3s活動の目的~なぜ3s活動を進める必要があるか?その目的を知る~

5s活動の目的~なぜ5s活動を進める必要があるのか?その目的を知る~

あなたの職場では3s活動はしっかり
実行できているでしょうか?
なぜ3s活動を進める必要があるのか?
その目的を共有できてますでしょうか?

今回はそんな3s活動の目的について
しっかり整理していきたいと思います

この3s活動は仕事を進める上で
大切であることは理解できているけど
なかなか徹底できていない職場が
多いのが実状です

『いや!ちゃんとできている!』
『我が社はそれだけはやれている!』
『うちはしっかり取り組めてます!』
そう従業員が胸を張れている職場は
いまだかつて出会ってません

これほど基本的な仕事は他にないのに
それほど継続することが困難なのです

ほんと、悩ましいですよね

でも安心してください

できていない職場には
それなりの理由が存在しています

問題なのはそれを知らないだけ
ちゃんと続かない原因を
押さえてないだけなんです

今回は見えてそうで見えていない
3s活動が継続できない秘密について
お話していきたいと思います

 

目次

3s活動が続かない理由

さて、ところで
あなたの職場ではどんな理由があって
活動が続かないのでしょうか?

まずはその要因を押さえていくことが
とても重要ですよね

そこで多くの職場で挙がる
3s活動が続かない理由は以下のとおり

【3s活動が続かない3つの理由】
理由1:しっかり目的を理解してない
理由2:3s活動の方法を知らない
理由3:仕事の中で優先順位が低い

もう少し詳しく説明しましょう!

 

理由1:しっかり目的を理解してない

3s活動は仕事の基本です

しかしその仕事の基本であることも
認識していない従業員も多いですし
仕事の基本と3s活動の関係や重要性を
理解しておられない職場も多いです

つまりほとんどの場合
『言わなくてもわかるだろう』
『そんなこと説明が必要か?』
『小学生でも知っていることだ』
説明の重要性を軽視してしまって
わざわざ解説することをしていません

そのため、
なのために3s活動をするのか
3s活動が進めばどんないいことが
職場に起こるのか?のイメージが
従業員全員にないわけです

そんな状態で3s活動を進めましょう!
と強烈に活動を推進していっても
そりゃ他人事ですよね

この活動目的の理解が弱いことが
まずは1つ目の理由です

 

理由2:3s活動の方法を知らない

次に理由として挙がるのは
3s活動の方法を知らないことです

いざ3s活動を開始します!と宣言して
活動がスタートしても
その方法がわからないと
ただ掃除するだけの
活動となり勝ちです

 

3s活動は工夫が大切です

そしてこの3s活動は改善事例が豊富で
まずはマネから始める職場がほとんど

そのためその参考になる改善事例
つまり3s活動を進める方法がわからず

お家でやっている掃除のやり方を
職場でも展開しようとしてしまうのが
多くの職場の実態なわけです

ま、それはそうなりますよね

知らないのですから

 

理由3:仕事の中で優先順位が低い

3つ目の理由は、色々仕事をする上で
3s活動そのものの優先順位が低いこと

『いま、忙しいからあとでやろう』
『それよりもやるべき仕事がある』
『掃除しに来ているわけじゃない』
なんて本音はよく聴こえてきます

でも本当に問題なのはこの本音が
顕在化しないことなのです

ほとんどの従業員は
最初は真面目に取り組みます
本音を隠したまま従順に従います

でも本音を隠さないヒトが出ると
その考え方は知らない間に伝染して
いろいろなそれらしい理由をつくって
やらないヒトが増えていきます

ヒトは弱い

やらない理由が見つかればついつい
安きに流れていってしまいます

 

3s活動を続けるために必要なこと

3s活動が続かない理由がわかれば
あとは対策を施すことができます

なので上記の3大理由に関わらず
しっかり自職場の理由を把握下さい

まずはアンケートを作成して
全員に提出してもらって
推進メンバーで整理して原因を特定し
対策を話し合ってください

そして3s活動が続かない原因と対策を
全員に発表して理解を得たうえで
再度仕切り直すことが必要です

そして必ずそれに加えて
これから述べる3s活動の目的を
全従業員に伝えてほしいです

 

3s活動の目的とは何か?

