをしていただければと考え、構成してみました。
皆さまの会社を強くするために、何かしらのお役に立てるなら幸いです。
3分程度の振り返りです。
しばらくお付き合いくださいませ。
(なお、配布資料の入手先はこのページの一番下です)
コストダウンセミナーの振り返り
先日のコストダウンセミナーの中味は以下のとおりでした。
2.原価管理とはいったい何か?
3.みんなで取り組むコストダウン活動
4.中小製造業は必須!!ライバル研究のススメ
5.激変!今後、展開されるテクノロジーについて
6.本日のまとめ
少しだけ内容について思い出してみてください。
1原価管理が築く強い会社づくり
(1)企業間競争の現実
我々は常に
競争環境の中に身をおいていることを
意識しておく必要があります
自社からお客さまに価値を提供し
お客さまから選ばれている事実
そして競合他社も同様に選ばれています
でも本質的には同質の競争ではなく
「これならNo.1!」
他社にはない技術などの
当社ならでは個性・特徴に
Q:Quality=品質
C:Cost=価格
D:delivery=納期 の
基本的な実力をかけ合わせたもの
さらにQ・C・Dそれぞれの
バランスも会社によって変わる
大切なのは
これまで守ってきた信念を変えずに
それぞれが正常進化させていく
つまり守るべきことを改めて見つめ
それ以外をだいたんに変革できる会社が
強い会社であるということです
そしてそんな企業には取り組むべき
3つの使命があります
(2)事業がもつ3つの使命
企業という存在は個人という
違う価値観のヒト達が集まった
人間の集合体
この団体を維持するには
経済面と組織面という
2本の柱が必要です
これはどちらかが弱まれば
この集合体は崩れ落ちます
そのためこの2本の柱の
バランスを取る『しくみづくり』が
企業運営だと言えるのです
そのために必要な3つの使命があります
それは以下のとおりだとお伝えしました
経費を圧縮(=利益創出)するしくみづくり
組織パワーを強める(人財育成)しくみづくり
つまり経済面の2つの使命を
集団のチカラでクリアしていく
強靭なチームを育てる使命もまた
重要だということです
そのため取り組むべき方向性として
今回の原価管理があげられます
2原価管理とはいったい何か?
原価管理とは
原価引き下げ目標というゴールを設定し
原価計画を立てるなどの管理を言います
つまり原価を引き下げていくための
活動全般のことです
そんな原価管理体制を整備するには
一般的に以下の3つのステップがオススメです
STEP2:原価低減活動の開始
STEP3:原価管理体制の改善
もう少し補足すると
STEP1:原価の見える化
コストテーブルを作成して
現在の原価構成を明らかにします
STEP2:原価低減活動の開始
3S活動(5S活動)、QC活動、IE手法など
職場に改善を施す取り組みを定例化します
STEP3:原価管理体制の改善
それぞれ定着した原価管理体制を
改善を進めてさらに進化させます
3みんなで取り組むコストダウン活動
(1)シンプルに原価を見える化する方法
たくさんある経費科目をシンプルに
【材料費】【労務費】【その他経費】の
3つに区分して
それぞれ製品毎の原価を表現します
【材料費】は必要な材料を
すべてライナップして算出
【労務費】は予め計算した『賃率』に
加工時間を掛け算して算出
【その他経費】も同様に
予め計算した『時間レート』に
加工時間を掛け算して算出します
まずはそのことにより
売値=見積書の内容と比較することで
製品毎に違う全体の原価構成を見たり
収益の良し悪しを判断できるようになります
(2)コストダウンの3つの方向性
コストダウンの方向性を
効果の高いものから3つ紹介します
①複数購買
1社でなく複数社と取引して情報を獲得する
②良品率の向上
品質管理を強化して、不具合品発生を防ぎます
③加工時間短縮
問題点を見える化して、解決策を実施します
そしてそんなコストダウンの取り組みは
以下のようにシンプルに
スタートさせることをオススメします
(3)コストダウン活動の進め方
コストダウン活動はは以下のとおり
シンプルに3ステップで進めます
STEP1:対象製品を決める
パレート図を作成するなどで対象製品を決める
STEP2:原価構成を調査・分析する
コストがかかっている項目を調査・分析する
STEP3:対策について話合う
どうやってコストを下げるのか?を話し合う
加工時間の短縮に使えるECRSとは?
ECRSとは改善案を検討するにあたり
その代表的な着想の4視点を
頭文字で表したものです
Combine:統合と分離
Rearrange:交換
Simplify:簡素化
つまりこの4つ切り口で検討することで
漏れなく改善案を検討できます
詳しくは以下を参照ください
4中小製造業は必須!!ライバル研究のススメ
うちにはライバル企業は存在しない
そんな社長が多いですがそれは正直
自社の実力を買いかぶりすぎです
世の中には素晴らしい会社は多くあり
それらの良い部分をとことん吸収する
そんな意味でも
ライバル会社を研究することは
とても重要な活動です
そのためぜひ以下の参照元を探って
できるだけ情報を集めてみてください
○ホームページ掲載情報
○求人サイトなど採用募集情報
○同業者からの口コミ情報
○東京データバンク等調査会社
⇒この他に情報企業多数あり
これ、やってみると意外な発見が
多く見つかることが多いので
ぜひ試してみてください
5激変!今後、展開されるテクノロジーについて
今後のテクノロジーの変化は凄まじいです
これを味方に付けるか、敵に回すかで
今後の業績は大きく左右されます
ぜひそのためにも積極的に
企業を支援する機関に連絡して
詳しい情報や支援を入手してください
6本日のまとめ
○ 我々が取り組むべき3つの使命を理解する
○ 時代変化の3つの波がすぐそこまで来ている
○ 原価管理とは原価引き下げる管理活動のこと
○ まずは材料費、労務費、その他の3つで区分する
まずはパレート図を作成して
対策すべき製品を設定し
コストテーブルを作成して
会社の皆さまで議論して下さい
こうして知識を得ただけで
職場が変わることはあり得ません
まずはあなた自身が
行動を起こすことから
スタートさせてください
配布する関連資料について
最後に配布する関連資料は以下のとおりです
2.IE手法の説明資料
3.コストテーブルのエクセル資料(簡易版)
4.パレート図のエクセル資料
5.働き方改革法8項目の「適用時期」と内容の一覧
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ぜひ資料やデータ等をご活用いただき
強い会社づくりへのステップを
進めていっていただければ幸いです。
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すべてはあなたの笑顔のために