3s活動の目的はもちろん
職場を良くすることです

ではどのように職場を良くするのか?
イメージは以下の3つです

【3s活動を進める3つの目的】
目的1:清潔な理想的な職場をつくる
目的2:着実に仕事のレベルを上げる
目的3:個人と組織のチカラを高める

これらを全従業員と共有することが
全員が同じゴールを目指すスタンスに
整えることが、とてもとても大切です

ではこの3つをもう少し詳しく
解説していきましょう

 

目的1:清潔な理想的な職場をつくる

1つ目は清潔な職場をつくること

あなたはいかがですか?

清潔な職場と汚れた職場と
働くのにどちらが気持ち良いですか?

後者を選ぶヒトは少いと思うんです

できればみんな素敵な職場で働きたい
そう思っているはず

でもそれって誰かがキレいに
してくれるのではなく
自分達の仕事だということを
強く認識していただきたいのです

 

そりゃね、どこか清掃業者を呼んで
経費をかけてきれいにすれば
職場はキレいになりますよね

でもそれはその一瞬だけで
働くヒトの意識が変わらなければ
次の日からまた汚れていきます

 

それではダメなんですよ

 

自らの行動で職場がキレイになって
それを維持するための工夫を凝らす

そうして職場を使う全員に
理想的な職場にしよう!
そしてそれを維持していこう!
という意識が高まっていかなければ
清潔な職場なんてのは実現できません

そんな意識の高い職場を目指すのだと
そういう目的があることを
まずは全員に理解して欲しいわけです

 

目的2:着実に仕事のレベルを上げる

仕事のレベルとはつまり
Q:Quality(品質)
C:Cost(価格)
D:Delivery(納期) の
3つの顧客品質をしっかり確保できる
そんな仕事の『質』のことを指します

これらQCDレベルを向上させる
仕事の『質』を上げることが
2つ目の目的です

改めてQCDについて
おさらいしていきましょう
 

Q:Quality(品質)

品質とはお客さまが希望する要望を
商品を提供することで満足させる

そのためにはしっかり商品品質を
つくり込んでいく必要があります

ある商品は良かったけれど
ある商品はダメだったということが
起こらないようバラツキを抑えます

 

ヒトによって、設備によって
環境によって、天候によって
あらゆる変動要素に対して
どのように安定させるのか?

それを考えて考えて考え尽くして
最適な商品つくり方を見つける

そのためには決めたこと
決められたことを徹底して守りながら
その最適な方法を改善していく

つまり改善方法を自ら生み出して
それを徹底して守っていくという
そういった組織的な仕組みづくりを
この3s活動で進めたいわけです

 

逆に言えば仕事の基本である
3s活動でさえも徹底できない職場は
品質もバラバラである可能性が高い

なぜなら、決めたことも守れず
改善も進まない職場だからです

品質を高めるための空気感を
3s活動で高めることも
目的のひとつだということです

 

C:Cost(価格)

価格対応レベルを上げるためには
経費削減・原価低減が必要となります

原価を構成するのは大きく
材料費,労務費,外注費,減価償却費等

もちろんこれを低減するには
あらゆるムダを削減していきます

 

【参考記事】整理・整頓・清掃がもたらすムダ取りの効果

 

このムダ取りを進めるにはやはり
改善を進めようとする空気がなければ
ただトップが気付いた部分だけしか
原価低減が進まないこととなります

それでは現代の企業間競争に
勝てるわけはありませんよね

 

同じ価格で販売しても
ある会社では利益が出るでしょうし
ある会社では赤字が出ます

その違いはムダが少い職場なのか
ムダが多い職場なのかの違いです

そのことに気付いて従業員全員で
寄ってたかって改善できる職場と
一部のトップだけで取り組む職場

10年後にはどれだけの差が付くか
皆さまも想像ができますよね

ムダを省くやり方を見つけて
その方法を徹底して守る職場づくり

そのために3s活動はとても有効です

 

D:Delivery(納期)

納期対応レベルを向上させるためは
前述のムダを省いてつくりはじめて
納品するまでの時間:リードタイムを
短縮することができます

そのうえで、商品ができるまでに
あとどれくらいかかるのか?を
見える化していくことが必要です

どれが間に合いそうで
どれが間に合いそうにないのか?
その状況をモニタリングできる仕組み

納期管理をするうえで
この仕組みの有無はとても大きいです

 

なぜならこの状況がわかれば
納期遅れはほぼ発生しないですし
急な納期変更にも柔軟に対応できます

そのモニタリングシステムは
1度では完成しません

どのやり方がベストか?は
試行錯誤を繰り返して
その作り方に合わせたカタチに
チューニングしていく必要があります

つまりこの納期管理においても
改善を進める職場の空気が重要であり
見つけた最適な方法も徹底して守る

そんな職場でなければ最適な方法を
見つけることができないのです

 

目的3:個人と組織のチカラを高める

3つ目の目的は個人と組織のチカラを
高めることです

さきほどのQCDレベルの向上は
事業の根幹を構成する大切な要素です

これらを上げていくためには
個人のチカラと組織のチカラの2つ共
育てていく必要があります

それぞれ詳しくお話しましょう

 

個人のチカラとは何か?

個人のチカラとはそのままで
ヒト一人の改善能力を指します

個人のチカラは各々の意識レベルに
依存します

ヒトは機械ではありません

そのため理想的な姿を描けば描くほど
ヒトはそれを実現しようと動きます

その理想的な姿を描くためには
朝出社して退社するまでの現実の世界
つまり既成概念を覆す必要があります

ほんとはどんな職場で働きたいか?
何の制約もなければどうしたいのか?
あなたの最高の職場とはどんな職場?

まずは現状を無視した理想像を想像し
そこを本気でゴールとして置ければ
そのヒトは最高のパフォーマンスを
引き出せるはずなんです

そのゴールを導き出すために
次の組織のチカラをつかいます

 

組織のチカラとは何か?

ヒト1人のチカラはたかが知れてます

それはなぜか?

自分で決めた約束は
破ってしまい勝ちだからです

だけど周囲に対して話す言葉は
守る必要がありますし守りたいです

だって自分は周囲にとって
良い存在でいようとしますから

そのため何人かで話し合って
合議で物事を決めて、対策を考える

そうするとそれを守ることが前提で
守ろうとするチカラが働きます

一人でやろうと思ったことと
皆の前でやります!と言ったことでは
実行率に違いが出てきますよね

 

そのため、推進メンバーで決めて
それを進めると全員の前で発表する

そのことがとても組織運営にとって
大切にことであると同時に
この組織のチカラを使うことを
3s活動を進めることで習得したい

それが3つ目の目的です

 

3s活動を維持するための重要ポイント

さきほど説明した3つの目的を
しっかり全員に理解いただくだけで
大きな躍進力となり得ると思います

そのうえでやはり3s活動とは何か?

多くの改善事例を知るためにも
しっかり学習する機会が必要です

前述したように何をすればよいか
わからなければ、お家の掃除と
同じ感覚となってしまうからです

 

よく観察してみてください

家族の中でも掃除に積極的なのは
一部のヒトだけですよね

同じようにお家の掃除の感覚で
3s活動に取り組むヒトも多いのです

 

そりゃ、継続しないですよね

 

ですから、何をどう進めるのか?
赤札作戦の進め方や
整頓の改善事例の数々
そして清掃の進め方などと学習して
そのとおり実践してみる状態を
つくることからはじめたいのです

そのためにはそんな情報を受け取って
実施するチャンスが必要となります

だから集まって学習して
全員のまえで自分が実施することを
宣言する機会が必要なのです

そしてそれをちゃんと取り組めたか
発表できる機会があればなおGoodです

ぜひ試してみてくださいませ

 

3s活動の目的~なぜ3s活動を進める必要があるのか?その目的を知る~まとめ

いかがだったでしょうか?

我々は多くの職場を診てきました

実際に3s活動ができている会社は
できていない会社にはやはり
違いが出ていると感じます

その違いはわずかでもあれば
数十年後には大きな実力の差となって
事業の成否を決めてしまいます

ぜひ比較的簡単な3s活動から
個人と組織のチカラを上げながら
QCDレベルと向上させると同時に
清潔な理想の職場を実現させて下さい

 

 

それでは今日はここまでです
今後とも宜しくお付き合いください☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては企業発展のために
すべてはみんなの笑顔と元気のために

 

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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